運用型求人広告を活用するコツは?詳しい知識がなくてもできること

スタンバイなどの運用型求人広告って運用のコツはありますか?

状況によって変わりますが、セオリーとして言われていることをお伝えします。

本記事の内容
・実際の運用データ
・運用におけるセオリー
・運用における難しさ

少し前の記事で、スタンバイの有料広告運用を自社で行う方法について書かせていただきました。

意外と簡単?スタンバイの有料掲載広告を自社だけで運用してみた

ここで書いたのはあくまでも有料広告の設定方法までですので、本日は有料広告を開始したあとの話になります。

有料広告の設定について

有料広告の設定方法については過去記事に書いたとおりです。

項目名実際に入力した内容
広告サイト会社名
掲載状況掲載中(日付の入力)
キャンペーン名概略が把握できるタイトル
デバイス今回は「SP」を選択
上限CPC今回は50円の設定
キーワード
会社名
カテゴリー
勤務地(都道府県)1つの市まで絞って運用
雇用形態1案件のみの運用
トラッキングパラメーター
月予算上限30,000円
日予算上限3,000円

設定項目としては多数あるものの、実際の運用に影響を及ぼす項目は非常に限定的です。

項目名実際に入力した内容
上限CPC今回は50円の設定
勤務地(都道府県)1つの市まで絞って運用
雇用形態1案件のみの運用
月予算上限30,000円
日予算上限3,000円
スタンバイにおける原稿はリクオプ(ATS)から求人募集案件を吸い上げて掲載してもらっています。そのため、同じ市区町村の原稿が追加されると、広告キャンペーンの該当案件数も増える形となってしまいます。スタートした時からキャンペーンに含まれる原稿数が増えることがありますがご了承下さい。

キャンペーン設定は2本で運用中

現在、2本のキャンペーンを運用しています。

項目名キャンペーン①キャンペーン②
上限CPC130円50円
勤務地1つの市(愛知県)
人口約50,000人
1つの市(岐阜県)
人口約80,000人
対象求人1案件
(フルタイム①)
4案件
(フルタイム③パート①)
月予算上限30,000円30,000円
日予算上限3,000円3,000円
2025.1月に運用をスタートした時点でのキャンペーン内容

ともに職種は物流スタッフです。

キャンペーンの運用状況(約1週間経過時点)

キャンペーンの運用を開始して8日経過後の結果です。

項目名キャンペーン①キャンペーン②
表示回数(A)1,8432,962
クリック数(B)16103
クリック率(B/A)0.87%3.48%
平均CPC¥111.69¥43.21
消化予算¥1,787¥4,450
※8日目はまだ終了していない時点での経過

キャンペーンの運用から分かること

今回、2本のキャンペーンを運用して比較してみました。

勤務地の違いはもちろんのことですが、2本の大きな違いは次の点でした。

  1. 勤務地(①愛知県・②岐阜県)
  2. 案件数(①1本・②4本)
  3. 上限クリック単価(①130円・②50円)

それ以外にはありません。

1日あたりのクリック課金額上限と、1ヶ月間の予算上限は同じ金額に設定しています。

運用から分かること(予測含む)
1日・1ヶ月の予算の上限額はあまり大きな影響を与えていないことが予想されます。

今回、大きな影響を与えた要因として考えられるのは
✅キャンペーンの枠組みをした原稿本数
✅原稿内容(とくに作業内容や雇用区分)

とくに原稿の本数を増やすことでスタンバイ側にとっては運用がしやすくなることから、表示回数が伸びる。

結果としてクリック数も増えることが予想されます。

キャンペーンの枠組みの中に入れられる原稿本数は多いほうがいい?【検証】

実際に運用するキャンペーンを、もう1本途中から増やしてみました。

新しいキャンペーンは、原稿本数60本、クリック単価上限を30円に設定しました。
項目名キャンペーン①キャンペーン②キャンペーン③
表示回数(A)1,8432,9621,862
クリック数(B)1610398
クリック率(B/A)0.87%3.48%5.26%
平均CPC¥111.69¥43.21¥30.00
消化予算¥1,787¥4,450¥2,940
※①②は8日間、③は6日間のデータ

キャンペーン①②はクリック単価設定に関して、満額の費消額まで届いていませんが、③は満額まで届いておらず、単価が足らない印象を受けます。

おそらく単価設定はもう少し上げたほうがいいと思われます。

日にちが経過するにつれて表示回数やクリック数の伸びが大きいことから、キャンペーンの枠組みの中に入れる原稿本数は多い方が無難だと思われます。

【本記事のまとめ】キャンペーンの枠組みの中にはできるだけ多くの原稿本数を入れた方がいい

キャンペーンの枠組み1本の中にはできるだけ多くの原稿本数を入れておいた方が、求人検索サイトには表示してもらえる傾向にあるようです。

表示回数が伸びてこなければ、クリックもしてもらえない。

さらには応募獲得も難しくなってしまいます。

indeedにせよ、求人ボックスでもスタンバイでも同じことが言えます。

求人検索サイトにおける表示回数は応募獲得を決める上で非常に大切な要素となるのです。

案件数を増やすことができない場合は次のような取り組みをしてみると良いでしょう。

原稿の増やし方の一例具体的な内容(例)
勤務時間で分けてみる定時(9:00~17:00)
①9:00~16:00 ②9:00~17:00 ③9:00~18:00
※それぞれ1本ずつの原稿を作成
仕事内容で分けてみる組み立て&検査の仕事
①組み立て ②検査
※仕事内容を分けて作成
過去の経験値によって分けてみる未経験歓迎の仕事
①未経験者向きの原稿 ②経験者向きの原稿
※それぞれの人に刺さる原稿内容にする
通勤方法によって分けてみる社員寮ありの仕事
①自宅通勤者向け ②社員寮を必要とする人向け
※社員寮を説明することで原稿内容は大きく変化

これはあくまでも一例ですが、たったこれだけでも原稿本数を簡単に増やすことができます。

とは言え、これは運用型求人広告のスタートラインです。

実際に相当数のクリックをしてもらうこと、そして応募獲得をするにはまた別の難しさがあるのです。

本記事の内容(もう一度)
・実際の運用データ
・運用におけるセオリー
・運用における難しさ
本記事のまとめ
✅運用開始から1週間程で見えてくるものがある
✅キャンペーンの枠組みに入れる原稿本数はある程度多い方が成果に繋がりやすい
✅表示回数が伸ばせたとしても、クリックをしてもらったり応募獲得に繋げるのはとても難しい

本日は以上です。

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