indeedを活用していますが、indeedの職種名で気をつけることってありますか?
職種名だからということではありませんが、掲載ポリシーは気にしておくべきです。
求人サイトによってそれぞれの項目における規定の文字数や打ち出し方は変わります。
今回は、indeed掲載におけるボーダーラインを見つけようと、職種名に限ってあれこれ検証してみました。
・職種名の注意点
・indeed職種名のサンプルを見てみたい
・どこからアウト?どこまでセーフ?ボーダーラインについて
職種名で気を付けることは2つだけです。
・同じ職種名をいろいろな案件に使い回さない
本日の記事は、とくにオーガニック広告枠(無料枠)について当てはまることです。
有料広告枠ではある程度は許される範囲も広くなりますが、ベースはそれほど変わらないとも言われています。
有料枠でもオーガニック枠同様に気を付けておいた方が無難です。
記載する職種名に注意しなければいけない理由
indeedの原稿チェックは基本的にAIが自動で行っています。
足らないところ、どうしても調整できないところは人の目で行っていると言われています。
「職種名は簡潔に」と公式に言っているので、検証作業としては、まず職種名からチェックすべきはず。
さらに、職種名は「H1タグ」に当たる部分なので、やっぱり職種名で検証すべきです。
ちなみにindeed内部のガイドラインは定期的に変更されるため、職種名のサンプルみたいなものは作ったとしてもアップデートが大変なだけです。
・職種名の変更だけを行いました。本文はそのままです。
・使用ワードは法的に問題のない範囲内ですが、一部グレーゾーンも含んでいます。
・いわゆるダミー案件ではなく、きちんと実在する案件です。応募をいただいた場合は対応します。
・公開後24時間経過後に原稿は非公開にしました。
・indeed直接投稿タイプの原稿で検証しました。
検証作業のベースとした案件「倉庫内作業」
今回は「倉庫内作業」の案件を検証の材料にしました。
検証キーワード「男性活躍中」「女性活躍中」
性別に関わることでも、「活躍中」という表記であれば、一般的にはセーフと言われています。
「男性活躍中」と表記してみました。
掲載されました。
検証キーワード「男性歓迎」「女性歓迎」
「女性歓迎」「男性歓迎」と特定の性別を採用対象としていると判断されてしまうようなフレーズはNGです。
indeedに限らず、他のメディアでも同じです。
片方だけでは、対外的に大きな問題になるので、女性も男性も両方入れてみました。
一応公開になっているようですが、その原稿を見ることはできませんでした。
予想していた通りの結果となりました。
おそらく非公開となってしまっている可能性が高いです。
検証キーワード「(とっても)簡単な」
「簡単な」も「とっても簡単な」も非公開になってしまいました。
結果は、掲載されませんでした。
・ベース案件をコピーして使い回しすぎた
・検証の段階のどこかで重複案件とみなされてペナルティを受けてしまった
・グレーゾーンのワードが入っているため無料掲載は不可と判断された
このようなことが考えられます。
検証キーワード「未経験応援」
いろいろなところでペナルティを受けすぎたので、リセットする意味でベース案件を作りなおしました。
「倉庫内作業」から「小物の運搬作業」に変えました。
「未経験応援」というフレーズを付けました。
「未経験歓迎」という言葉は一般的に使われていますので問題はありませんので、掲載されました。
検証キーワード「 ミドル世代活躍中 」
軽作業と書くことで応募促進を図りたいという狙いを持った案件を想定したパターンです。
年齢が高くても問題ありません、肉体的負荷は小さいですという意味で使いました。
掲載されました。
検証キーワード「 中高年歓迎 」
案件を増やして、引き続き検証作業を行いました。
増やしたのは「送迎バスドライバー」の職種です。
採用環境が厳しい中高年齢層対象の求人として作成してみましたが、無事に掲載されています。
検証キーワード「 20代歓迎 」
次に携帯ショップスタッフの募集で検証作業を行いました。
「中高年」歓迎ではなく、「若年層」だった場合は掲載されませんでした。
「ショップスタッフ」を「20代歓迎!携帯キャリアショップスタッフ」に変更してみました。
たまたま、indeedのシステムの穴を抜けてしまったのだと思いますが、なんと掲載されてしまいました。
コピーした案件をよく見ると、一覧表示と詳細表示が少し異なります。
その後、一覧表示の方の情報も無事に修正されています。
ところが最終的にペナルティを受けてしまいました。
結果としては、掲載されなかったのとほぼ等しい形になりました。
再検証キーワード「(とっても)簡単な」
コピー原稿は審査が甘いかもしれないという推測に当たったので、もう1度検証します。
これで非掲載ペナルティを受けるようであれば、「簡単な」という言葉が問題なのかもしれません。
変更する前の原稿です。
ペナルティは受けていません。
「簡単な」も「とっても簡単な」も、無事に掲載されています。
検証キーワード「優遇」
よく「歓迎」と使うことがありますが、それよりもアウトに近いキーワードです。
少し意外でしたが、無事に掲載されています。
【まとめ】採用対象を限定するキーワードは避けるべき
今回行ってきた検証結果を表にまとめました。
検証作業を実施したキーワード | 掲載の結果 |
男性活躍中・女性活躍中 | ○ |
男性歓迎・女性歓迎 | △ |
簡単な・とっても簡単な | ○ |
未経験応援 | ○ |
ミドル世代活躍中 | ○ |
中高年歓迎 | ○ |
20代歓迎 | × |
経験者優遇 | ○ |
もっと長期間で見た場合に、運良く掲載されても後にAIによるペナルティを受ける可能性もあります。
逆に、今回の検証で掲載されなかったのに、後に逆転で掲載されるというケースはまずありません。
indeed運用の注意点としてはペナルティを受けたからといってIndeed社から連絡が来るわけではないこと。
定期的に掲載状況はチェックしておくべきです。
ペナルティを受けた理由がわからない場合は、Indeed社に問い合わせしてみるといいです。
管理画面では、無料掲載不可といったことが表記されている場合はペナルティを受けていると判断して構いません。
・職種名の注意点
・indeed職種名のサンプルを見てみたい
・どこからアウト?どこまでセーフ?ボーダーラインについて
・一般的にグレーゾーンとされる表記は避けるべき
・年齢、性別に関わることは表記しないのが鉄則
・掲載後に逆転で掲載ペナルティを受けることは十分ありうる
・非掲載となっていたものがペナルティの解除でいきなり公開になることはない
・定期的に掲載状況をチェックするべき
・管理画面で「この求人は非掲載です」と表記のあるものは何らかのペナルティを受けている
本日は以上です。