【スタンバイ】運用型求人広告における応募獲得の改善方法

スタンバイなどの運用型求人広告は改善が必要になると聞きます。
どういったことをするのですか?

まずは基本的なことから始めてみるとよいでしょう。

本記事の内容
・どういうときに改善すべき?
・改善のポイントは何?
・目安のポイント

スタンバイだけに限らず、indeedや求人ボックスなどの運用型求人広告は最初に出した原稿だけで応募獲得できないことの方が圧倒的に多いです。

定期的に改善をしなければならないということです。

とは言え、いきなり「改善が必要」と言われても

✅どういうときに

✅何を

✅どうやって

改善したらいいのか分からないことの方が多いもの。

本日はよく言われていることをベースに記事を書かせていただきます。

【大前提】運用の上で知っておくべき数値

きちんと運用していこうと思うとマーカーとなる数字を把握しておく必要があります。

マーカーとなる数値が分からないと、今の運用の方向性が正しいのか、正しくないのかが分からないためです。

マーカーとすべき基本的な数値
✅200回クリックにつき1応募獲得
✅クリック率(クリック数/表示回数)5%

※職種や雇用区分など採用難易度により、目安となる数値は変動します。

これらの数値がベースとなりますので、下回るようであれば改善が必要となってくるのです。

うちの募集原稿は軽く200回以上クリックされているのですが
全然、応募獲得できていないです。

そういう場合は無駄なクリックが多いとか、
求人内容に魅力がなくて応募離脱に陥っている可能性が高いですね。

たくさん表示してもらっているのですが、
なかなか原稿詳細を見てもらえていないです。

そういう場合は一覧表示の職種タイトル表記の仕方が悪くて
クリックしてもらえていないことが多いですね。

今回、まずはクリック率に着目して改善を進めていきます。

いちばん大切にすべきポイントは「まずは多くの求職者に見てもらうこと」

どんな求人原稿であったとしても、人の目に届かなければ応募獲得の可能性は下がります。

数件の表示回数(imp)だけで応募獲得ができてしまう原稿もたまにありますが、基本的にはレアケースです。

レアケースの可能性だけを追い求めることはナンセンスです。

そういったことをするのであれば、まずは表示回数を伸ばして応募獲得の可能性を底上げすることの方がよっぽど建設的だと言えます。

総合的に判断した場合に、

  1. まずは多くの人に原稿詳細を見てもらうこと(クリック率を5%以上まで伸ばす)
  2. 原稿詳細を見てもらった後は応募獲得の可能性を上げる(200クリックで1応募の獲得を目指す)

この順番で改善を行っていくのが基本的なフローだと言えます。

原稿詳細を見た後の離脱については、募集条件など待遇面が影響しているケースも多いもの。

待遇面については会社自体に依るものですし、改善が難しいケースも多いので今回は原稿詳細を見てもらう改善についてのみ実施します。

原稿改善をする原稿

採用ホームページ機能を持つATSの原稿を有料広告として「スタンバイ」に公開しています。今回はその原稿についての改善となります。修正箇所は大きく分けて、①職種タイトル・②原稿本文ですが、今回は職種タイトルの修正に軸足を置きつつ、原稿本文も

職種タイトル

職種タイトルの箇所ですので、文字数の制限を大きく受けるところでもあります。

ポイントとしては、

✅見たユーザーに軽作業だということを認識してもらうためのアピール

✅重たいものを持つ必要がないというアピール

✅一部ではありますが、自動搬送システムが整った環境面でのアピール

変更前パソコン関係のアクセサリー類のピッキングスタッフ
変更後自動搬送システムでラクラク!PC小物パーツの自動ピッキングスタッフ
※32文字の文字数制限あり(変更前24文字→変更後32文字)

職種タグ

ピッキングよりも軽作業の職種の方が人気度が高いとよく言われています。

変更前ピッキング
変更後軽作業

アクセス

アクセス情報をより具体的に、詳細に書くことで、イメージを湧かせることに繋がります。

変更前●●線から少し入ったところ、●●川の近くです
変更後●●線・●●町●●交差点を西へ800m、左折少し
※22文字の文字数制限あり(変更前22文字→変更後22文字)

キャッチ

新しいセンターということをアピールしつつ、ワードを追加してメリット感を出しています。

キャッチは画像の上に大きく表示されます。

変更前2024.12月新稼働のめちゃくちゃ新しい倉庫でのお仕事!
変更後2024年末に稼働スタートしたばかりの新センター!綺麗なセンターで、新しい仲間と一からスタート
※45文字の文字数制限あり(変更前25.5文字→変更後45文字)

リード

キャッチの補足的に表示される箇所です。

経験がなかったとしても、十分対応ができる仕事内容だということを追加でアピールしています。

変更前ちょっと研修を受けるだけで基本的な流れは理解できます
変更後基本的な仕事内容基本的な仕事内容は単純なので、実務研修のなかでマスターしてしまう方がほとんど!未経験スタートからでも全く問題ありません!
※60文字の文字数制限あり(変更前26文字→変更後60文字)

仕事内容

変更前パソコン周辺の電子機器やアクセサリー類のピッキングをお願いします!すべて軽いものばかりなので、しんどい仕事ではありません!倉庫内に保管してある商品をピッキングしたら次工程へ※自動搬送機が運んでくれますよ
変更後基本パソコンの周辺機器として使用されるキーボード、マウス、メモリースティックなどの記憶媒体だけでなく、スマートフォンやタブレットのアクセサリー(ケース、カバー、フィルム)などの小物類をストックしている新築の物流センターになります。
重たくて持てないような商品はありませんので、男女問わず働いて頂けます。
※150文字の文字数制限あり(変更前102.5文字→変更後149文字)

応募方法

応募効果の改善には直接的には繋がらない箇所になりますが、修正を施しました。

変更前応募フォームに必要事項をご記入頂いて、応募ボタンを押して下さい。ご面倒な方は、お電話でのご応募も大歓迎です!
変更後かんたんな応募フォームに必要事項をご記入頂いて、応募ボタンを押して下さい。ご面倒な方は、お電話でのご応募も大歓迎です!インターネットからの応募の場合は24時間365日受付が可能です。お気軽に活用下さい!ご不明な点のお問い合わせも大歓迎です。
※120文字の文字数制限あり(変更前54文字→変更後117.5文字)

応募後のプロセス

「応募方法」欄と同様に、応募効果の改善には直接的には繋がらない箇所になりますが修正を施しました。

変更前応募の確認を取らせて頂き、順次お電話をさせて頂きます。その際は●●●●●●●●●●からの発信になります。
変更後ネットからの応募の場合は内容の確認をさせて頂き、こちらからメールを送信致します。面接の担当者が連絡を取らせて頂きやすい時間帯をお伺いするアンケートです。ご回答頂いた時間をメドに担当から連絡いたします。状況によっては説明会の案内もございます。
※120文字の文字数制限あり(変更前48文字→変更後120文字)

その他の項目は修正を加えていません。俗にいう「メリットマーク」も同じものを選択しています。

【本記事のまとめ】今回の大きな目的はあくまでも職種タイトルの変更によるクリック率の改善

今回は原稿の中身も見直しをしましたが、クリック率の改善に軸足を置きました。

職種タイトルの変更をすることで、クリック率にどれくらいの影響を及ぼすかどうかのテストも兼ねています。

今から1週間経過後にクリック率の比較をしてみたいと思います。

  1. 以前の原稿『パソコン関係のアクセサリー類のピッキングスタッフ』
  2. 改善後の原稿『自動搬送システムでラクラク!PC小物パーツの自動ピッキングスタッフ』

順調にいくかどうかわからないのが、運用型求人広告の楽しさでもあるのでプラスに捉えたいものです。

本記事の内容(もう一度)
・どういうときに改善すべき?
・改善のポイントは何?
・目安のポイント
本記事のまとめ
✅クリック率が5%を切るときは職種タイトルを見直すべき
✅応募獲得数が伸びないときは原稿の中身や待遇自体を見直すべき
✅スタンバイのような運用型求人広告の運用は適宜改善をしていくことに尽きる

本日は以上です。

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