求人サイトのトレンドになりつつある採用課金や応募課金の相場について

求人メディア

採用の窓口として仕事をしていると求職側の電話だけでなく、求人メディアを運営する会社から営業の電話を受けることが必ずあります。求人誌や求人サイトに掲載していると、その募集を見て顧客獲得のために電話をもらいます。一般的な求人サイトは掲載課金といって、掲載1回ごとに掲載費をお支払いするものですが、最近は採用課金や応募課金と言ったタイプの求人サイトも増えてきました。そのことについて少し書きたいと思います。

採用課金や応募課金って何のことですか

過去記事になりますが、採用についての単語の中にも入っていますので、お時間がある方は一度お読みください。

前書きで少し書きましたが、今まで求人サイトにしても求人誌にしても1回掲載ごとにお金を支払う「掲載課金型」の求人メディアが圧倒的に主でした。

最近は、時代の変化の中でこんな声が出てきました。

  • 「応募がない・採用ができないのに、なぜ当然のようにお金を払わなければいけないのか?」
  • 「新しくオープンした求人メディアだから、知名度もないのに高い金額を払って掲載するにはリスクがある」

採用すること自体が難しくなると、求人メディアへの掲載に不満が出てきます。お金を払っても採用出来ないケースが多々あるからです。新しくオープンとなった求人誌や求人サイトに掲載課金として支払いをすることに懸念を示す人が出てきます。新しいサイトということで集客の面でリスクがあるので様子を見たいからです。

そんな声に応えようとして生まれたシステムが応募課金型・採用課金型の求人メディアになります。

  • 応募課金型:1件応募があった段階で所定の金額を支払うスタイル
  • 採用課金型:1件採用があった段階で所定の金額を支払うスタイル

応募課金にしても採用課金にしても、求人誌ではアナログすぎてカウント集計することが難しいので求人サイトの課金システムとして運用されています。

応募課金や採用課金の相場っていくらなの?リサーチしてみました

募集する社員区分だったり、サイトによって金額は異なるものです。実際にリサーチしてみました。

僕が知っていて、さらに知名度が高いと思われるサイトを選びました。

マッハバイト

主な採用対象短時間勤務
種類応募課金
目安金額50,000円/応募
早期退社に対する返金なし
月間訪問数(SimilarWebより)173万
2020.11.27現在

エリアや掲載案件数によっても若干金額が異なりますので、個別相談となります。

東京95,000円~、大阪80,000円~、愛知60,000円~です。(出典:マッハバイト

僕の個人的な見解になりますが、アルバイト向けのサイトの部類としてはかなり割高な印象があります。採用課金でこの金額であればまだ納得できるところです。

Tジョブ

Tジョブ
出典 Tジョブ
主な採用対象フルタイム社員
種類採用課金
目安金額200,000円/採用
早期退社に対する返金あり
月間訪問数(SimilarWebより)1,500未満
2020.11.28現在

採用課金のサイトになります。

金額は雇用区分によっても異なりますが、正社員は200,000円、それ以外の区分は100,000円です。リスク軽減のために、入社日から30日以内の退職で50%、60日以内の退職で30%の返金制度があります。

ジョブリンク

主な採用対象派遣社員
種類記載なし
目安金額非公募
早期退社に対する返金記載なし
月間訪問数(SimilarWebより)3万
2020.11.29現在

オフィシャルサイトには情報がありませんでした。

僕自身が、営業提案を受けた内容としてはランディングページプランでの掲載でした。目標としては応募課金で15,000円以下を目標とするといった内容でしたので、明確な金額設定というのがないかもしれません。会社規模だとか、業種によって変動するのかもしれません。

しゅふJOBパート

主な採用対象短時間勤務
種類応募課金
目安金額5,500円/応募
早期退社に対する返金記載なし
月間訪問数(SimilarWebより)3万
2020.11.29現在

応募課金のサイトになります。

僕が見たのは東京版ですが、こちらのサイトも全国展開されています。短時間パートがメインなので、応募課金のサイトとしては、だいたい相場通りではないかと思います。

PROSEEK

主な採用対象全雇用区分
種類掲載・応募・採用課金
目安金額基本0円
早期退社に対する返金記載なし
月間訪問数(SimilarWebより)7万
2020.11.29現在

一般的な掲載課金も、応募課金、採用課金も全部に対応できる数少ない求人サイトです。

オフィシャルサイトには基本0円と書かれていますが、あくまでも基本のプランが0円というだけであって、恐らく有料プランで掲載していくのが一般的なのかもしれません。

実際、僕自身は応募課金5,000円、採用課金50,000円をターゲットにしましょうといった内容の営業を代理店から受けていますので、0円で全て行うのは結構ハードルの高い理想論なのかなと思います。

掲載に関心がある場合は運営会社に問合せして確認すべき

応募課金にしても、採用課金にしても、サイトや条件によって金額がブレます。

オフィシャルサイトにも「●●円~」と書かれていたり、「掲載案件数により変動します」と書かれていたりするからです。

実際にどれくらいの掲載件数を予定しているのか、どういった掲載プランがあるのかによって大きく変動しますので、しっかり事前に打ち合わせが必要になります。

ある程度、こちらの意向を伝える必要もあります。

メディアによっては掲載課金、応募課金、採用課金のミックスで運営されているものも多くあるので、各会社に問い合わせてみるべきです。自分の会社専用のオプションみたいなものも恐らく提示を受けるはずです。

【まとめ】応募課金・採用課金の相場っていくらなのか

職種、勤務地、待遇などによって採用単価は変わるものですが、大体の相場としてはこんな感じです。

社員区分応募単価(円/人)採用単価(円/人)
アルバイト・パート5,000円1~2万円
社員系(派遣・契約)3~5万円5~10万円
社員系(派遣・契約)
採用困難な案件
3~15万円10~20万円
一般正社員3~10万円10~30万円
技術系20~40万円50~100万円
僕の経験則からの単価相場です

僕の経験則からの金額になりますので、もちろん的確でない部分もあるかと思います。参考程度にお読みください。

僕自身は人材サービスの会社に勤めています。

また、愛知県を主な勤務地とする会社で、どちらかと言えば軽作業系の案件を主に扱っていますので、たとえば技術派遣なんかの案件だとまた結果は当然変わります。職種によっては社員系の案件の5倍~20倍くらまでのレンジになると言われています。

他社の状況まで見ていくのも一手ですが、煩雑で母数の確保に時間がかかり過ぎますので、基本的には自社内だけで完結して考えるべきです。

最近は、応募する側は複数の会社を掛け持ちしているケースが圧倒的です。採用にかかるコストを気にする会社にとっては、採用課金タイプの求人サイトが望ましいです。

本日のまとめ

過去の採用コストをきちんと分析して、それよりも下回ることが出来そうであれば、応募課金・採用課金を導入すべきです。一方、上回ってしまいそうであれば、導入は見送った方が無難です。一般的に採用難易度が高いと言われている職種は採用課金を導入した方、そうでない職種は応募課金を導入した方がいいでしょう。サイトの中には早期退職に伴う返金制度を設けているものもありますので、活用しましょう。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ主任

  • 会社説明会3,000名
  • 面接1,000名
  • 電話応対25,000名

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