最近の採用活動のトレンドって何ですか?
アドバイスさせていただきます。
・オウンドメディアってなに?
・オウンドメディアでなにができるの?
・オウンドメディアを使うメリット、デメリットはあるの?
・採用活動の変化について
採用のトレンドについての変化点はいくつかありました。
- 求人誌から求人サイトへ
- PDCAサイクルの運用(掲載するだけの時代は終了)
- 課金システムの変化
求人誌から求人サイトへのトレンド変化
インターネットが普及する前は求人誌を使った採用活動がトレンドでした。
求人誌への掲載は、何よりも「運」が先行します。
- 応募者の目に止まることは運
- その原稿を見て応募してもらうことは運
企業として運を最大限上げるように取り組むことはいくつかあります。
- 原稿は目立つように大きく掲載する
- 何度も繰り返し掲載する
- 他社よりも優位に立てる原稿を掲載する(掲載場所、待遇・原稿の見た目など)
でも、結局のところ「運」に過ぎないのです。
求人誌はアナログなので精度の高い分析をするのにも限界があります。
とくにスマートフォンの普及がもたらす影響は大きかったです。
ハードもソフトも大きく進化して、いろいろな分析が可能になりました。
・応募獲得できた数(コンバージョン)
・閲覧から応募に変わった数
・応募しなかった理由(どこで離脱しているか)
求人サイトの本質も変化
求人サイト自体も大きく変わりました。
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たくさんの業界・業種が閲覧できるサイトだけでなく、特定の業種・業界に特化したサイトも運営されるようになりました。
広告掲載には経費がかかるので、もう少し安い価格で自社サイトを運営をするようになりました。
それがオウンドメディアです。
たとえば、自社の募集案件だけが掲載されている冊子やサイトはオウンドメディアと呼びます。
メジャーな求人サイトには大きな集客力があります。
ただ、そこにはライバルとなる会社がたくさん募集情報を掲載しています。
そのような状況で自社の案件を見てもらって、さらに応募をしてもらうまでの間には機会損失もかなりあります。
他社が募集していることで起こる離脱の防止、自社案件だけを見てもらいたいという発想から、オウンドメディアの展開が始まっています。
オウンドメディアのメリット・デメリット
オウンドメディアのメリット・デメリットを考えてみました。
・随時公開ができるので急な人材募集にも柔軟に対応することができる
・案件掲載数に関わらず月額の求人広告費は一定
・一定の成果が出るまでにある程度の期間が必要となる
・成果を出すには労力とコストがかかる
・オウンドメディアだけで採用サイクルを回していくことは非常に困難
メリットとデメリットを比較したときに、得られるメリットの方が大きいのです。
【まとめ】トレンドはオウンドメディアでも求人サイトとの併用が理想
オウンドメディアを運用する会社は増加傾向にあります。
そして、オウンドメディアにかける経費も増えています。
それが2022年時点のトレンドです。
オウンドメディアの活用が主流にはなっていますが、一般的な求人サイトがなくなることはありません。
オウンドメディアだけで採用を完璧に回していくには莫大な労力とコストがかかります。
求人サイトと相関関係にあるので、求人サイトとの併用での掲載がベストです。
目安としてはオウンドだけで全体応募の7割くらいを占めることができるまでは、併用がベストです。
・全応募者のなかでオウンドメディア経由の占める割合(22%)
・全採用者のなかでオウンドメディア経由の占める割合(20%)
・全応募者のなかでオウンドメディア経由の占める割合(20%)
・全採用者のなかでオウンドメディア経由の占める割合(15%)
このような状況ではオウンドメディアだけでの運用はまだまだ先になります。
ただ、オウンドの方が少しだけ効率よく母集団形成ができるという明かりも見えました。
・すぐに結果は出せないので長期的に運用する必要がある
・オウンド力がつくまでは一般的な求人サイトをうまく併用するべき
・オウンドだけで採用を回していくには莫大なコストと労力がかかる
・オウンドメディアにはメリットがたくさんある
本日は以上です。