インディードの運用をしてくれる会社はたくさんあります。会社を選ぶ基準は、もちろんそれぞれあると思います。僕は長い間、リクルートジョブズという会社にお任せをしてきましたが、僕自身の目標に向けて取り組もうと思ったので、今回新しい会社にお願いすることにしました。本日はindeedの運用についてのお話です。
目次
インディードの運用ってどんな感じで行われるのか
求人広告の掲載にはいろいろなタイプがあります。
- 掲載課金タイプ(1回掲載するごとに料金が発生する)
- 応募課金タイプ(応募が1人出るたびに料金が発生する)
- 採用課金タイプ(採用が1人決まるたびに料金が発生する)
大きく分けると、この3つになるのはご存知の方も多いかと思います。
求人誌であっても、求人サイトであっても基本的な料金体系は同じです。
でも、実はindeedの広告費って実はどれにも当たらないのです。
どちらかというとバナー広告やリスティング広告とシステムは同じで、「1クリックしてもらうたびに●●円の料金が発生する」というタイプの広告になります。
広告代理店で運用するのか、自分たち運用するのか、だれが運用するのかという点で分かれます。
する内容としては、ワードごとにクリック単価を設定して運用していく形になります。ざっくりとした理解で十分だと思います。
リクルートジョブズってどんな会社なの?
僕がindeedの運用をしていたのはリクルートジョブズという会社です。

リクルートの子会社です。一番馴染みのあるものを挙げれば、「タウンワーク」の発行をしています。
もちろんそれ以外の商品もたくさんあります。
商品ラインナップの中に、「ジョブズiブースト」という商品があります。
自社ホームページの案件をindeedに有料で掲載するというものです。
僕が運用しているのは、リクオプという採用一括管理ATSです。実はもともとは、リクオプはHRソリューションズという会社がパッケージを作り、リクルートジョブズが販売促進活動を行っておりました。色々な経緯があり、リクルートジョブズは手を放して、「ジョブオプ」という独自のパッケージを販売するようになりました。
僕は、リクオプを通じて公開している案件に、インディードを連携させる「ジョブズブースト」という商品を長い間使ってきました。リクルートがリクオプから手を離した今でも、ずっと残っています。内容としては、「ジョブズiブースト」と何にも変わらないです。
名前は異なりますが、同じプランが2本並行で運用されているというわけです。
ジョブズブーストの概略説明
インディードは1クリックされると●●円の課金が発生するという設定をします。
キャンペーンの設定になります。Googleの広告でもキャンペーンというものがあります。
ジョブズブーストの料金体系は少し異質です。営業案内を見てみます。

基本スタンスは「●●円の支払いをするので、インディードの有料広告運用をすべてお任せします」というものです。
ポイントは4点あります。
- 費用は10万円ごとの価格設定(消費税は別途)となっています
- indeed運用は全てリクルートジョブズに一任する形
- 40万の課金から傾斜を掛けることができる(注力案件・強化案件の設定ができます)
- 運用手数料みたいな形で一律20%のマージンが発生します
こういった内容になっています。
ジョブズブーストのメリット・デメリット
では、ジョブズブーストでのindeed運用を行うメリット・デメリットってなにがあるでしょうか。
ジョブズブーストのメリット
考えられるメリットをまとめてみました。
- インディード運用の全てを任せることが出来るので、インディードに対する知識がなくても問題ない。
- キーワード設定、クリック単価設定はリクルートジョブズが持つビッグデータの元で運用されるので、知識の浅い担当者が運営する場合と比べて、大きなハズレはないと思われる。
- 月次レビューによる振り返りをしてもらえる。
- 採用ホームページに連動してもらえるので運用に余計な労力がかからない。
こういった所がメリットです。
インディード運用の全てを任せることになるので、採用担当としては非常に楽です。僕自身もずっと楽をさせてもらってきました。また、特に知識などがなくてもある程度の結果であれば出せてしまいます。そういった所が一番大きいです。
ジョブズブーストのデメリット
考えられるデメリットをまとめてみました。
- 価格設定が10万円単位になってしまう、最低でも10万円かかってしまう。
- 全てを任せることによる弊害がある。
- 公開案件全てに対してのキャンペーン組みとなってしまう。特定の案件に対してのみの課金が出来ない。
- 特定の案件のみに課金をしようと思うと40万円のプランが必要になる。
- 運用代行費という名目で20%の手数料が発生してしまう。
- ある程度の求人案件を保有していないとジョブズブーストをお願いする意味が薄い。
- 月次レビューの内容が均一的(職種名の変更、求人原稿内ボリュームの増量がメイン)
こういった所がデメリットです。
全て任せることはメリットでもあり、デメリットにもなってしまいます。このように並べてみると、経費の面でのデメリット感が強いように思います。ただ運用代行費は、リクルートジョブズだけに限りません。会社によってマージン率は異なりますが、大体の会社が15~20%になります。
ジョブズブーストについてはキャンペーン組みについては、リクルートジョブズが権限を持っていますので、そこに関しては振り返りでも全く触れられることはありません。どういったワードに対する投下を行ったのか、単価はいくらで設定したのか、僕たち募集会社には知らされることはありません。
そういったこともあって、振り返りの時には僕たちが作っている原稿の内容にしか触れることができないんです。結果が出たのも、出なかったのも、全ての原因は僕が作っている原稿内容にあるという結論が担当としては少ししんどい所でもあります。冷静に考えれば当然の結論です。
振り返りの時に教えてもらえる主な内容としては
- 広告表示回数
- クリック数
- クリック率・クリック単価
- 応募数
- 応募率・応募単価
といった数値になります。それ以上のものは何も得られません。
他社に乗換を決めた理由は自分の理想像とデメリット感の大きさ
今回、リクルートジョブズではなくて、他の会社でindeedの運用をしたいと思った理由としては2点あります。
- 将来的には僕自身でキャンペーン設定を行っていきたいから。
- メリットよりもデメリット感の方が大きくなってきてしまったから。
この2点です。特に大きいのは将来的な理想像です。
自分自身でキャンペーンを組んでいくには、いまからワード選定だとか、単価設定を実践トレーニングしていかなければならないと思ったからです。マージン分も広告費として使えるようになりますし、注力案件や強化案件の露出だけを高めたい、そんなメリットの方が大きいからと思ったからです。
全部任せることがつまらなく思えてきたということもあります。
その希望をきちんとお伝えした上で、営業提案をしてくれた1社に今回お願いすることにしました。
【まとめ】各プランのメリット・デメリットよく考えて運営をするべき
今回はインディードジョブズブーストのプランについての記事でした。
ジョブズブーストに限らず、プランごとにメリット・デメリットがあるものです。
採用成功のために必要なことは定期的にPDCAサイクルを運用することです。結果が出たとしても、出なかったとしても、ジョブズブーストでは自社の案件だけにしか原因が見いだされないのです。もちろん、そこが上手い所でもあります。
マンネリ化したり、デメリットの方が大きく感じられたり、乗換するときのタイミングっていろいろな場面がありますが、1つのことだけで決めず、長期的なビジョンでも決めるようにしましょう。あれこれ、よく考えてプラン変更したからと言って、結果が出るとは限りません。変えない場合の方が結果が出るなんてことも多々あります。
一番に考えるべきことは長期的なPDCAサイクルです。
本日のまとめ 本日はリクルートジョブズが運営するプランである「ジョブズブースト」について記事にしました。ジョブズブーストは、indeedの運用が全部丸投げできるという点では大きなメリットがあります。しかし、細かいところは何もできないというデメリットもあります。現在の状況、長期的なビジョン、色々考えて選定をしていきましょう。
本日は以上です。

ひーすけ主任
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