求人広告あるあると言われる文章増量で効果が得られるのか検証しました

採用について

求人メディアの営業担当の人と話をしていると、どの担当者も自社のメディアの非は認めたがらない傾向が強いなと感じます。営業という仕事をする上では当然のケースなんだろうと思いますが、募集条件が悪かった、とか原稿の内容が薄くて訴求力が低かった、などと言って片づけられることが多くあります。今回は、原稿内容を変えることで本当に応募改善が図れるのかを検証してみました。参考程度にお読みいただければと思います。

採用担当者あるある(求人広告の営業担当ネタ)

当たりまえですが、営業の担当の方って、自社のメディアの悪口は基本的に言いません、認めません。

これが非常にもどかしく感じる時もあるのですが、基本的にはこちら側に責任転嫁をしてくる人が多いなと感じます。会社名やメディアの名前は別にして、実際に言われたことのある言葉は次の通りです。

  • 募集条件が悪く、不人気案件なので応募が得られなかった。(時給が安い、立地が悪い、交替勤務)
  • 同業他社の案件と比べて見劣りするため、応募者が他社に流れてしまった。(待遇面)
  • 掲載オプションを付けていないため、他社の原稿に埋もれてしまった。(表示順位)
  • 原稿内容が薄く、応募者に対する訴求力が低かった。(原稿内容)
  • 前任の営業担当者がつくったプランの訴求力が低かった。
  • 募集時期が悪かった。
  • インターネットから応募があったものの、ファーストアクションまでが長く、応募者が流れてしまった。
  • 夜間・深夜帯に応募を受けたが、応対が出来ずに応募者が流れてしまった。

こうして挙げられた原因のうち、「原稿内容が薄く、応募者に対する訴求力が低かった」に今回は着目してみました。どれが正しい、間違いという観点は別にして、何事も出来ることから取り組みをしなければいけません。そのなかで、比較的取り組みやすい内容である「原稿内容の改善」を図ってみます。

内容を見直す前の原稿

今回は、採用ホームページにおける効果改善を狙います。他の求人メディアでも対策内容としては同じになります。

写真は実際の原稿です。

実際の求人原稿(2020.9.29時点)

こちらの案件は、人口の少ないエリアにある交替勤務案件ということで、エリア的にも、仕事の内容的にも採用が難しい案件の1つです。

内容を見直した後の原稿

実際に原稿内容を変えたものと見比べてみてださい。

新旧原稿でABテスト実施

実際に経験則からのテコ入れになります。

求人原稿の見直しと言っても基本的には、「GoogleやYahoo!などの検索エンジンにしても、indeedや求人ボックスなどのアグリゲート型サイトにしても求人原稿の内容のボリュームを増やして、ユーザーが検索した際により引っ掛かりやすく(表示してもらいやすく)しましょう」というスタンスの下に行うのがセオリーだと言われています。

ものすごく、ざっくり言ってしまうと「原稿の文章量を(的確に)増やしましょう」ということになります。そして増やした案件が下の画像になります。

リクオプ
リクオプ
リクオプ
リクオプ
実際の求人原稿(2020.9.30時点)

僕が属している会社名の判別、取引先(今回は派遣先)の判別に繋がる恐れがあることから一部黒塗りさせて頂きました。原稿のボリュームは改善前の10倍くらいは増やしてあります。

原稿作成の際に意識した内容

僕が原稿作成の際に意識したことは1点だけ、「とにかく文章や原稿内容のボリュームを増やすこと」、たったこれだけです。なぜかというと、2点のポイントがあります。

  1. アグリゲート型求人サイト内の検索エンジンサイト内SEO)を意識
  2. 応募者ファーストの視点に立つのが応募獲得のセオリー

アグリゲート型求人サイト内の検索エンジンを意識

アグリゲート型サイトにしても、検索エンジンにしてもボットは文字(特に単語)の情報を吸い上げると聞いたことがあります。それだけ多くの文字数を原稿に使うことで、利用者が検索した際に引っかかりやすくする意図があります。

ただ単に、仕事の内容や給与面の待遇だけを掲載しているのは時代遅れの原稿になります。

もう少し分かりやすく説明するために、少し極端な例を用います。ほとんど改善してないように見える人も多いかもしれませんね。

改善前の原稿改善後の原稿
・時給1500円の仕事
・組立検査
・土日休み
・時給1500円の軽作業
・自動車部品の組立検査
・土日休み、祝日休みではない
・入社祝金あり
・交通費支給

例えば、ある人がアグリゲート型サイトで検索をしたとします。入力した検索ワードと一致するものは文字の色を変えてあります。ここで検索ヒットすると考えてもらうとわかりやすいです。

入力した検索ワード改善前の原稿改善後の原稿
Aさん組立 ✖ 土日休み・時給1500円の仕事
組立
土日休み
・時給1500円の組立、軽作業
・自動車部品の組立検査
土日休み、祝日休みではない
・入社祝金あり
・交通費支給
・社員寮あり
Bさん自動車 ✖ 製造・時給1500円の仕事
・組立
・土日休み
・時給1500円の組立、軽作業
自動車部品製造工場での組立検査
・土日休み、祝日休みではない
・入社祝金あり
・交通費支給
・社員寮あり
Cさん時給1500円 ✖ 社員寮時給1500円の仕事
・組立検査
・土日休み
時給1500円の組立、軽作業
・自動車部品製造工場での組立検査
・土日休み、祝日休みではない
・入社祝金あり
・交通費支給
社員寮あり
Dさん祝日休み・時給1500円の仕事
・組立検査
・土日休み
・時給1500円の組立、軽作業
・自動車部品製造工場での組立検査
・土日休み、祝日休みではない
・入社祝金あり
・交通費支給
・社員寮あり

このように原稿を作りこみすることで、検索ヒット率を上げようという取り組みになります。たった少しだけの変動でも、一定の成果が期待できます。

応募者ファーストの視点

実は、アグリゲート型サイト(indeed・求人ボックスなど)と検索エンジン(Google・Yahoo!など)は共通部分がたくさんあります。文章だけで伝えられることには限界がありますので、写真を多用したり、映像を組み込んだりするのも有効な手段です。

情報を細かく・的確に伝えることが、応募を促すことと、入社後のミスマッチに双方に役立つのです。

【まとめ】すべきことをして、あとは結果を待つ(継続検証が必要)

ボリュームの少ない原稿は2020.7月~9月末までの3ヶ月間掲載して応募は3名でした。

全員面接に至らずという結果で、採用は0件でした。

この記事だけではまとめができませんので、一度2020年10月度の結果を別の記事で書かせていただきました。本当に結果に結びついたのかどうかは別記事をお読みください。採用担当の人にとって有益な検証になればと思います。

本日のまとめ

求人原稿への応募があるか、ないかはいろいろな条件や要素によって決まるものです。自分たちでなんとかなるケースと、正直なんともならないケースがあります。基本的には複合的に決まると言っていいと思います。今回は、自分たちでなんとかできるケースの1つである原稿改善に取り組んでみました。原稿のボリュームを上げれば応募に繋がるケースもあるので、いろいろなところに広告費だけ落としていくのではなく、お金をかけずにできることから取り組んでみることをおすすめします。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ採用主任

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  • 面接1,000名
  • 電話応対25,000名

人材会社に在籍しています

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