今の仕事が嫌すぎて転職したいと考える前に何から始めるべきか

今の会社に入社して数年が経過しました。仕事がイヤで辛くて、転職を考えています。

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・現在の転職市場はどういったトレンドなの?
 ・転職をする前になにを考えるべきなの?
 ・実際に転職活動に入るときにどんなことをすべきなの?
 ・転職全般のことについて知っておきたい

この記事の初稿は2021年2月中旬でした。

一般的に転職活動は、

  • 夏季賞与支給後の8月過ぎ
  • 冬季賞与支給後の12月過ぎ
  • 新年度が始まろうとする3月ごろ

これらの3つの時期に盛んになる傾向が強いと言われています。

なかでも、8月と12月は転職の動きが活発化すると言われています。

最近は会社側も常に人材不足の問題を抱えているので、時期を気にしなくなりつつあります。

また求職者側においては、「転職」そのものに対する意識の面でハードルが下がってきています。

終身雇用が浸透していた時は転職に対してマイナスイメージがありましたが、最近はプラスイメージが強くなってきている部分もあります。

本記事はあくまでも全体的なことです。

また、コロナウイルスの状況もあり、セオリーとは違うかもしれませんが、転職を意識する前に気を付けるべきことを書かせていただきます。

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正社員で転職を希望する人には依然として厳しい状況が続いている

あくまでも全体的な傾向の話です。

コロナウイルスの影響で会社を取り巻く財政環境は非常に厳しいものがあります。

会社の規模や業種を問わず、厳しいと言われています。

経営的に厳しい会社であれば満足に採用活動を行うことができず、控える傾向があります。

職種や業界によっては、中途採用の募集を中止している会社も少なくありません。

いったん、コロナ禍が終息して、求人募集全体のボリュームは復調傾向で求人件数は大幅に増えてきています。

採用数自体は増え、求人案件を見つけることに対しては困らなくなりつつあります。

ただし、正社員の募集となれば話は変わります。

また、応募獲得に苦戦する会社であっても、採用基準を落とす方向には進んでいません。

全体的な傾向を理解した上で転職活動に取り組んでいくことをオススメします。

特に総務部門などの間接部署、管理職の求人は大きく減っています。
会社の中で直接的な利益を生まないと考えられている部署への転職は、さらに厳しさを増しています。

するべきこと①…転職理由をもう一度考えなおす

本日の記事は、転職したいなと意識し始めている人を対象とした内容です。

転職活動の中で、面接は避けて通ることのできないハードルでもあります。

面接では、「転職をしようと思った理由はなぜですか」と必ず聞かれます。

僕自身も転職活動のなかで、転職理由を聞かれなかった会社は1社もありません。

会社はその理由が合理的かどうか、明確な理由や意志があるかどうかを見ているのです。

その質問にはっきり答えて、納得してもらうためにも、もう一度自分自身を見つめなおす必要があるのです。

退職理由あるある
・職場環境が悪い
・待遇に不満
・自分がやりたい仕事とは大きく異なる
・将来に期待が持てない
・家庭の都合
・早期退職、退職勧奨
・人間関係が悪い

転職の理由はもちろん、人それぞれです。

退職を希望する理由をもう一度、考えてなおしてみてください。

今の自分や、現職の会社では「絶対に」解決できないのかどうかを考えなおす必要があります。

退職理由があやふやな場合や、きちんと口頭で説明できないのであれば転職を急いではいけません。

するべきこと②…きちんと計画を立てる

在職中の方にとっては、現職から得ている給料所得は貴重な生命線です。

思い立ったが吉日のような感覚で、無鉄砲に退職をしてしまうと後悔しても遅いです。

次の会社が決まらず生活費がなくなってしまったり、「とりあえず」みたいな転職をすることがないように転職計画を立てておく必要があります。

計画を立てるべき項目
・いつまでに転職をするつもりなのか
・会社に籍を置きながらの転職活動なのか、退職をしての転職活動なのか
・希望業界・職種は決まっているのか
・どんな方法で転職活動を進めるのか
・円満に退職ができるのか

また、在職中の場合、一番ネックとなるのが採用選考を受ける日程(曜日)です。

休みが取得できるのか、就業の時間と面接時間の調整は可能かといったポイントです。

急な休暇の取得、早退など強硬手段を迫られる時がいつかはやってきます。

最近は、オンラインでの面接実施も増えています。

とはいっても、最終面接までオンラインで面接が受けられる会社はまだまだ多くありません。

どこかで一度は会社訪問しなければいけないのです。

するべきこと③…自分の状況を客観的に再認識する

会社に在籍していれば、少なからず会社にとって必要な役割を果たしているはずです。

環境にも慣れてきているはずです。

会社や職場環境のいいところも、悪いところも見えているはずです。

いいところが多少なりともあるのであれば、残るべきか、去るべきかをきちんと考えた方がいいでしょう。

今の会社では絶対ダメなのか、成し遂げたいことはできないのか。

慎重に検討すべきです。

自分にとって100%完璧な会社だとか、自分の思い通りになる会社なんてありません。

結局、どこかのラインで割り切って考えなければならないことが多いものです。

「隣の芝生は青く見える」と言われる通り、ほかの会社は良く見えます。

ほかの会社の内情を知らないから、良く見えるだけかもしれません。

会社は、社員として中に入って初めて「よく知ることができる」ものです。

転職して、前の会社よりも悪くなってしまったというケースも十分あります。

全部悪くなってしまうケースは少ないかもしれません。

こっちは良くなったけど、あっちは悪くなったということはよくあるという気持ちの整理も大切です。

それでも決心が付いたら行動あるのみ

いろいろ考えて心が決まったのであれば、あとは行動を起こすのみです。

転職活動でネックになるのは大きく3点です。

  1. 応募書類の内容
  2. 面接試験(特に最終面接)対策
  3. 筆記試験(SPI・適性検査)対策

面接試験はある程度数をこなさないと、なかなか慣れることができません。

ふだん面接を担当している人事担当者であっても、自分が面接を受ける立場となると話は別です。

一般的には正解に近い解答だとしても、人事担当者や会社によって正解・不正解が変わることも注意が必要です。

面接試験の内容や、応募書類の中身は自分では判断が付きにくいもの。

客観的に第三者に見てもらう必要があります。

そのため、転職活動の一環として転職エージェントに登録しておくことをオススメします。

できれば複数に同時登録しておくとより効果的です。

特に模擬面接、応募書類のブラッシュアップに関しては大きな力になってくれます。

転職エージェントについては過去記事に書かせて頂きました。

複数の転職エージェントに掛け持ち登録をオススメする理由

履歴書や職務経歴書についても過去記事をお読みください。

最終役員面接で落とされる原因は能力不足とは限らない【中途採用】

【フォーマットあり】書類選考通過率の悪い職務経歴書【中途採用】

【まとめ】転職についての判断はとにかく冷静に考えてから実行するべき

転職理由は人それぞれ、現在おかれている境遇も人それぞれ、全く同じ人なんていません。

仮に同じ会社であったとしても、全く同じ境遇の人はいません。

熟考して、それでも転職をしたいのであれば、あとは結果に向かって頑張るのみです。

仮に自分が一番信頼している人に相談をしたとしても、最後に決断するのは自分自身です。

転職エージェントは立場的に転職することを促してきますが、焦って判断してはいけません。

せっかく動くからには後悔することなく、前向きにチャレンジしたいものです。

本記事のまとめ
 ・コロナ禍で採用数は増えており、転職しやすいように思えるが難易度は全く下がっていない
 ・転職を意識する前に考えるべきことがある
 ・考えるべきことは①転職理由を再考、②計画を立てる、③自分の状況を理解する
 ・転職をサポートしてくれる転職エージェントの存在は大きい
 ・転職について最後に決めるのは自分自身
 ・飛び出す勇気や思い切った行動も、ときには転職には大切なことだったりする

本日は以上です。

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