ATSって使うとなにができるの?
システム導入のメリットってなに?
アドバイスさせていただきます。
・ATSを使うとな何ができるの?
・ATS導入のメリットはなにがあるの?
ATSについて覚えておきたい基礎知識は3点です。
- ATSは「採用管理システム」の略称(Applicant Tracking System)
- 同じようなパッケージが各社からたくさん販売されている
- ATSは採用におけるPDCAサイクルを回すうえで欠かせない存在のツール
ATSシステムについて
ATSとかんたんに呼んでいますが、正確には
- Applicant(応募者)
- Tracking(追跡)
- System(システム)
のそれぞれの頭文字を取ったものです。
応募者の最終応募結果をきちんと把握して、全体のコスト低減に取り組むための重要なツールです。
・どのメディアから応募が来た?(次回使用するメディア選定に効果的)
・応募者に対して面接はできた?(面接率の把握、離脱理由の把握に効果的)
・応募者を採用できた?入社した?(入社辞退理由の把握に効果的)
・メディアごとの応募コスト・採用コストの算出(他社との比較、コスト改善に効果的)
各社のパッケージで少し違いがありますが、ATSの超基本機能としては、
- 求人案件の作成、公開・停止、修正作業
- 応募者の個人情報管理
- 応募者の選考結果管理
一部、求人募集の機能が付いていないツールもありますが、基本的には3つの機能が付いています。
少なくとも②③がないものは、ATSとは呼べません。
ATSシステムの一例【リクオプ】
ATSは各社からいろいろなラインナップがあります。
僕は、月額88,000円(税込)でリクオプというツールを使用しています。(2023年5月現在)

リクオプは、HRソリューションズ株式会社から販売されているATSです。
ローソン、ビックカメラ、ルートインホテル、ダイソーなど大手企業でも使用されています。
会社のなかで募集する勤務地や案件、応募者が多いほど、ATSを使う意味合いは大きくなります。
そのため多店舗を運営するような飲食・サービス業ではとくに活用されがちです。
リクオプを使えばできること
リクオプの主要機能は15点あります。
全て無料の範囲内の機能です。
- オリジナル採用サイトの作成
- indeedなどのアグリゲーションサイトとの連携
- 応募フォームの最適化
- 求人案件管理
- 面接日程の管理
- 採用に関する無料セミナーの実施
- 応募者管理・対応
- 時給相場マップ
- 独自ドメイン
- SEO(検索エンジン最適化)
- 検索方法のカスタマイズ
- 応募情報インポート
- メールテンプレート
- 応募者情報ダウンロード
- 求人案件情報ダウンロード
これらの機能は、十分すぎる内容です。
むしろ、使い切れていない機能もたくさんあり、ほとんどの会社が全部の機能は使えていないはず。
ATS自体は特別なパソコンスキルがなくても運用が可能です。
ATSシステム導入の大きな目的は効率チェックと採算重視
人を採用していくためには多額の経費がかかってしまいます。
低コストでも優秀な人材を採用できるのが会社にとっては理想ですが、そんなに簡単なことではありません。
効率良く採用サイクルを回していくためには、現状把握は最低限必要なデータです。
そのためにATSは欠かせない存在です。
ATSの導入には初期費用・月額固定費がかかりますが、それ以上にメリットが大きいです。
ある程度の募集案件数や、応募者数があるのなら、会社規模を問わず導入すべきツールです。
毎月コンスタントに募集する人数と経費のバランスをよく考えて使うATSを決めるべきです。
【まとめ】ATSシステムを使って採用成功を目指すべき
採用の着地点は求人募集をすることではありません。
・会社にとって良い人材が採用できるかどうか?
・コストと採用数のバランスは適性かどうか?
・現状よりも採用コストを下げることができるかどうか?
・PDCAがうまく回せているかどうか?
会社によって見られるポイントが違いますが、どれも大切なことです。
ATSシステムはオウンドメディアとセットになっているので、今後も必要不可欠なアイテムです。
リクオプ以外のATSシステムとしては、
◎ AirWORK(エアワーク)
◎ 採用係長
◎ 採用一括かんりくん
◎ ジョブカン採用管理
◎などがあります。
ぜひ導入をおすすめします。
導入することで生じるデメリットはありません。
・求人募集から応募者管理まで行うことができる便利なツール
・導入している会社は徐々に増えてきている
・着地点は採算意識の定着と改善(採用に関するPDCAサイクルの運用)
・導入には固定費がかかるので採用人数とのバランスも含めて検討すると良い
・便利な機能がたくさんあり、なかなか全ての機能を使いきれない
・一番ベースとなる機能は求人募集、応募者管理
本日は以上です。