オウンドメディアを使った採用の手本はマクドナルドにあるのかもしれない

オウンドメディア

今後、ますますオウンドメディアを活用した求人活動が主流になってくると言われています。実際、採用に関する仕事をしている僕自身もそのように感じています。自社ブランディングがしっかり確立されている企業はオウンドメディアの持つ力も大きいものです。これは採用に関しても同じことが言えるのでしょうか?オウンドメディアを活用するメリットを中心に考えてみたいと思います。

オウンドメディアで採用をすすめる理由はなにがある?

過去記事になりますので、お時間のある方はお読みいただければと思います。

ところで、オウンドメディアを採用に活用する理由って何があるのでしょうか。

一番の理由はやっぱり経費削減ではないかと僕は思っています。

求人広告の費用って、本当にとんでもない金額が掛かります。実際に担当した人でないと分からないところもあるかと思いますが、相当大きな経費です。

僕のところでは、軽く年3,500万円くらい使っています。過去の話ですが、リーマンショックの前まで遡ると、実は年間で1億5,000万円くらい使っていたこともあります。毎年、毎年、一軒家を買うようなものです。最近は少し麻痺しつつもありますが、金額だけを見ると恐ろしくなります。

初期投資でもありますし、必要経費だと考えていますが、やっぱり会社にとっては大事な経費なので最大限有効活用してあげないといけないなって思います。

採用担当から見てもすごいなと思う企業の1つはマクドナルド

オウンドメディアだけで採用を行っている企業の代表例はマクドナルドです。

採用担当から見ても、本当に素晴らしいなって思います。オウンドメディアだけで採用を完結するのって、想像以上に難しいことです。でも、それができるようになれば会社にとっては素晴らしいことでもあります。

オウンドメディア求人の成功ポイントは5点

実は、オウンドメディア求人が成功するためのポイントが5つあります。

これができないと成功はあり得ません。

  1. 企業のブランド力が高い(企業ブランディングがきちんとできている)
  2. 社員満足度が高い(職場に誇りを感じるスタッフが多い)
  3. 採用に関する責任者の権限が強い
  4. きちんとPDCAが出来て、最後までみんなが成功を信じて進むことができる
  5. オウンドメディアに対して毎月、ある程度の広告費投下ができること

僕は特に、①④⑤が大切になってくると思っています。

5項目のうち、できていない項目が多いほど、オウンドメディアだけで採用を行っても結果は伴いませんし、オウンドメディア頼ること自体がリスクを抱えています。

なぜマクドナルドはすごいのか?

いくつかのオウンドメディア求人事例を見てきたことがありますが、マクドナルドはすごいなって思います。先ほどの5点のことが、きっと全部できているんだろうなって思います。

とは言っても、恐らくマクドナルドでも完璧には出来ていないはずです。

マクドナルドの採用ランディングページです。採用担当者から見た具体的なポイントとして次のことが挙げられます。

  • 採用できる人材が年齢面でも幅広いことを写真で訴えかけている。一昔前のような、「マック=若いスタッフだけしか働けない」というイメージを払拭している。
  • 過去に大きな問題となった食の安全についての反省を忘れず、逆にそれを生かして、次の時代に向かっているというアピールができている。
  • アルバイト・パートの採用だけに特化した採用ページであること。
  • 全国のマクドナルド店舗の採用情報が掲載されている採用ページになっていること。もちろんマクドナルドでの求人情報しか掲載されていない。
  • 仕事内容の詳しい説明がサイト内でされており、面接時に一から説明する必要がなく、面接担当者も面接者もお互いに時間をセーブできる。
  • オウンドメディアなので自社(マック)のことが好きな人を集客できれば良いという考えのもと、採用活動を行っている。
  • バイトするメリットをきちんと明記して訪問者(面接者)に訴求している。
  • 採用フローが明記してあり、応募する側が今、自分がどこのステージにいるのかすぐに分かり、安心感につながっている。
  • 過去にマックでバイトしていた著名人の卒業生をイメージキャラクターとして起用しており、若年層の取り込みを行うことに成功している。

と、挙げればキリがありません。

マクドナルドは本当にオウンドメディアだけで採用をしているの?

さすがのマックでも採用は決してオウンドメディアだけで行っているわけではありません。

タウンワークにもマイナビバイトにも、バイトルでもアルバイト募集情報を掲載しています。でも、他のサイトで見かける頻度はかなり低いです。

きっと採用が追い付いていない店舗やフランチャイズ運営などの会社が求人情報を掲載しているのだと思います。

あれだけのブランド力のある企業でも、オウンドメディアだけで採用を満たしきれないということが採用の難しさを物語っていますよね。

全国の店舗が全てバラバラで求人誌や求人サイトに掲載することを考えると、相当なコストカットに成功しているはずです。

【まとめ】オウンドメディアで求人活動を行う際に気を付けるべきこと

マクドナルドの事例でも言えますが、オウンドメディアだけで採用活動を行うことって非常に難しいです。

繰り返しになりますが、

  1. 企業のブランド力があること
  2. 牽引する責任者の権限が強いこと

この2点に尽きると思います。

目安としてはオウンドメディアからの応募が全体の応募数の7割くらいを占めるまでは、複数のメディアで採用活動を行う方がリスク分散に繋がります。オウンドメディアだけの求人活動と比べてコストは跳ね上がりますが、致し方ないことだと考えるべきです。

でも、成功すれば無駄な求人広告費を掛けずに済むという点で非常に大きなメリットが待っています。それに向けて活動していくのみです。

本日のまとめ

オウンドメディアだけで採用活動を行うことは本当に難しいです。資金、労力、社内調整など全ての面において、とてもハードルが高いです。今後、長い目で採用というものを見た時に、間違いなく主流になるオウンドメディア、今からでも遅くありませんので、力を入れてみてはいかがでしょうか?マクドナルドの事例は非常に参考になります。オウンド力の強化に近道はありません。あるとすれば採算を度外視した投資だけです。長期的展望で物事を見ていきたいものです。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ採用主任

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