indeedはアグリゲーションサイトではなくなった【トレンド】

indeedというサイトはアグリゲーションサイトと聞きました。
indeedについての基礎知識を勉強したいです。

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・indeedの概略について教えて欲しい
 ・アグリゲーションサイトってなんなの?
 ・一般的な求人サイトとのアグリゲーションサイトの違いはどこにあるの?
 ・indeedの特徴について

よく言われるindeedの特徴について

  • 2009年にアメリカから日本へやってきた
  • 分類としてはアグリゲーションサイトの1つ
  • アグリゲーションサイトの中では知名度、売上、サイト規模ともに圧倒的に国内No.1の地位
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アグリゲーションサイトについて

アグリゲーションは英語で書くと「aggregation」、英単語の意味は、「集めたもの」です。

いろんなサイトの求人情報を寄せ集めて作った求人サイトという理解で十分です。

AI(人工知能)が勝手にクローリングして求人情報を集めてくる、そんなサイトでした。

一方で、一般的な求人サイトはたくさん運営されています。

これらのサイトはただ単に案件を掲載するだけです。

はたらいく
工場ワークス
タウンワーク

もちろん他にもたくさんあります。

求人サイトにはそれぞれサイト特性というものがあって、アルバイト向けから正社員向けまでさまざまです。

ターゲットとしている求職者がそれぞれ違っていたり、職業や職種ごとに特化したサイトもあります。

募集を行う会社は、その案件にマッチしていると思われる求人サイトを選んで掲載することになります。

アグリゲーションサイトでない場合は、求職者はそれぞれのサイトに訪問して、自分の希望にマッチする案件を探します。

アグリゲーションサイトはその手間を省いてくれるのです。

いろんなサイトの情報を1つのサイトだけで閲覧でき、双方にとって手間が省けてしまうのがアグリゲーションサイトです。

アグリゲーションサイトは、ほかにも
 ・アグリゲートサイト
 ・アグリゲート型(式)サイト
 ・求人検索サイト
 ・求人まとめサイト
などと呼ばれることもあります。

indeedは求職者側に寄せたサイト

indeedは「求職者」に大きく軸をおいた求人サイトです。

理由は4点あります。

  1. 案件を見るためにサイトを飛び回る必要がない
  2. キーワードと勤務地の2軸だけで検索ができる
  3. 一括応募が可能
  4. 派遣案件が表示されにくい

実際に仕事を探してみると分かりますが、本当に使い勝手がよくて楽です。

希望にマッチするかどうかは別にして、1つのサイトでいろんな求人サイトの情報が見られるメリットは大きいです。

一方で、indeedは純粋なアグリゲーションサイトではなくなりつつあります。

理由は、多くの会社が募集内容をindeedに直接投稿して募集を行う傾向が強くなってきたから。

クローリングしてもらった案件やフィード送信して掲載してもらった案件よりも応募効果が高いとも言われています。

実際に、indeedを見てみます。

引用 indeed(2023.4.11時点)

「Indeedに求人を直接掲載し、過去30日間にIndeedを通じて●●%の応募に返信しました」と書かれた案件は、indeedに直接投稿された案件です。

この直接投稿(ドラディス)案件が増えてきているのです。

Indeed Japan社も会社である以上、売上や利益を出さなければいけません。

無料の事業だけでは会社存続ができないのです。

善意でクローリングだけしてあげて、「ハイ、終わり」というわけにはいかないのです。

最近のセオリーは直接投稿の案件を有料出稿することです。

indeedでの求人掲載には2通りありました。(広告費)
 ・無料広告枠=オーガニック枠
 ・有料広告枠=キャンペーン枠

定期的に行われるクローリングシステム変更(アップデート)

indeedのクローリングシステムは定期的に細かい仕様変更がされます。

アップデートというのが正しい言い方かもしれません。

しかも、時期や内容などについては事前の告知がなく、いきなり行われます。

変更が行われる度に掲載順位が変わる可能性が高まるので、対策を行う会社側はとても大変です。

実は、Indeed Japanはクローリングシステムの変更は公式発表することはありません。

特に2020年7~8月にかけての行われたアップデートから大きく変わりました。

クローリング案件が上位表示される機会が減る一方で、直接投稿の案件が上位表示されやすくなった印象を受けます。

indeedの情報はIndeed Japan社の内部の人や、広告代理店の人からも断定という形では教えてもらえません。

親会社のリクルートからももちろん教えてもらえません。

推測ではあるものの、各方面に情報収集していますので、ある程度は的確な回答だと捉えています。

データ結果

2020年の7月と8月のデータを比較してみました。

2020年7月 2020年8月
母集団(応募数)319件278件
うち 採用サイト経由(応募数) 145件57件
うち indeed(無料枠)経由51件10件
うち indeed (有料枠)経由41件22件
実際の応募結果

採用サイトで公開している案件をindeedでの有料枠として掲載しています。

7月から8月にかけて、急激にコンバージョン(応募数)が悪くなってしまいました。

案件の内容だけではなく、掲載方法や使用するメディアなども大きく変えてはいません。

ただ、電話で直接応募をもらうケースもあり、正確に判別できないこともあります。

数字だけを見ると、実績としては全体的に落ちています。

募集案件数や経費はほとんど変わっていないので、indeedで別の力が働いたと推測できます。

まだindeedを利用したことがない場合は、一度アカウントを作って直接投稿をオススメします。

とくに経費をかけずに募集したいという会社にとっては、有益なはずです。

クローリングシステムが大きく変更された場合は、どんな会社にとってもチャンス到来だと言えます。

【まとめ】indeedの求人サイト化はますます進むと予測

indeedは純粋なアグリゲーションサイトではなくなってしまいました。

最近のindeedは、全体的に有料枠の方が先行していると言えます。

本当のアグリゲーションサイトは、クローリングされた案件だけが掲載されているサイトです。

これからますます、本質的には一般的な求人サイトと変わらなくなってしまいます。

ただ、求職者側としては何ら変わりはないので、こうしたことを気にするのは募集する会社側だけの問題とも言えます。

indeedで成果を出すには有料での出稿が必須です。

とはいうものの全く知識がない状態でのindeedの有料運用には大きなリスクを伴います。

代理店(認定パートナー)にお願いすべきところはきちんとお願いして運用しましょう。
本記事のまとめ
 ・indeedの一般求人サイト化が進行している
 ・直接投稿の方が応募獲得しやすいと言われている
 ・最近の定番は「直接投稿&有料出稿」
 ・アップデートやサイト内部の情報は一切教えてもらえない
 ・オフィシャルのリリースは基本的にない
 ・発生しているトラブルの通知なども行われない
 ・定期的なアップデートで今後もindeedの本質は変化していく
 ・いろいろ変化はあるが求職者目線では特に大きな変化はない

本日は以上です。

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