原稿改善の効果が思ったように出ません。
どうしてなのでしょう?
どういうことをしたのか教えてください!
運用型求人広告は定期的に原稿内容の見直しやリライトが必要になります。
原稿改善を、時間をかけてしっかり行ったとしても思ったように効果改善ができないことは意外と結構多いです。
意外と多いというより、そういったことばかりです。
本当に地道な作業姿勢が求められるのが運用型の求人広告なのです。
運用担当者の私見も含んでいますが、そもそも1回の見直しで効果が出るのであれば、見直す前から成果が出ているように思います。
・上手くいかない時にはどうしたらいい?
・忘れてはいけないポイント
行なってきた取り組みの内容
今回はスタンバイについての記事になります。
まず、スタンバイに掲載する予備知識としての記事を書かせていただきました。
続いて1回目の有料広告の設定についての記事です。
続いて、行った原稿改善についての記事です。
以上、3つの記事になります。
取り組んできた内容の結果
取り組んできた内容と、その成果をまとめると次のような感じになります。
- スタンバイで有料広告として出してみた
- しばらく経過したものの応募獲得ができていない
- 原稿改善をしてみた(職種タイトルの変更・原稿内容の充実)
- それでも応募獲得が出来なかった
改善をしても、応募獲得ができていないということが、どこかに問題があることは確かです。
原因はどこにある?
応募獲得ができないとは言っても、それは結論であって、理由はいろいろあるケースが多いもの。
何か1つに特定をできることは実際ほとんどなく、1つずつ解決・改善していくしかないのです。
改善を重ねることで、いつの間にか応募を獲得できるケースが大半です。
応募獲得ができない原因と、その対策をまとめてみました。
(想定される)原因や理由 | (有効だと思われる)対策 |
不人気な職種である | ✅仕事内容の変更をできる範囲内で進める ✅職種名や職種軸、原稿内容の表現方法を変える |
募集内容が魅力的に映らない | ✅待遇面の改善を進める ✅原稿本文の作り直し |
表示回数が少ない | ✅広告予算を増やす ✅同じ募集内容の案件を増やしてカバーする |
表示回数はそれなりにあるが詳細クリックが少ない (応募獲得ができていない) | ✅待遇面の改善を進める ✅原稿本文の作り直し ✅他のサイトでも追加的に募集する |
原因追及のためのもう1段深い分析が必要
繰り返しになりますが、今回は「スタンバイ」での話です。
特徴としては、次のとおりです。
✅1案件のみに対する課金
✅人口は少なめのエリア
✅予算上限(クリック単価130円/1日3,000円/1ヶ月30,000円)
✅原稿改善(初期原稿Aは残したまま、より詳しい新規原稿Bを作成、A・Bそれぞれ有料運用での展開)
✅有料広告のキャンペーンは原稿A・原稿Bともに同じ内容で設定
初期原稿Aのキャンペーン状況
初期原稿Aの有料キャンペーン状況です。

・平均値としては200回ほどの表示(imp)に対して、クリック2回、クリック率は1%ほど
・クリック単価は上限130円で設定したものの、実数値は110円ほど
新規原稿Bのキャンペーン状況
より詳しい新規原稿Bの有料キャンペーン状況です。

・平均値は80回ほどの表示(imp)に対して、クリックはほぼないに等しい状況
・クリック単価は上限130円で設定したものの、実数値は30円
・公開した原稿Aを大幅にリライトしていることもあり、スタート時期は原稿Aよりも遅い
数字データだけを見て、推測できる内容は次のとおりです。
データから分かること | (取った方が良いと思う)対策 |
表示回数、クリック数は最初の2日間だけ良い | ✅原稿内容の更新を定期的に実施 ✅有料広告の設定を変更する(増額) |
詳しく作った原稿内容の方が数字が悪い | ✅原稿1本ではなく複数案件でキャンペーンを組む ✅有料広告の設定を変更する(増額) |
クリック数・クリック率が悪い | ✅もう少しクリックしてもらいやすい職種名に変更 |
表示回数が低い | ✅定期的なリライトの実施 ✅キャンペーンをもう一度組みなおす ✅有料広告の設定を変更する(増額) |
いろいろな原稿を寄せ集めて運用したキャンペーン状況
他の運用データも参考に出させてもらいます。
いろいろなエリアの60件近い案件をひとくくりにしたキャンペーンの運用結果です。
クリック単価は上限30円、1日3,000円・1ヶ月30,000円に上限設定してあるものです。

・表示回数だけでなく、クリック数・クリック率も個別案件A・個別案件Bとは全然違います
・アルバイト系のものも含まれるので全体的な数字が底上げされていると思われます
6案件を集めて運用したキャンペーン状況
クリック単価は上限50円、1日3,000円・1ヶ月30,000円に上限設定したものです。

3案件を集めて運用したキャンペーン状況
クリック単価は上限50円、1日5,000円・1ヶ月30,000円に上限設定したものです。

1案件ずつ個別に対応するよりも、ある程度の案件数をまとめてキャンペーンの枠組みに入れた方が、表示回数は伸びる傾向にあるようです。
表示回数が伸びれば、クリック数の増加も期待できるというのが結論です。
少しだけわかったこと
原稿を詳しく作成したとしても、表示回数が上がらないということは原稿に問題があるかもしれませんが、他のところに原因もあると考えた方がいいでしょう。
有料キャンペーンの枠組みをするときに1件だけよりもある程度の数を集めて枠組みした方が表示回数に結びつきやすいのではないかという答えに辿り着きました。
ということは、案件Aと案件Bでそれぞれ有料運用していたことがそもそも「適切ではなかった」と言えます。
【本記事のまとめ】原稿改善をしても閲覧数やクリック数が伸びないなんてことはよくある話!推測を1つずつ潰していくしかない
今回はスタンバイにおける原稿改善をしてもうまく結果が出なかったという話でした。
他のメディアからの転載でスタンバイに掲載しているパターンです。
案件に対して1本ずつキャンペーンを組むのではなく、ある程度の案件数をまとめてキャンペーンを組んであげた方が表示回数などは伸びそうです。
そのため、取るべき対策としては、キャンペーンの組み直し(案件個別ではなくて、まとめて運用)が最優先です。
キャンペーン内の案件数が1本から2本に変わるだけですので、それでも結果が出なければ、
- 似たような原稿をもう少し複製して3~5本でキャンペーンを組み直し
- 案件の出し直し(上書き更新ではなく、新規のURLで公開をする)
- キャンペーンの金額の見直し
といった順番でまずは取りくんでみましょう。
・上手くいかない時にはどうしたらいい?
・忘れてはいけないポイント
✅改善しても上手くいかないことが圧倒的に多い(何回か改善が必要)
✅同じ手法がいつも、どの原稿にも通ずるわけではない
✅今回の検証では、案件1本ずつよりも複数の案件をまとめてキャンペーン組みした方が良さそうだという結論に至った
本日は以上です。