掲載金額だけで掲載サイトを選ぶのはNG【採用担当者向け】

キャンペーン中ということで格安で掲載できると営業を受けました。
掲載するべきですか?

人材派遣サービスの会社で勤務しています。
求人メディアもよく利用していますので、お話させていただきます。

本記事の内容
・求人募集を掲載するサイト選びの基準
・掲載サイトを選ぶことの大切さ
・サイト選びに失敗した結果

求人広告を掲載するときのサイト選びはとても大切です。

選んだサイトによって結果が大きく変わることがあるからです。

もちろんサイト選び以外の要因で結果が変わることも、たくさんあります。

「何事もチャレンジしてみなければ分からない」という考えだって、ある程度的を得ています。

本日は果敢にチャレンジした結果を書かせていただきます。

検証をすることになったきっかけ

新規事業所の立ち上げのため、スタッフ募集をし始めて約1ヶ月間が経過しました。

同じことを継続するだけでは、母集団形成も少しずつ上手くいかなくなってしまうことが多いです。

今回の検証のねらい
同じことを継続してやり続けていると応募効果は当然ながら落ちてしまいます。
新しい層の獲得のために、新しいメディアを使って募集する狙いがありました。

私たちが募集するよりも前から募集をかけていたライバル会社があります。

その会社の初めての募集から遅れること約2年。

「ちょうどいい機会だから」ということで他の会社が使っていないメディアで募集してみることになりました。

今まで掲載実績がないメディアは、先が見えない冒険のようなもの。

今回とは別の観点ですが、サイト選びで大切なことを過去記事に書きましたので、お時間のある方はお読みください。

掲載する求人サイトは知名度とサブタイトルで選ぶ【会社向け】

掲載した募集内容

案件のポイント
(2020年時点の内容)
・時給1,300円
・フルタイム8時間勤務、昼夜2交替
・JR最寄駅からの無料送迎バス運行
・社員寮あり(本人負担は基本0円)
・ミニボーナスあり(入社のお祝い金として支給)
・人口の少ないエリア(ほぼ山間部)での募集
・イメージのあまり良くない自動車関連の仕事(体力的にきついというイメージが先行)

募集内容の中に、不人気案件となってしまう特徴として挙げられるものがいくつか含まれています。

  • 自動車系
  • 交替勤務
  • 人の少ないエリアでの仕事

アルバイトEXというサイト

今回、アルバイトEXというサイトを選んでみました。

営業提案をもらったメディアに掲載すると、自動的にアルバイトEXにも掲載されるプランでした。

提案をもらったのは紙面メディア、アルバイトEXはネットメディア。

紙とネットの両方の側面から応募効果を高めるという狙いのプランです。

アルバイトEXはアグリゲーションサイト(求人まとめサイト)と考えれば良いです。
 ・indeed(インディード)
 ・求人ボックス
 ・スタンバイ
 ・キャリアジェット
 ・キュウサク
なども、同じジャンルのサイトです。

アルバイトEXはアグリゲーションサイトのなかでも、アルバイト情報をメインに掲載しています。

転載元のサイトには「アルバイト」だとか「バイト」といった名前が入っているものが大半です。

掲載にあたって、オプションを追加しました。

  1. 新聞折込チラシ(日曜発行)への掲載
  2. アルバイトEXへの掲載(5枠分)
  3. 応募が出るまでアルバイトEXへの掲載実施(上限期間は2ヶ月間)

掲載結果

1ヶ月間の掲載結果をまとめました。

 応募  採用 
  新聞折込チラシ  0件0件
  アルバイトEX  2件0件
合計2件0件

応募は2件ありましたが、残念ながら面接まで至りませんでした。

完全に失敗に終わってしまったのです。

【本記事のまとめ】金額だけのメディア選定はNG、きちんと対象のマッチング確認が大切

今回の掲載プランは、合計80,000円を切る破格の金額でした。

プラン内容
・折り込みチラシへの掲載(1回)
・アルバイトEXへの掲載(5枠分)
・応募が出るまでアルバイトEXへは掲載される(上限2ヶ月)

これだけのプラン内容で8万円というのは、お買い得な内容です。

1人あたりの応募コストだけで言えば非常に安い金額でしたが、採用は0件。

広告金額だけでメディアを選定してはいけない、募集案件の内容とマッチするサイトを選ぶべきです。

本記事の内容(もう一度)
・求人募集を掲載するサイト選びの基準
・掲載サイトを選ぶことの大切さ
・サイト選びに失敗した結果
本記事のまとめ
・掲載金額だけで掲載するサイトは選ぶことは危険なので慎重に検討すべき
・チャレンジして新しい層を獲得することは大切だが、根拠のない無謀なチャレンジはNG
・募集職種とサイトのユーザー層が一致しない場合は掲載を控えた方が無難
・採用の結果はいろんな要因が重なって導かれるもの
・サイト選びに失敗した場合は採用だけでなく応募獲得すら難しいのが現状

本日は以上です。

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