どんなエリアでもindeedで応募獲得できますか?
アドバイスさせていただきます。
・どのエリアでもindeedは使える?
最近、indeedを活用した採用がトレンドになっています。
僕自身も、indeedに対してそれなりに金額を投下しています。
5回運用してきた結果から分かったことを記事にさせて頂きました。
目次
ATSとindeedの連携
採用管理ATSシステムを通じて公開している案件の一部を個別にindeedの有料広告として出稿しました。
金額は案件ごとに違いますが、だいたい1本につき20万円くらいを目安にしています。
個人的には、indeedSPL(indeedスペシャル)と呼んでいます。
indeedスペシャルで運用した案件
indeedスペシャルの案件をそれぞれ見てみます。
就業地に関しては、便宜上すべて「●●●市」としました。
数値は秘密事項なので、だいたいの数値を書かせてもらいました。
・CPC(クリック単価)
この2点を抑えておけば本記事は理解できます
そのほかの用語については過去記事をお読みください。
愛知県A市での製造スタッフ
・2交替
・製造スタッフ
・A市は工業地帯で大手メーカーが多く存在するエリアで好条件の求人が目立つ
・4月中旬から、80,000円の運用費用でスタートして、2週間で消化
・2週間での消化はほぼ想定通り
A市人口 | 約15万人 |
indeed案件 | 14万件 |
1人あたり件数 | 0.9 |
合計費用 | 80,000円 |
IMP | 3,600回 |
クリック数 | 330回 |
平均CPC | 250円 |
応募 | 2件 |
応募単価 | 40,000円 |
愛知県B市での製造スタッフ
・昼固定
・製造スタッフ
・B市は交通機関が便利で各地へのアクセスも抜群に良い。そのため働く人が各地に流れやすく、採用が難しい。
・4月中旬から、160,000円の運用費用でスタートして、あと数千円残っていますが、運用費はほぼ消化
・4週間での消化予定に対して、消化まで10週近くかかった
B市人口 | 約31万人 |
indeed案件 | 16万件 |
1人あたり件数 | 0.5 |
合計費用 | 160,000円 |
IMP | 11,000回 |
クリック数 | 550回 |
平均CPC | 290円 |
応募 | 4件 |
応募単価 | 40,000円 |
愛知県C市での製造スタッフ
・2交替
・製造スタッフ
・C市は郊外エリアですが大手の工場もあり、人口の割には募集案件が多く採用が難しいエリア
・3月下旬から、200,000円の運用費用で2回スタート
・1回目は6週間での消化予定に対して、ほぼスケジュールどおり
・2回目は、内容を大幅に変更。6週間の予定に対して、6週経過時点で200,000円のうち150,000円の消化
C市人口 | 約5万人 |
indeed案件 | 14万件 |
1人あたり件数 | 2.8 |
合計費用 | 400,000円 |
IMP | 23,000回 |
クリック数 | 1,000回 |
平均CPC | 350円 |
応募 | 8件 |
応募単価 | 50,000円 |
岐阜県D市での製造スタッフ
・2交替
・製造スタッフ
・D市は山間部エリアになりますが、大手工場もあるので人口の割には案件が多いです。採用が難しいエリア。
・5月下旬から、200,000円の運用費用でスタート
・4週間での消化予定でしたが、4週経過時点で半分の100,000円のみ消化
D市人口 | 約4万人 |
indeed案件 | 1万6000件 |
1人あたり件数 | 0.4 |
合計費用 | 200,000円 |
IMP | 3,500回 |
クリック数 | 200回 |
平均CPC | 550円 |
応募 | 0件 |
応募単価 | ×××円 |
岐阜県E市での製造スタッフ
・3交替
・製造スタッフ
・E市は山間部で、工場も点在しているエリア。採用が難しいエリアです。
・5月下旬から、200,000円の運用費用でスタート
・4週間での消化予定でしたが、4週経過時点で80,000円残した状態
E市人口 | 約9万人 |
indeed案件 | 4万6000件 |
1人あたり件数 | 0.2 |
合計費用 | 200,000円 |
IMP | 5,500回 |
クリック数 | 200回 |
平均CPC | 580円 |
応募 | 1件 |
応募単価 | 200,000円 |
各案件の結果まとめ
各案件の結果をまとめてみました。
A市人口 | 約15万人 |
indeed案件 | 14万件 |
IMP | 3,600回 |
クリック数 | 330回 |
応募 | 2件 |
D市人口 | 約4万人 |
indeed案件 | 1万6000件 |
IMP | 3,500回 |
クリック数 | 200回 |
応募 | 0件 |
B市人口 | 約31万人 |
indeed案件 | 16万件 |
IMP | 11,000回 |
クリック数 | 550回 |
応募 | 4件 |
E市人口 | 約9万人 |
indeed案件 | 4万6000件 |
IMP | 5,500回 |
クリック数 | 200回 |
応募 | 1件 |
C市人口 | 約5万人 |
indeed案件 | 14万件 |
IMP | 23,000回 |
クリック数 | 1,000回 |
応募 | 8件 |
平均値はこうなりました。
人口 | 13万人 |
indeed案件 | 10万件 |
IMP | 9,300回 |
クリック数 | 450回 |
応募 | 3件 |
人口、indeed掲載案件が10万を下回る案件は少し厳しい結果が出ています。
とくにindeedの案件が5万件を切ってしまうエリアは、募集している会社も、このエリアで働きたいという人も少ないと言えます。
表示回数が一定数あっても応募がない場合は、原稿改善がセオリーです。
表示回数が少ない場合は、原稿の本数を増やしたり、運用費を増やすことがセオリーです。
一般の求人メディア以上にPDCA運用が大切になのがindeedや求人ボックスなどの広告運用型のサイトです。
【まとめ】メディアのネット化が進んでも山間部エリアは別
最近は求人メディアのネット化が進んでいます。
求人サイトだから十分な効果が得られるかと言えば、やはりそれは別の問題です。
結局のところ、人口が少ないエリアは求人誌の発行が少ないだけでなく、ネットメディアもあまり有効な手段にはなれないということです。
indeedを使って運用した5案件の結果で見た通りです。
要因は2点
- そもそも人が少ないので、そこのエリアで働く人自体も少ない
- 近隣エリアからの労働力人口の流入も少ない(わざわざそこで仕事をしたい人が少ない)
人口の少ないエリアは、採用ターゲットを広げるか、居住場所を確保して遠方から人材確保するのが効果的な手法です。
・人口が5万を下回るエリアでのネット募集はさらに厳しい
・人口の少ないエリアはindeed案件すらクリックされない
・indeedが万能とは限らない
・打ち手がない場合は採用ターゲットを広げるか、遠方から採用者を連れてくるのが一番の効果策
本日は以上です。

ひーすけ採用主任