最近の募集方法はオウンドメディアを使った手法に移行しつつあります

オウンドメディア

求人募集をする際に、まず何をしたらいいのか全く分からないなどという採用担当者はいないと思います。しかし、最近のトレンドがよく分からない、掴みきれないという人は決して少なくないと思います。僕は17年間、採用という仕事に関わってきましたので、分かる範囲内で少し時代の変化だとかトレンドみたいなものにも触れておきたいと思います。参考程度にお読みいただければと思います。

過去の仕事の着地点は求人メディアに掲載をすること

僕が採用に関わるようになった最初のころ、今から17年くらい前になりますが、そのころはある意味で非常に楽でした。なぜかというと、求人誌だったり求人サイトだったり、いろいろありますが、とにかく掲載してガリガリ採用を進めていくことが主な仕事だったからです。

もちろん、その後の結果分析だったり、次回に向けた振り返りの場は必要でした。

しかし、まだまだ紙のメディアを中心に掲載していたり、掲載プラン自体も今ほど多くなく、細かい分析なんてできませんでした。そのため、あまり深いことを考えたことがありませんでした。求人誌に掲載する場合だと、求職者の目に止まるのも、応募してもらうのも、正直「運」が先行する問題だったと記憶しています。

どの企業よりも目立つように大きく掲載する、何度も掲載するという確率論の底上げみたいな問題はありましたが、本質は運でした。

求人誌▶求人サイトにトレンドがシフト

大きなトレンド変化が起こり、求人誌から求人サイトに主流が移ることになります。

インターネットの普及、携帯電話の普及です。

ソフト面が大きく発達したことにより、いろいろな分析ができるようになりました。

例えば、アクセス数がどのようになっているか?コンバージョンがどうなっているか?閲覧数はこれだけあって、応募に至っていない理由はどういったことが考えられるか?などPDCAサイクルが大きく普及してきたのは、ちょうどこの時期からだったように思います。

僕が現役の大学生だったあたりから、大学生の就職活動もネット主体に変化したと聞いています。僕が就活してた2003年は完全にネットが先行していました。

メリットデメリット

求人サイトの本質みたいなものが変化

インターネットが普及し始めて、さらに15年も経過すれば、ソフト面はもっと発達が進みます。本質みたいなものが大きく変わっていきます。

インターネットが普及して間もないころは、例えば「○○○」という求人サイトだったり、「▲▲▲」という求人サイトに掲載をするだけでした。それがだんだん変化してきます。

それぞれが自社の求人サイトを持ち始めるようになるのです。

「○○○」にも「▲▲▲」という求人サイトは確かに集客パワーがあります。

でも、そこにはライバルとなる競合他社がたくさん混在していて、自社の案件を見てもらって、さらに応募をしてもらうまでの間に、機会損失が相当数あるのです。

そこから飛躍して、自社だけの案件しか掲載されない採用ホームページを作ったらどうだろうか?という発想に至るようになるのです。

ちなみに、自社が所有するサイトということでOwnd(所有する:オウンド)Media(メディア)、オウンドメディアと呼ばれるのが一般的です。

オウンドメディアとは言っても、形式は様々です。

広い意味では、会社のオフィシャルサイトやポータルサイトなんかも含まれますが、僕はいつも狭義で使っています。僕のブログではオウンドメディアのことを「自社の求人サイト」という意味で使うことがほぼ100%です。

次回トレンド変化がおこるとしたら何が起きるか

次にトレンド変化が起こるとすれば何が起こるのでしょうか?

極論ですが、個人的には求人サイトでの募集は減少方向に進んでいくのではないかと思っています。でも、あくまでも個人的な見解です。

求人サイトの数自体もある程度で飽和状態になって減少していくものだろうと思っています。

もっと正確に言えば、オウンドメディアがますます多くなるので、求人サイトが全体的には衰退の方向に向かうのではないかと心配しているのです。

少なくとも、現在よりはマイナスの方向に進むと思っています。特に知名度の低い求人サイトは薄利多売的な掲載になり、苦戦するかもしれません。

では次にオウンドメディアのメリット・デメリットに触れてみたいと思います。

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアのメリットとして考えられることは次の点です。

  1. 求人案件を個別に掲載するよりも安価に抑えることができる
  2. 急な人材募集にも柔軟に対応できる
  3. 案件掲載数に関わらず月額の求人広告費は一律で済む
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やはりコストパフォーマンスの高さが一番の魅力です。

オウンドメディアのデメリット

では、デメリットには何があるでしょうか?

  1. 自社のブランド力が全てのカギになってしまう
  2. 一定の成果が出るまで、ある程度の期間を要する
  3. オウンドメディアだけで採用サイクルを回すことは非常に困難

こんな感じではないでしょうか。オウンドメディアの力に関することです。

【まとめ】オウンドメディアと求人サイトのミックスが当面の理想

オウンドメディアにもメリット、デメリットがあります。

ありきたりの回答かもしれませんが、基本的にはオウンドメディアと求人サイトのミックスでの掲載が理想だと思っています。全体応募の7割くらいを占めるようなオウンド力を持つようになれば、一本化してみるのも面白いのではないでしょうか。

そこまでいけば、自社のオウンドメディアは相当な力を持っていると言えます。

でも、オウンドメディアって相関関係があるので、ほかのメディアの力を借りてさらに成長します。そういうことを加味するとオウンド1本だけで運営というのは効率が悪いのかもしれません。

僕は母集団形成の仕事を担当していますので、参考程度に数字を載せておきます。(2020年8月実績)

  • 求人広告費の中のオウンドシェア 15%
  • オウンドメディア経由応募シェア 22%
  • オウンドメディア経由採用シェア 20%

こういった結果なので、残念ながらまだまだオウンドメディアの力が不足しているという結果だと認識しています。

ちなみに応募シェア率は20%台、理想の70%までは程遠いのが現状です。まだまだオウンドメディアと求人誌・求人サイトのミックスで対応せざるを得ません。参考になればと思います。

数字だけ見てみると、オウンドメディアの方が母集団形成の効率の良さには若干分があるようですね。

数ヶ月後に同じ内容でチェックをしたところ、

  • 求人広告費の中のオウンドシェア 18%
  • オウンドメディア経由応募シェア 20%
  • オウンドメディア経由採用シェア 15%

という結果でした。オウンド力をつけるというのはとてもパワーが必要になります。

本日のまとめ

これからの時代はオウンドメディアを活用しなければならない時期がやってきます。オウンドメディアが軌道に乗るまでに、相当の費用と時間、労力がかかることも考えると、まだ所有していない会社は早急に対応するべきです。新しいツールの1つとして活用してみてはいかがでしょうか。トライ&エラーを繰り返しながらオウンド力を強化していきましょう。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ主任

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