正社員向けサイト「はたらいく」の効果が悪くなってきたような気がする

求人メディア

リクルートの発行する求人メディアの1つに「はたらいく」というサイトがあります。以前は、バナナマンをイメージキャラクターとしたテレビコマーシャルでもよく見かけましたが、最近はメディアで目にしたり、耳にすることが減ってしまったように感じます。こういう仕事をしているからこそ余計にそう感じるのかもしれませんが、最近どうなのか少し調べてみました。参考程度のお読みいただければと思います。

「はたらいく」のサイト内容について

サイトの内容や想定している利用者層について

はたらいくのランディングページはこのようになっています。

対象としている雇用形態は正社員、「大企業ではないけど、地元の会社で正社員としてコツコツがんばりたい」という希望を持っている人たちになります。

どんなサイトにも、ざっくりと対象を想定してサブタイトルみたいなものが付けられていますが、はたらいくには「地域密着!あなたの街の求人・転職情報サイト」と書かれています。

リクルートの各サイトとの位置づけ比較

これは僕の個人的な意見ですが、リクルートが発行する求人メディアを大きく分けるとすると、

  • リクナビ(新卒向け)、リクナビNEXT(第2新卒、中途採用向け)群
  • タウンワーク(アルバイト、社員向け)群
  • フロムエー(アルバイト向け)群

と、大きく3つに分けることが出来ると思います。では、はたらいくってどういった位置づけなのでしょうか?

多くの採用担当者の人に理解してもらえると思っていますが、僕は「タウンワーク群以上、リクナビ群未満」が正解だと思っています。

はたらいくの特徴ってなにがありますか?

利用者と会社側と両方の目線で見てみたいと思います。

利用者の目線から

自分の人柄や考え方を会社にアピールできる

登録マイページに書けることってたくさんあります。

下の画像は、僕自身の登録情報ですが実際のマイページはこのようになっています。

①学歴や資格を記入する欄

②職務経歴を記入する欄

③自己紹介を記入する欄

全部で4ヶ所の記入スペースがあります。仕事に関する自己紹介が2ヶ所、「らしさ」が見える自己紹介が2ヶ所となっています。それぞれ300文字以内に抑えないといけません。また、写真がそれぞれ1点挿入できるようになっています。

気になる会社には「らいく」を押してアピールに繋げることが出来る

会社に対して、らいくを押して自分からアピールすることができます。逆に、企業からも登録者に対してらいくを押してアピールすることができます。個人のマイページでも会社の管理画面でも受信したらいくの内容が分かる仕組みになっています。

就職Shop

会社側の目線から

登録者の情報を閲覧してアピールすることが出来る

登録者が記入したマイページを見て、個別にらいくを押すことができます。

ただ単にやみくもにらいくを押すのではなく、項目ごとに個別に押すことができます。また、メッセージを付けて送信することもできます。そうすることで、応募に至るように働きかけることができるのです。

ダイレクトリクルーティングの1つとも言えます。

メッセージは140文字までで、リクルート側から規定が設けられています。

  • 約束できない内容の送信
  • 求人原稿にはない他の案件の提示
  • 他のURLの送信
  • 連絡先の記入
  • 応募と全く関係のない内容の送信

といった項目は規定で禁止されています。

マイページを通じて、応募者の人柄を知ることができるのは大きなメリットです。この点は、はたらいくがウリにしていることの1つです。

サイト利用層のターゲットが明確になっている

同じリクルートのメディアでもタウンワークと比べると利用層がかなり狭いです。

タウンワークは「アルバイトも社員も同じように」という感覚ですが、はたらいくは「地元で働きたい正社員思考の人」。そういった点では案件によりマッチする人が存在する可能性も高いと言えます。

長期掲載プランがお得

はたらいくの基本掲載プランは2週間、4週間となっています。その分、少し割高な印象を受けます。

ただ、同じ原稿(若干は修正が可能)であれば、次回は初回料金の半額という金額で掲載が出来るという魅力もあります。「リピ割1/2」というプランになりますが、初回掲載から3ヶ月間が上限という規定もあります。

また、「12週間おまとめパック」というリピ割よりも、さらに安いプランも用意されています。ネットメディアならではのプランだとも言えますね。

ただ、同じものを出し続けることで応募効果は落ちます。過去記事にも書きましたので、お時間のある方はお読み下さい。

掲載効果はどうですか

実際の応募結果はこんな感じです

最近、僕はトラックドライバーの求人募集をはたらいくで行いました。もちろん正社員採用です。

期間応募数
2020.8月9件
2020.7月22件
2020.6月12件
2020.5月10件
2020.4月11件
2020.3月25件
2020.2月12件
2020.1月14件
実際の応募実績から

採用できているかどうか、コロナウイルスによる景気悪化の問題は別として、応募数自体は悪くないと思います。4週プランをリピ割で長期掲載しましたが、コストパフォーマンスはむしろ良いのではないかと思います。

アグリゲート型求人サイトへの掲載状況はどうか

地元で働きたい正社員がターゲットということで少し郊外のエリアで検索してみました。

対象サイトはindeed、求人ボックス。

「正社員」×「地名」で行った検索結果です。1ページ目に出てきたリクルートメディアの名前と掲載件数を比較してみました。

indeed求人ボックス
三重県伊賀市該当なしリクナビNEXT(1件)
タウンワーク(1件)
愛知県犬山市該当なしリクナビNEXT(4件)
タウンワーク(1件)
フロムA(2件)
島根県出雲市該当なし該当なし
岐阜県大垣市該当なしはたらいく(1件)
各サイトの検索結果(2020.9.27)

ここに関しては、決して良い状況とは言えませんでした。

この記事をリライトした2021.4.20時点では、はたらいくのオプションとして「はたらいくアイプラス」というものが展開されています。追加料金を払って、indeedにも掲載してもらいましょうというプランになりますが、このプランを使った案件であれば、先ほどの結果としては大きく変わると思います。

もっと検索でヒットしやすくなるはずです。

Google検索でも検証してみました

同じように「Google for Jobs」と「Yahoo!しごと検索」での結果を見たくて検索してみました。

Google検索上位20件Yahoo!しごと検索1ページ目
三重県伊賀市該当なし該当なし
愛知県犬山市該当なし該当なし
島根県出雲市該当なし該当なし
岐阜県大垣市該当なし該当なし
各サイトの検索結果(2020.9.27)

アグリゲート型求人サイトと同じように、結果は良くありませんでした。

【まとめ】アグリゲート型サイトからの流入が見込めないのはマイナス評価

一定の応募数は確保できていましたが、はたらいく自体の宣伝広告はあまり積極的に行われていないようです。聞くところによると、YouTubeの動画内広告だったり、リスティングには力を入れているようです。

また、最近のトレンドとも言えるアグリゲート型サイトと連動があまり積極的にされていないのは少しマイナスだと思います。

  • 新しい求人メディアを開拓したい場合
  • 管理職としてではなく、より現業に近い正社員層を採用したい場合
  • 地元で働きたい思考の強い人を採用したい場合

全部に該当する場合は、掲載をおすすめします。

また、掲載する以上は効果を最大限出すためにも、登録者への「らいく」送信を行うべきです。

本日のまとめ

はたらいくの対象ユーザーは「地元でコツコツ正社員として頑張りたい若年層」をメインに考えています。一時期は、テレビコマーシャルでもサイトの名前を聞きましたが、最近はYouTubeやリスティング等での展開がメインのようです。残念ながら、あまり聞かなくなってしまいました。会社も求職者も、会社のことや自分のことを書いて会社の社風や環境、求職者のひとがらをお互いに理解してマッチングを図る趣旨です。アグリゲート型サイトとの連携は良くありませんので慎重に検討した方が無難です。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ主任

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