Wantedlyに代表されるような共感採用メディアの在り方について

採用について

ここ数年は、「働き方改革」などといった言葉が浸透しているように、人々の働き方に対する考え方自体も大きく変化してきています。学校教育の在り方も大きく変わってきたように、ごくごく普通のことなのかもしれません。採用の手法も以前と比べて大きく変わっていますが、今後どのようになっていくのでしょうか。よく言われていることを記事にしました。

働くことに対する考え方って大きく変わりましたよね

新卒中途や雇用区分を問わず、日頃、求職者の人と接する機会が多いからこそかもしれませんが、「働く意義」みたいなものが「収入」重視から「プライベート」「自分自身の在り方」重視に移行していると、最近よく感じるようになりました。

もちろん収入重視の人も一定数いらっしゃいますし、プライベート重視の人も一定数はいらっしゃいます。

あくまでも割合の問題です。

そういった背景もあって、仕事の選び方の基準も大きく変わってきたのだと思います。

昭和から平成にかけては、どちらかといえば「タテ社会」の組織の中で、厳しく指導されながら、頑張って働いて働いて自己鍛錬を行って会社に対して貢献をしていく。会社が個人を選ぶ時代でしたし、会社の方針についていけない人は離れていくのは仕方のないこと。会社の方針に個人が合わせていく時代だったと言えます。就活の基準は、あくまでも会社側にありました。

平成から令和にかけては、のびのびとした社風や組織の中で、自分というものを伸ばして、組織を活性化させて会社に対して貢献をしていく。部下指導の在り方も、少し緩やかになったのではないでしょうか。褒めて伸ばすような感じだと思います。会社が個人を選ぶというよりは、個人が会社を選ぶ。イメージとしては会社に付いてきてくれる社員が自然と集まってくる感じです。

昭和生まれの僕の感覚的な記述ですので大袈裟に書いているところがあったらすみません。

仕事の選び方も大きく変わろうとしています

最近出てきた「共感採用」という言葉があります。

今までの求人誌や求人サイトは、あくまでも仕事内容だとか待遇面に主眼が置かれた原稿ばかりでした。

正確には、仕事内容や待遇を明記しないと求人サイトに掲載ができないのです。

共感採用は、

  • うちの会社の社風は●●●な感じです
  • この会社のいいところは●●●なところです
  • 社長やメンバーはこんな顔ぶれ(実際に人物写真や担当している仕事内容も書かれています)
  • メンバーたちはこんな考え方をもって働いています
  • オフィスはこんなきれいな感じです(社内の写真があります)

といったことを前面に出した採用手法です。

勤務条件よりも社風や仲間に主眼を置いて、そこに付いてきてくれる・共感してくれる人を採用して行きましょうというスタンスです。

どちらかと言えば、中小企業やベンチャー企業が多く実践しているのが共感採用ではないかと感じます。

共感採用の大きな例がWantedlyというサイト

共感採用を実施しようとしたときに欠かせないのが、「Wantedly」と自社オウンドメディアです。特にWantedlyについては、いま一番メジャーなサイトだと言えます。

ウォンテッドリー
出典 Wantedly

ここには、待遇面は一切出てきません。

こんな会社で、こんなオフィスで、こんな仲間たちと、こんな仕事をしたいと思ってもらえるようにという企業側の意図があります。給与や条件は二の次だということです。

もちろん採用選考の過程の中で、きちんとした提示はあるはずです。

僕を含めた中年層ではなく、20代あたりの若年層をターゲットにしていることは明らかです。

中年層以上になると家族の生活もあるため、給与面を第一に希望する人が多いからです。

共感採用のメリット・デメリット

どんな採用手法にもメリット・デメリットはあるものですが、共感採用のメリット・デメリットには何があるのか考えてみました。

共感採用で考えられるメリット

  • いろいろなことに共感をしてくれる人を対象としているので離職率が低い
  • 自社のいいところが再発見できる
  • ベンチャー企業に興味があったり、会社規模にこだわりが少ない求職者の獲得ができる
  • 若年層の採用に期待感が持てる
  • 中途・新卒問わず利用することができる

共感採用で考えられるデメリット

  • 待遇面は二の次の表記なので、応募に至らなかった求職者が一定数存在し、機会損失がある
  • 待遇を提示した際の応募辞退、入社辞退が起こりうる
  • 自社の魅力を打ち出せない企業は母集団形成すら厳しい
  • 待遇面や知名度では大企業に太刀打ちできない中小企業が多いのではないかいばかりではないかといった先入観がある
  • 応募獲得までに時間がかかることが多い
  • ベンチャー意識の強い人が集まるため、長期的な人材育成には不向きな場合が多い
安心のお水はアルピナウォーター

【まとめ】長期的な視点では勢力拡大は間違いない

少子高齢化がさらに進み、今後ますます少なくなる若年層は仕事選びの中で共感採用を念頭に置く人が増えていくはずです。ここ2~3年というスパンではまだまだだと思いますが、もっと先には主流になっていくでしょう。

最近は、単純な求人サイトという王道ではなく、違う視点で運営されるサイトの方が人気があります。

  • 名刺管理アプリに転職情報を載せ、採用活動や就職活動が行えるエイト
  • 企業のクチコミサイトに求人情報を載せることができる転職会議enライトハウス
  • オウンドメディアとして活用できるengage

でも、共感採用という点では、間違いなくWantedlyが一番です。自分の会社の長所を見つめなおしたり、本当にそれが正解なのか確認するためには非常に有用です。ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。

本日のまとめ

最近の採用のトレンドだと言える共感採用について記事にしました。待遇や仕事内容というよりは、会社の環境だとか社風に共感をしてもらって、会社を選んでもらおうというスタンスです。共感採用を導入することでメリット・デメリットはありますが、採用の手法の一つとして導入してみてはいかがでしょうか。

本日は以上です。

プロフィール

ひーすけ主任

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  • 面接1,000名
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