求人サイトにおける職種軸の設定はほんとうに大切なのだろうか

求人メディア

求人サイトにおける職種タグの設定って本当に大切なのだろうかと思っている人もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。職種軸設定を変えるだけで、本当に閲覧数や応募効果に変化があるものなのでしょうか。的外れすぎる設定でもいけないですし、だからといって正直にマイナーだと思われる職種に設定するのもいかがなものかと思います。前々から気になっていたこともあったので、少し検証してみました。参考程度にお読みいただければと思います。

職種設定は何のために使われるのか

人によって異なる部分はありますが、求人サイトで仕事を探すときに、やりたい仕事や興味のある仕事で選ぶ傾向にあります。たとえ時給が高くても、自分が嫌いな仕事であれば積極的に応募する人は多くないでしょう。

今回は、タウンワークを使って検証してみました。

タウンワークの中では、「エリア」に次ぐ2番手の位置に職種検索が置かれていますので、それだけ求職者が重要視しているのだろうと考えていいです。職種枠をクリックすると1つだけ選択できます。

大まかなくくりになるので、1つ選択するとそこから詳細を選んで設定できる仕組みになっています。

希望の職種軸を選択することで、あらかじめ「案件に設定してあるタグ」に紐づけられた案件が表示される仕組みになっているのです。案件ごとに、どの職種軸を選択するかは会社側の判断や広告代理店の裁量に委ねられています。

奇抜な発想で仕事内容とはぜんぜん違う職種タグを付けることも可能ですが、ミスマッチの観点からオススメできません。一覧表示で見てもらえなくなるリスク、詳細表示で少しだけ見て応募離脱するリスクが高くなってしまうからです。

募集する会社側の視点

さきほどのリスクも踏まえて、募集する会社側の視点で言えば気を付けることは2つです。

  1. より事実に即した職種軸を設定してあげること
  2. より検索する人数が多そうな職種軸を選んであげること

両立ができるものが一番の理想ではありますが、職種によってはなかなか難しいケースもあります。裏返して言えば、多少無理して職種軸を設定する必要もあるということです。

2点のポイントごとに理由を説明させて頂きます。

より事実に即した職種軸を設定してあげること

応募段階でのミスマッチを防ぐことが一番の理由です。

「工場/製造」を希望する人が「マスコミ/出版」軸で仕事を探すことはまずありません。他の職種でも同様のことが言えます。きちんと、その仕事を希望する人に見てもらえるように設定することで、応募前の離脱防止に効果的です。

より検索する人数が多そうな職種軸を選んであげること

採用マーケットではよく引き合いに出される話ですが、対象者が20人と300人とではその後の応募獲得には大きな違いが生じてしまいます。応募獲得コンバージョンが1%で同じなら、20人だと応募は期待できませんが、300人なら3人の応募が期待できます。

また、仕事をする中で、職種軸が2つに渡って該当する仕事などはよくあるケースです。それ以上になることもよくあります。

例えば、「製造における検査と製品の運搬を1人のスタッフが行うケース」や「フォークリフトスタッフが商品の簡単な目視チェックを行うケース」「伝票処理と電話応対を行うケース」など。

そういった場合には検索するパイがより大きそうな職種を選択しておいた方が無難だと思われます。

事実に即した職種軸 ✖ 検索するニーズがより高い職種軸 = 両立が大切

求人サイトにおける職種軸設定では両立できることが一番の理想形です。でも両立はなかなか難しいのです、だからこそバランスを大切にするのです。

メディアによっては1つしか職種軸が設定できなかったり、掲載プランによって1つの原稿しか設定できないという場合は特にバランスが求められます。複数の軸が設定できるのであればABテストみたいな感じで行ってみても面白いですし、求人広告の運用の面では必ず勉強になります。

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職種軸が違うと効果にどれくらいの違いが生じるのか

実際に効果の面でどれくらいの違いが出てくるのか検証してみました。

タウンワーク枠得プランで、同じ仕事をコピーして3本用意しました。2本の場合がABテストに対して、僕はよくABCテストと呼んでいます。(一般的にはあまり通じないかもしれません。)

物流業務系と製造業務系と違う職種のように思われがちですが、大きな仕事枠で言えば両方に関わるケースなので3軸で検証しました。

タウンワーク(愛知県)の閲覧結果

このような結果になりましたが、1週間という短い期間だったので、あまり大きな違いは出ませんでした。

今回の検証では、職種軸に関してある程度事実に即した軸を選ぶように心がけました。職種軸以外の条件や表記は全く同じにしています。

  • 「品出し・ピッキング」が一覧表示、詳細表示ともに他の軸よりも良い結果でした。
  • 「品出し・ピッキング」が遷移率という面では断然良い結果でした。

この結果から、少し推測してみました。

「品出し・ピッキング」が他よりも人気がある理由はなにがあるのでしょうか。

  • 他の仕事よりも楽そうなイメージがあり、閲覧に繋がった。
  • 品出し・ピッキングはパート層の人気職種でもあることから流入に繋がった。
  • 商品梱包よりも仕事に対するイメージが湧きやすく、詳細閲覧に繋がった。

【まとめ】職種軸選びで閲覧数に違いが出るのは本当だった

応募獲得という点とはまた別の話になりますが、求人広告においてはまず幅広く人に見てもらうということが何よりも大切になります。そういう点では、職種軸選びって非常に大切です。

複数の職種軸を選択して、効果があるものだけに絞っていくのも1つの手法です。よりライトでとっつきやすい職種軸を見つけて絞って設定することも1つの手法です。

メディア自体の特性や、掲載プラン内容の特性を最大限生かして活用していくようにしましょう。

ただ、忘れていけないこともあります。

求人広告自体もそうですが、同じ内容で出し続ければ効果は悪くなるので、定期的に職種軸を変更してあげる必要があります。

本日のまとめ

求人サイトなどで設定できる職種軸について検証を行いました。職種軸が応募者の案件閲覧に対してもたらす影響が、一定程度あるということが分かりました。本日の記事のポイントは「職種軸はリアルなものとかけ離れ過ぎておらず、その中でもよりライトなものを選択するべき」です。同じ募集を出し続けるのであれば、せめて職種軸くらいは変更するようにしましょう。まずは、閲覧数の獲得をターゲットに始めましょう。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ採用主任

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