オウンドメディアを活用したマクドナルドのアルバイト採用方法

オウンドメディアだけで採用活動を進めることは可能ですか?

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・オウンドメディアってなんなの?
 ・オウンドメディアでアルバイト採用はできるの?
 ・オウンドメディアだけで採用充足は可能なの?
 ・活用事例はどんなのがあるの?
 ・どういったケースだと成功するの?

オウンドメディアを活用した採用活動は今後、拡大していくと言われています。

採用に関する仕事をしている立場としても、それは感じています。

ブランディングがしっかり確立できている会社はオウンドメディアの持つ力も大きいです

オウンドメディアを使った採用の魅力

オウンドメディアを使った採用活動のメリット・デメリットは過去記事にも書きました。

【2022年最新版】採用のトレンドはオウンドメディアの活用にある

一番の魅力は、経費削減・経費の有効活用です。

求人広告を出すためにかかる経費負担はかなり大きなものになります。
人材サービスがメインの会社だと売上の3~5%くらいが平均の広告費と言われています。
僕は広告費を売上の0.5%くらいに設定していますが、オウンドメディアを使った採用ができているからではありません

マクドナルドの事例

オウンドメディアを中心に採用ができている会社の1つにマクドナルドが挙げられます。

本来、オウンドメディアだけで採用を完結することはかなり難しいものです。

ただ、それができたときは会社にとっては大きな利益を生み出します。

採用成功するためのポイント

採用成功するためのポイントは5つ、全てができなければ成功はありません。

成功のための5つのポイント
●会社のブランド力が高い(会社としてのブランディングができている)
●社員満足度が高い(会社に所属していることを誇りに感じている)
●採用に関する部門責任者の権限が相当強い
●採用に関するPDCAが運用できている
●オウンドメディアに対して継続的に経費を使うことができる

5つの中で、できていないことが多いほど失敗する確率は上がってしまいます。

オウンドメディアだけに頼ること自体がリスクを抱えてしまいます。

マクドナルドがすごい理由

オウンドメディアでの採用事例を見てきましたが、マクドナルドはすごいです。

とは言っても、マクドナルドでも5点全部は完璧にはできていないはずです。

採用担当者の目線で見たポイント

  1. 幅広い年代層が働けることをアピール、「マック=若いスタッフ」というイメージの払拭
  2. 過去に問題となった食の安全についての反省をし、次の時代に向かっているアピール
  3. アルバイト・パートの採用だけに特化したオウンドメディア
  4. 全国のマクドナルド店舗の採用情報が掲載されている
  5. 仕事内容が詳しく説明されていて、面接担当者にも面接者にも非常に有益
  6. マクドナルドのことが好きな人を採用したいという考えが根底にある
  7. バイトするメリットをきちんと明記して、訴えている
  8. 採用フローが明記してあり、自分がどこのステージにいるのかすぐに把握できる
  9. 著名人のOBをイメージキャラクターとして起用、若年層に対するアピール

オウンドメディアだけでの採用活動

さすがにオウンドメディアだけで採用は完結しないようです。

スタッフによるお客さんへのスカウトで採用をしていたこともあったようです。

時期によってはタウンワークにもマイナビバイトにも、バイトルにもアルバイト募集情報を掲載しています。

でも、マクドナルドの求人情報を見かける頻度はかなり低いです。

スタッフが大きく不足している店舗やフランチャイズ店が掲載をしていると思われます。

あれだけのブランド力があっても、オウンドメディアだけで採用を満たせないと言えます。

全国の店舗がバラバラに求人広告を出すよりは、相当なコストカットができているはずです。

【まとめ】オウンドメディアだけで採用活動はできない

オウンドメディアだけで採用活動を継続していくことはできません。

成功するために、とくに必要なのは

  1. 会社のブランド力
  2. 推し進める責任者の強い権限
  3. ある程度の運用費

3点です。

オウンドメディアからの応募が全体の7割ほどになるまでは、複数の方法で採用活動を行うべきです。

コストは跳ね上がりますが、リスク分散にもなります。

成功すれば大きなメリットが待っていますが、現実問題として課題が大きすぎます。

まとめ
 ・オウンドメディアだけで採用を行うのは現実的に無理がある(非効率的とも言える)
 ・超がつくような大企業であればオウンドメディアだけで採用ができる可能性はある
 ・成功のためには、会社のブランド力・担当者の権限・経費・時間がキーポイント
 ・オウンド力がつくまでは、一般的な求人メディアの併用が不可欠となる

本日は以上です。

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