求人ボックス有料オプションの公式な「運用提案」は効果ある?

求人ボックスの管理画面を開いたときに、
「運用提案」というマークがついていました。
これはなんですか?

より効率的な有料運用をするためのアドバイスですね。

本記事の内容
✅運用提案のマークについて
✅どういったときに「運用提案」マークがつけられる?
✅運用提案に従ったときの効果

一定期間の求人ボックスの有料運用が終わったときに、いったんキャンペーンを停止して、次月の運用に備える企業は多いはず。

次月のために、当月の応募効果分析やキャンペーンの組み直しをする必要があるからです。

僕自身も、あまり強く意識したことはなかったのですが、「運用提案」というマークがついていたので調べてみました。

運用提案のアイコンについて

自分で求人ボックスの有料運用をしていないと、なかなか気付くのが難しいかもしれません。

今回は、キャンペーンを終了してしばらく経過したあとの話です。

新しい月に変わり、別のキャンペーンを立ち上げようとしたときにアイコンが付いていることに気が付きました。

引用 求人ボックス

「運用提案」はクリックできます。

求人ボックスは、自社で運営していますので運用の過程で、代理店などからアドバイスをもらう機会はありません。

運営会社であるカカクコムと実績振り返りなどの機会もありません。

応募獲得で成功できる案件は少ないはずですので、一度クリックしてみると良いでしょう。

キャンペーン運用の途中であっても「運用提案」マークが付けられることはあります。
付けられる時点での具体的な条件については明確にされていません。

運用提案の内容

実際にクリックしてみると、次のような画面が表示されます。

引用 求人ボックス

現在の入札単価のところには、運用していたときの最終単価です。

今回は、最終の入札単価が126円でしたので、
「126円」になっていますね!

提案は2点あります。

✅入札単価の増額を提案

✅自動運用へ変更を提案

いずれにしても、もう少し予算を投下しましょうということが言われています。

入札単価の増額が予算のさらなる投下に繋がることは理解できるはずです。

自動運用に切り替えることが、なぜ、
予算投下に繋がるのでしょうか?

ベースの単価に答えがあります。

自動運用の場合は、入札単価の上限が最低でも300円です。

引用 求人ボックス

見て分かるとおり、自動運用の場合の単価(上限)設定は、

  • 300円
  • 500円
  • 700円
  • 1,000円

4段階で設定されています。

いずれにしても、現在の設定金額である126円よりもクリック単価が上がるため、自動運用においてもさらなる予算投下・予算消化に繋がることが想定されます。1日・1月あたりの上限予算は忘れずに入力しておきましょう。

求人ボックスからの運用提案に従ってみました

求人ボックスから提案のあった運用提案。

実際に、受け入れてみることにしました。今回はクリック単価の設定を手動で釣り上げてみることにしました。

「入札単価の変更」の方です!

引用 求人ボックス

先月まで運用していたキャンペーンは、クリック単価126円でした。

今回は、ちょうど2倍にあたる「252円」に設定してみました。

引用 求人ボックス

「運用提案」の文字が消えていました。

クリック単価を上げてどう変わったのか

クリック単価を上げる前と、上げた後で、どのような変化が起きたのかを見比べてみることにします。

引用 求人ボックス

キャンペーンごとにデータの確認ができます。
該当するキャンペーンの右端にあるノートのようなアイコンを
クリックすれば見ることができます!

管理画面では、このようなデータを閲覧することができます。

引用 求人ボックス

データを保存しておきたい場合は、CSV形式でダウンロードすることも可能です。

右端にある「CSVダウンロード」をクリックするとExcel形式でダウンロードできます。

求人ボックス管理画面で作成したCSVシート

全体ばかりに目が行きがちなので、少し加工してみました。

キャンペーンで設定したクリック単価ごとに
色分けをしてみました。

CSVシートを加工したもの

設定していたクリック単価ごとに、セルの色を変更しています。

日付上限クリック単価セルの色
3月3日~3月6日40円グリーン
3月7日~3月13日100円ブルー
3月14日~4月2日126円ベージュ
4月3日~4月8日252円イエロー

それぞれの数値を眺めていると、いくつかのポイントに気が付くはずです。

  1. クリック単価を上げれば上げるほど表示回数は増えた
  2. 表示回数が増えてもクリック数に変化がないためクリック率は下がってしまった
  3. クリック単価を上げたから応募が増えるわけではない
  4. 理想のクリック単価としては¥126~252円の間にありそうな印象を受ける

【本記事のまとめ】クリック単価を底上げするだけではあまり意味がないかもしれない

求人ボックスの管理画面にてなされた「運用提案」に従ったところ、実際に応募は獲得できました。

今回、求人ボックスにおける応募獲得の改善として行った検証のフローです。

  1. いちばん最初に設定した低いクリック単価では応募が獲得できなかった。
  2. 有料キャンペーンの終了後に求人ボックス側から提案があった。
  3. 提案内容は、クリック単価を上げて運用するという内容だった。
  4. クリック単価を大幅に釣り上げて一定期間運用した。
  5. クリック単価を上げたことで、より多くの人の目には届くようになった。
  6. しかし、応募はなかなか獲得できなかった。(クリック率も悪化)
  7. 我慢の運用をしたところ、今までのクールの中では一番応募獲得ができた。

クリック単価を上げても応募が獲得できませんでした。
しばらく我慢を続けていたところ、何とか応募は獲得できました。

CSVシートを加工したもの

クリック単価を上げたことで、たくさんの人に見てもらえるようになったことはプラスでした。

ただ、多くの人に一覧表示を見てもらったとしても、詳細表示を見てもらえるかは別の話。

今回は、原稿内容をまったく変えずに運用しつづけましたが、何とか応募獲得ができました。

本来は、原稿内容の改善まで行えれば
もっと良い効果が得られた可能性は
高まったと言えます。

低いクリック単価で運用するだけでは効果は半減。

高いクリック単価にするのであれば、原稿内容の改善もしておいた方が良いでしょう。

本記事の内容(もう一度)
✅運用提案のマークについて
✅どういったときに「運用提案」マークがつけられる?
✅運用提案に従ったときの効果
本記事のまとめ
・運用提案マークが付けられる具体的な条件は明確にされていない
・運用提案の内容は、端的に言えば、よりお金を使わせるような内容
・運用提案に従ってみたら、たしかに応募が獲得できた
・ただやみくもにクリック単価を上げるだけでは効果は薄い
・クリック単価の底上げと原稿内容の改善はワンセットとして捉えるべき

本日は以上です。

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