【たぶん嘘】indeedは無料でも有料でもランダム表示という定義

indeed内部の表示順位について教えてください。
ランダム表示なんですか?

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・indeedの表示順位ってどうやって決められているの?
 ・indeedの掲載枠ってどんな仕組みになっているの?
 ・indeedはランダム表示って本当なの?
 ・採用担当者の感覚みたいなものはどうなの?

indeedの運用が難しいと言われるポイントの1つが「案件のランダム表示」です。

さらに何が難しくしているかと言うと、細かい内部システムを教えてもらえないことです。

一般的な求人サイトはお金を出せば出すほど表示順位を上げてもらえる傾向にありますが、indeedは違うと言われています。

indeedではお金を多く出しても表示順位は変わらないが、表示回数(imp)が増えるとも言われています。

indeedは無料枠(オーガニック枠)でも有料枠(スポンサー枠)でもランダムに表示されるシステムです。

これが本当のことなのか、担当者ベースのリサーチではありますが少し調べてみました。

本記事ではアフィリエイト広告を使用しています。

indeedの掲載方法は2通り

indeedの求人原稿は大きく2つに分けられます。

  • 無料広告枠(オーガニック広告)
  • 有料広告枠(スポンサー広告)

大きなくくりとしては無料広告と有料広告の2種類しかなく、非常にシンプルです。

細かい内容は過去記事にも書いてありますので、お時間のある方はお読みください。

【有料枠&無料枠】indeedなどの求人検索エンジンへの掲載方法

広告経費は1クリック当たりの金額でかかるタイプのものです。

表示順位のセオリー(2022年5月)

この記事は2023年3月に更新していますが、現在でもランダム表示と言われています。

無料枠も有料枠もすべてがランダム表示です

今から遡ること、ずっと以前は

  • 有料スポンサー枠が上位表示
  • 無料オーガニック枠が下位表示

そのように言われていたこともありますが、今よりもずっと前で有料枠が非常に少なかったころの話です。

現在はランダム表示が表向きの姿です。

以前、社内勉強会で使った資料にも、そのことは書かせてもらいました。

indeedの知識が少ない人に対する社内勉強会の開催【初級編】

本当にランダム表示なのか少しリサーチしてみました。

実際のリサーチ結果

リサーチ結果を表にまとめました。

パソコン検索は1ページ目に10件、スマートフォン検索は1ページ目は25件(アプリも25件)表示されます。

分かりやすくするために上位10件を調べました。

数字はスポンサー広告枠の件数です。

リサーチの精度を高めるために、検索自体は幅広いワードでおこないました。

  検索ワード/端末    パソコン  
10件中
  スマホ  
10件中
  アプリ  
10件中
営業
パート
愛知県春日井市
社長
自動車保険
美容院
スポンサー上位22/6025/6021/60
(上位率)36.7%41.7%35.0%
(表1)2021.6.24~25に行ったリサーチ結果

本記事のリライトに合わせて、もう一度精度を上げたリサーチをしてみました。

今回はパソコン検索における上位15位までの案件数で比較してみました。

indeedをPCで利用すると、1ページにつき15案件表示されるようになりました(2023.3.24時点)
検索ワード有料枠無料枠有料枠比率
「製造」「愛知県」(1回目)14件1件93.3%
「製造」「愛知県」(2回目)13件2件86.6%
「正社員」「愛知県一宮市」(1回目)10件5件66.6%
「正社員」「愛知県一宮市」(2回目)7件8件46.6%
「岐阜県高山市」(1回目)7件8件46.6%
「岐阜県高山市」(2回目)8件7件53.3%
「愛知県名古屋市」(1回目)7件8件46.6%
「愛知県名古屋市」(2回目)9件6件60.0%
「富山県魚津市」(1回目)4件11件26.6%
「富山県魚津市」(2回目)4件11件26.6%
「キッチン」「富山県魚津市」(1回目)11件4件73.3%
「キッチン」「富山県魚津市」(2回目)11件4件73.3%
「社長」(1回目)4件11件26.6%
「社長」(2回目)6件9件40.0%
「パート」(1回目)5件10件33.3%
「パート」(1回目)8件7件53.3%
「美容院」「岐阜県大垣市」(1回目)6件9件40.0%
「美容院」「岐阜県大垣市」(2回目)4件11件26.6%
「美容院」「愛知県名古屋市緑区」(1回目)5件10件33.3%
「美容院」「愛知県名古屋市緑区」(1回目)6件9件40.0%
合計149件151件49.6%
(表2)2023.3.24に行ったリサーチ

別の角度から再検証してみます。

検索内容有料枠無料枠有料枠比率
2ワード検索87件63件58.0%
1ワード検索(エリアのみ)39件51件43.3%
1ワード検索(エリアなし)23件27件46.0%
(表3)2023.3.24に行ったリサーチ

indeed掲載案件自体の無料オーガニック枠の数と有料スポンサー枠の数は公開されていません。

結果的に、有料枠の比率も非公開です。

そのため、正確に判断はできないものです。

ただ、基本的にはindeedのユーザーは2ワードで自分の希望するエリア名を入れるもの

先ほどの(表3)で記載した順が、検索の人気順とも言えます。

そうしたことを加味すると、基本的にはランダム表示だが多くの人に見てもらえるのは「有料枠」だと言えます。

もちろんキーワード選定やエリア、職種にもよるところは大きいので全部に当てはまるわけではありません。

傾向として、言えることです。

【まとめ】ランダム表示自体は嘘ではないが、検索ユーザーの検索方法を考えると嘘とも言える

リサーチの結果だけ見れば、indeedにおいては無料枠も有料枠も表示順位はランダムでした。

ただし、indeedユーザーがよく使う検索内容まで加味すると有料枠の方が表示されやすいと言えます。

結果的には「indeedは無料枠も有料枠もランダムは嘘ではないが、断片的に見れば嘘」と言えます。

indeedに掲載している会社が有料枠を使う比率が上がっていること、勤務地を含む2ワード検索に対して中心的に広告費を投下していることが影響しているとも言えます。

indeedの広告運用を行う場合には、無料枠も有料枠もランダム表示という建前だけに惑わされないことが大切です。

最近の運用は、クリック単価自体の設定も大切になります。

運用の際は、知識やデータに基づく推測も必要になりますのでindeed運用代理店に相談することをオススメします。
本記事のまとめ
 ・indeedの表示順位はあくまでも全部ランダム表示というのが表向きの姿であることは確か
 ・一見するとランダム表示に見えるが、ユーザーの大半が使う2ワード検索では通用しなかった
 ・最近は有料枠でないと上位表示されない、応募が獲得できないという声も聞く
 ・案件の内容によっては無料枠で応募獲得できるものもあるが現実は厳しい壁がある
 ・不人気な職種や郊外エリアでは無料枠でも戦えるケースもある

本日は以上です。

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