タウンワークにある枠得プランのなかに、アドバンスプランとノーマルプランがあるようですが、どちらを使うべきですか?
アドバイスさせていただきます。
・アドバンスとノーマルの違いはどこにあるの?
・アドバンスプランとノーマルプランの効果検証を知りたい
求人メディアの営業をしてもらうときに、よく聞くフレーズがあります。
- 「応募効果が▲▲倍増えました」
- 「採用歩留まりが▲▲%改善できました」
- 「採用コストを▲▲円削減できました」
どれもキャッチフレーズのように聞こえるものです。
データを見せられて説明をもらうのですが、本当に信憑性があるのか疑問が残ることもあります。
疑い深い性格の僕が、少しだけ検証してみました。
効果検証のターゲットはタウンワーク枠得プラン
僕は現在、どちらかというとメジャーな求人メディアを中心に掲載して、母集団形成をしています。
- 応募獲得数(期待値)とメディアの知名度には一定の相関関係がある
- 知名度を軸にメディア選定を行う事業所担当者が多い
- いろいろな職種や雇用形態に関係なく掲載ができる求人メディアが多い
といったことが理由です。
出稿しているメディア数が多くないため、正確なABテストはできませんので、「タウンワーク枠得プラン」のなかで行いました。
枠得プランの簡単な説明については過去記事をお読み下さい。
【前提知識】タウンワーク枠得プランには2つのプランがあります
タウンワーク枠得プランのなかには、プランが2つあります。
- ノーマル(normal)
- アドバンス(advance)
「アドバンス(advance)」と呼ぶ以上は、ふつうに考えて「ノーマル」よりも優れているということになります。
・優れているとすれば、どんな点が優れているの?
・コストパフォーマンスの面ではどうなの?
アドバンスとノーマルが明らかに違うポイント
- 表示順位が違います
タウンワークネットのなかでの表示順位が違います。
- 掲載金額が違います
アドバンスの金額はノーマルの倍です。

実はたったこれだけです。
求人原稿の見た目は全く同じ、違うのは表示順位だけ。
たったそれだけで価格が倍違うのです。
アドバンスとノーマルの使い分け
アドバンスとノーマルの使い分けは、運用担当者によって変わります。
・採用難易度が低い案件をノーマルで運用する(さらに応募獲得したい)
・ABテストの実施のために運用(分析したい)
・アドバンスを本社で運用して、ノーマルは各事業所に任せる
・優先度の高い案件をアドバンスで運用する
どの考え方が正解だとか、不正解といったことはありません。
検証結果
アドバンスとノーマルでどれほどの違いが出るのか検証しました。
2019.11月に実施したABテスト
2019年のデータですが、ABテスト結果を表にまとめました。
期間は1週間です。(2019.11.4~2019.11.10)

他の案件はアドバンスとノーマルの職種軸は同じです。
・ノーマル「N」
・アドバンス「AD」
募集案件の内容は大切な要素ですが、やはりアドバンスの方が見てもらえる確率は上がります。
表示順位はかなり大切だと言えます。
データから分かること
ABテストの結果をまとめました。
- 表示(imp)はアドバンスの方がノーマルの倍近くある
- 一覧表示から詳細表示への遷移率はアドバンスの方が圧倒的に高い
- アドバンスでも職種軸設定しだいで閲覧数が伸びない
- 詳細表示を見てくれるユーザーはスマホ流入(SP)が圧倒的に多い
- ガラケー(MB)は市場でも、求人市場でも衰退の方向
- 表示順位が大切
【まとめ】見てもらうという点ではアドバンスがまちがいなく優位
アドバンスプランはノーマルプランよりも倍の経費がかかりますが、まずはPV数を上げる取り組みがなによりも大切です。
求人サイトは見てもらえないと何も始まらないからです。
アドバンスプランとノーマルプランの二択であれば、アドバンスでの掲載を強く勧めます。
最近はタウンワーク枠得プランを活用する会社が増えており、ノーマルだと目立たせることが難しいからです。
ただし、コスト的な面があるのでバランスは考える必要があります。
また、枠得プランの基本コンセプトは「広く、浅く、網にかかればラッキー」でした。
・一覧から詳細表示への遷移率はアドバンスプランの方がノーマルよりも3倍高い数値
・まずは見てもらうことから応募獲得は始まるもの
・タウンワーク枠得プランの考え方は「広く、浅く、どこかの案件で採用できればOK」というもの
本日は以上です。