転職エージェントに重複登録しておいた方がいい理由をいくつか書きます

転職希望の方向け

どちらかと言えば、管理職(候補)向けの転職活動の時に転職エージェントという役割を果たしてくれる人たちがいます。一般的には略して、エージェントと呼ばれることが多いです。なぜ、エージェントを活用した方がいいのか、どういう接点を持つことになるのか、今回はあくまでも一般論として書かせて頂きます。転職エージェントの活用法みたいなものについてお伝えしたいと思います。参考程度にお読みいただければと思います。

転職エージェントってどんな役割をする人たちなのか

テレビとかでも聞いたことはあるかもしれませんが、エージェント(agent)って日本語に訳すと代理人のことを指します。

プロ野球選手が代理人を立ててメジャー球団との交渉に入った、年俸の交渉を代理人が行う、といったことを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、僕たちは一般人です。なかなか、そんなことを言われても想像がつきにくいものです。

そもそも会社との契約更新などあまり経験しません。会社との契約交渉を自分以外の他人が行うなんてまずありません。ぼんやりとしか分からないのはこのためです。

格好よく「転職エージェント」と呼びますが、ざっくり言えば、これから転職を希望する会社と自分自身の橋渡し役を専門に行っている人が転職エージェントだと思ってもらえれば、大体正解です。

少し2つの視点から見てみましょう。

  • 転職を志望する企業に対して、いろいろな打診や個人のアピールをしてくれる
  • 募集案件を紹介してくれる
  • 応募書類の書き方や添削をしてくれる
  • 面接のアドバイスなどをしてくれる
  • 転職活動に活かせる採用全体の動向などのアドバイスをしてくれる

と、いろいろな面で頼れる存在です。

  • 応募者を1次的にふるいにかけてくれるので、応募者全員の選考を行わなくていい
  • 選考結果を代わって連絡してくれる
  • 果実(応募者)を定期的に運んできてくれる

と、企業側からも頼れる存在なんです。

どんな会社、どんなエージェントが実際にあるのか

どういった会社がエージェントとしての働きをしてくれるのでしょうか。何社か挙げておきます。

リクルートエージェント

リクルートは日本で一番大きなHRの会社だと思っていいと思います。そのリクルートが持っているエージェントサービスがリクルートエージェントになります。

転職サイトにも同じことが言えるのですが、よく「No.1」だとかサイトに書いてあることが結構あると思います。評価項目が違ったり、調査会社が異なったりするので、信頼度の目安の1つにする程度に留めておいた方が無難です。僕自身はそのように見ていますので、全幅の信頼を寄せているわけではありません。

全部、信じてたらNo.1が多すぎて困ってしまいます。

僕自身は複数のエージェントに登録しています。

リクルートエージェントを通じた応募エントリーが一番多いです。エージェント自体の質的なものに対する個人的な満足度は高い方です。

マイナビエージェント

リクルートと同様に自社で求人メディアも運営しているマイナビ。運営している求人サイト数だけで言えば、リクルートよりも多いです。

ちなみに、新卒市場ではリクナビとマイナビは肩を並べる存在です。どちらが優位かという質問をされることもありますが、評価基準が異なれば結果も異なるので、一概には答えられません。先ほどの「No.1」と同じことが言えます。

JACリクルートメント

JACも非常に大手の会社になります。上場・非上場だけで決めつけるのはあまりオススメできませんが、東証一部上場企業になります。

ランディングページだけ見ると、先ほどのリクルートエージェント、マイナビエージェントよりも高年収層になります。とは言っても、同じような高年収層のエージェントは各社が運営していますので、好みや志向の問題だけだと思います。

転職エージェントの利用方法について

では実施に、どのようにして転職エージェントを利用したらいいのでしょうか。実際に僕自身が転職希望をしていた時期があり、経験則も含めて書かせて頂きます。

複数のエージェントに登録すべき

僕は、できるだけ複数の転職エージェントに登録をした方が良いと思っています。ここで大切なのは、あくまでも「登録」ということであって、応募自体を複数のエージェントからする必要はありません。給料面は、「基本的に」同じはずなので、エージェントが違うから待遇が変わるということは気にしなくていいです。

複数のエージェントに登録する理由は大きく2つあります。

まず1つ目は、担当アドバイザーとの相性の問題です。

向こうも採用成功を成果として仕事しています。力を入れるべき候補者、そうでない候補者をきちんと分けて順位付けをしています。転職希望者は成果を出すために一生懸命取り組みます。コミュニケーションが取りにくいエージェント、的外れな事を言ってるのではないかと感じるエージェントもときどきいらっしゃいます。

自分が信頼できないエージェントではいけないということです。疑問を持ったまま選考に臨むなどともやもやした転職活動はオススメできません。

もう1つの理由は、応募書類に対するアドバイスはそれぞれ違うけど、たくさんのエージェントから多角的に見てもらうことで見直しを図ったり、より自分が正しいのではないかと思える応募書類(とくに職務経歴書)を仕上げることができるからです。

僕自身が複数登録しているので、とくに強く感じたメリットをそのまま書きました。

求人票の内容は、基本どこのエージェントでも同じであることが多いです。ごくまれに重複していない案件を時々見かけますので、ひょっとしたら運よく見つけることができるかもしれないということにも期待です。

登録がゴールではない

たくさんの転職エージェントに登録したからと言って、あなたの転職成功率が上がるかと言えばそれは間違いです。残念な話ですが、それだけは忘れてはいけません。

理由をお話したいと思います。

  1. そのエージェント独自の募集案件というのは基本的にありません
  2. エージェント内で選考があるケースがほとんどであり、通過条件はどこのエージェントでもほぼ均一

この2つの壁が立ちはだかっているのです。

まずについては、募集企業側も候補者の選択肢を広げるために、いろいろな転職エージェントに網を張ります。最低でも3社くらいは声を掛けるものです。エージェント各社から応募オファーはもらうけど、実は同じ求人案件ということが多々あります。というか、そんなことしかないような気がします。

次にについてです。恐らく先方の企業から、適格要件を事細かに言われているのだと思います。年齢、キャリア、人物像、あまり的外れな候補者を送り込めば、エージェントに対する評価が下がってしまうので要求に対しては誠実に応えようとするものです。

結果として、どこのエージェントから申し込んだとしても、よほどのことがない限りは結論は同じになってしまうという仕組みなんです。

登録後には、もっともっと険しい道のりが待っているのです。

【まとめ】複数登録で確率底上げ&レベルアップ

この記事を読まれている方は、現に転職エージェントを使われていたり、これから使おうという段階の方が大半ではないでしょうか。

転職エージェントっていうのは成功報酬型の会社です。入社した段階で、受け入れ先の企業からエージェントに対してお金が支払われる仕組みになっています。相場としては、想定年収の1/3ほどです。

年収が300万円の案件であれば報酬100万円、600万円であれば報酬200万円。採用を行う企業からすれば、ものすごい負担になります。だからこそ、通常の採用選考以上に人選が高い基準で行われるのです。

それよりも厄介なのは、その募集ポジションに対して、充足を急いでいない企業の割合の方が高く、良い人がいればラッキーだなというくらいのスタンスの企業が多いので余計に内定を勝ち取ることを難しくさせているのです。

年収が下がっても良い、どんな仕事でも良いというスタンスであれば別ですが、大半の方は違います。今よりも良い条件で働きたい、今のキャリアをさらに磨きたい、そんな人からすれば心が折れそうになるかもしれませんが、是非内定を勝ち取って欲しいなと思います。自分の目標とするステージで働けるチャンスがあるのであれば、積極的にチャレンジしていくべきです。

本日のまとめ

中途キャリア採用で転職したいと考えている人には必須の存在ともいえる転職エージェント。利用するメリットは大きいので、複数のエージェントに登録だけはしておいた方が得策です。最後に残るのは自分自身が信頼できるエージェント、相性の合うエージェントということになりますが、複数登録してこそ初めて見つかるものです。採用内定までいくつかの高いハードルはありますが、心が折れないように頑張りましょう。

本日は以上です。

プロフィール

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