【サンプルあり】履歴書の書き方と面接での質問事例集

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履歴書ってどうやって書いたらいいですか?
いつも思いますが、いつも面接をする側の人ならどうやって書きますか?
また、転職の面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか?

いままでたくさんの方の履歴書を見てきました。
また自分自身が履歴書を書いてきたこともたくさんあります。
やや会社側よりの立場で説明させていただきます。

本記事の内容
・履歴書の書き方について
・採用担当者の人は履歴書の書き方ってやっぱりすごいの?
・転職活動の面接試験で聞かれること
・採用担当者目線でのアドバイスが欲しい
・面接のポイント

転職活動における一般的な企業の面接で聞かれることは非常にシンプルな質問です。

たしかにGoogle社のように面接試験で思考力や発想力が問われるような質問を受けることもあるでしょう。

ただ、そんなことは一般的な中小企業では稀だと言えます。

基本的には、定番的な質問ばかりです。

でも緊張していたり、上手い回答ばかり考えていると「模範解答」が言えないことの方が多いもの。

言おうとしていたことを忘れてしまったり、頭の中から飛んでしまったり。

緊張しすぎて、言わなくてもいいことまで口にしてしまったり。

逆に緊張がほぐれすぎて、余計なことを口にしたり。

面接が終わった後で、こうやって言えたならもっと良かったのになと反省した経験のある人は、きっと多いはず。

クリエイティブな業界だとか大手企業を受ける人へのアドバイスではなく、
地元に密着した会社だとか、標準的なレベルの会社を受ける人に向けた記事です。

面接での緊張を防ぐためには、とにかく場慣れが一番の近道だったりします。

よく言われることなのですが、本当にその通りなのです。

ただし、場慣れしたからといって緊張がゼロになることはまずありません。

採用の仕事をしていている人であっても、自分が面接を受ける立場になれば、変な緊張感はあります。

面接は誰が何十社と受けたとしても少なからず緊張するものなのです。

履歴書の書き方はセオリー通りで問題なし

転職活動の際に、僕が実際に応募先の企業に提出した履歴書のデータです。

もちろん筆跡は僕自身のものです。

結論から言えば、履歴書の書き方はよく見かけるサンプル通りで良いです。

よく見本が同封されていますが、
ほんとうにそれ通りで良いのです。

そもそも履歴書に独自性を求めるには限度があります。

他の人との違いを出したいのであれば、それは職務経歴書で出すべきです。

筆者の履歴書(実物)

ちなみに僕自身が履歴書を書く際は、すべて手書きです

エントリーする会社が多いほど、労力はかかってしまいます。

最近は、フォーマットを使ってPCで作成した履歴書を使用する人も増えてきました。

会社の採用担当者として違和感を感じなくなってきています。

ただ、世代が上の人だと一部の方は手書きでないと
嫌がる採用担当者がいるのも事実ですよね。

書き方を項目ごとにまとめました。

学歴・職歴

学歴は直近のものを2つ書いておけば十分です。

卒業・中退に関わらず、最終学歴が大学の場合は卒業した高校から。

最終学歴が高校の場合は、卒業した中学校から。

中学校の場合は中学校のみで構いません。

職歴は、基本的にすべて書くようにした方が良いでしょう。

和暦と西暦、どちらにするか迷う方もいらっしゃるかと思います。

見やすいのは圧倒的に西暦表記です。

和暦の場合、表記すべき元号がいくつもあって煩雑になりやすいです。
元号の変わり目がとくに分かりにくいのです。

免許・資格

仕事に直接関係のある資格以外はとくに書く必要はありません。

これから携わることになる実務に関係のない資格を書いても面接官は関心を持ってくれないことの方が多いです。

「なんで?」と関心を持ってくれるケースもありますが、残念ながら加点対象にはなりません。

サンプルの履歴書だと6つ書くことができます。

寄せ集めれば埋めることはできますが、僕は全部埋めたことは一度もありません。

仕事に関係のない資格を書いたとしてもプラス評価はありません。

その他・特記すべき事項

一般的な書き方に留めておくべきです。

僕が引継ぎに3ヶ月かかると書いたのは、部門責任者として勤務しているためです。

一般的には2ヶ月前後あれば十分です。

面接担当者の考え方にもよりますが、一般的には2ケ月くらいが妥当だと言われています。

期間が短すぎる場合は、引き継ぎ不十分でも退職しかねない無責任な人というマイナスイメージを与えてしまうこともあります。

だいたい1ヶ月から2ヶ月くらい、大幅にズレが生じるようであれば理由をきちんと伝えましょう。

退職予定時期はあまりにも急すぎてもいけません。
最低1ヶ月、最長2ヶ月くらいを目安にします。

志望動機

同じことを面接試験でも必ず質問されます。

履歴書に書いてあるとしても、確認で同じことを面接でも聞かれます。

履歴書に細かく書いたとしても、それ以上に細かいことを突っ込んできます。

面接で答える内容と履歴書は完全に揃える必要はありませんが、矛盾が生じないように気を付けましょう。

矛盾があったから即不採用とはなりませんが、その場でちぐはぐになってしまうことは避けたいものです。

プラス思考的なものを2個ほど入れるのが、一般的です。

志望動機はある程度簡潔に、プラス思考で記入することが大切です。

自己PR

職務経歴書でも少し触れる箇所なので軽くでいいです。

せっかくの自己PRなので、少し背伸びをして書いてあげます。

職務経歴書の自己PR部分を軽く要約する程度で問題ありません。

でも、明らかに嘘と分かるような記述だけは厳禁です。

軽く誇張表現をする程度に留めておきたいものです。

自己PRは少し背伸びをして書くことが大切です。
過大はいけませんが、適度に「よりよく魅せる」ようにしましょう。

希望職種

募集しているサイトや求人誌に書いてあるものと同じ職種名にする必要はありません。

ただ、ある程度は揃えておいた方が無難です。

職種名が大きく異なると悪いイメージを与えてしまうケースがありうるからです。

また配属希望先の部署名についても同じことが言えます。

知らずに勝手に変えてしまうと、それが部署名だったりすることもあるからです。

履歴書の使い回しや、会社のことをあまり理解していないと取られかねません。

記載する職種名は求人情報と揃えるようにしたいですね。

無難な書き換え
・『未経験スタートでも可能なパラリーガルスタッフ』→(パラリーガルスタッフ)
・『人事総務グループ社会保険担当者』→(社会保険担当者)
・『新卒採用担当』→(新卒担当者)
避けた方がいい書き換え
・『人事総務グループ』→(総務人事) × 部署名が逆になっている
・『経理部門スタッフ』→(経理) ▲ 少し不躾に感じる

備考(そのほかの部分)

そのほかの部分と備考欄をまとめて書きますが、僕は全部を埋めずに空白のままで提出することが多いです。

備考欄が空白だからといって、その点について面接時に指摘を受けたり、履歴書だけで不採用にされたことはありません。

もちろん全部の会社に通ずる内容ではありません。

ちなみに僕が面接をさせて頂く立場のときは、その他の部分は流し読みの対象です。

面接で聞かれること

いろいろな事業内容の会社の面接を受けてきましたが、希望職種はすべて採用関係の仕事ばかりでした。

履歴書を見ながら聞かれる質問は、基本的なことばかりです。

学校で勉強してきたこと、なぜその学校を選んだのか、なぜその資格を取ったのか、といったことが大半です。

過去のキャリアに関する具体的な質問だと
職務経歴書に基づいて行われることが大半です。

「会社がこんな質問を面接でしてきたらアウト!」という質問も含まれています、ご注意ください。

僕自身が面接を受けたときにも聞かれたことは1度や2度ではないです。

なお、NGな質問の事例集として別記事を書かせていただきました。

【面接試験】平気でタブーな質問をしてくるなら応募を考え直すべき

やっぱり、長く採用に携わっている人が多いようで、面接官自身に「いけない」という認識はあるようです。

「聞いてはいけないのですが」とか「答えなくても良いですけど」と前置きをした上での質問です。

一般的な質問(学歴・職歴編)

  • 氏名、年齢、現住所の確認(受験者にわざわざ言わせる形式)
  • 「なぜ、この学校(大学・高校)を選んで進学されたのですか?」
  • 「大学ではどういったことを専攻されていましたか?」
  • 「大学時代に学ばれたこと(勉強でもそのほかでも)は何がありますか?得たものは?」
  • 「現職の会社を選ばれた理由を教えてください」
  • 「退職をしようと思った理由を教えてください」
  • 「なぜ、この資格を取得しようと思ったのですか?」

少しイレギュラーだと感じた質問(学歴・職歴編)

  • 「転職活動について、職場の方、特に上司の方はご存知ですか?」
  • 「転職活動について、上司に相談されたことはありますか?」
  • 「退職の申出をしたときに引き留める人はいませんでしたか?」
  • 「この資格を取得して、現職のどういった所に活かしていますか?」

一般的な質問(特記事項・志望動機・自己PR・待遇面)

  • 「内定から入社までどれくらいの期間を想定していますか?」
  • 「ご希望の年収を理想と最低限の金額を教えてください」
  • 「志望動機を再度教えて下さい」
  • 「あなたが当社に入社頂くことで、どんなことに貢献してもらえますか?」
  • 「あなたが会社に期待していることは何ですか?」
  • 「自己PRをして下さい」
  • 「あなたの長所・短所を教えてください」
  • 「簡単に自己紹介して下さい」
  • 「配偶者の方は転職活動について何か言われていますか?」
  • 「通勤時間は何分くらいですか?」
  • 「通勤手段は何を想定していますか?」
  • 「自宅からの距離が少しあるようですが問題ありませんか?」
  • 「最後に質問はありますか?」

少しイレギュラーだと感じた質問(特記事項・志望動機・自己PR・待遇面)

  • 「自己紹介を●●分でして下さい」
  • 「あなたの長所をどのように仕事に活かしてきましたか?」
  • 「あなたの性格について、職場の周囲の方はどのように評価されていますか?」
  • 「通勤が大変なので、こちらに引っ越してくる考えはありませんか?」
  • 「あなたが退職する際に業務の引継ぎをする相手はいますか?」

完全にアウトな質問

  • 「親御さんは何をされていますか?在籍の場合は、会社名も教えてください」
  • 「結婚のご予定はありますか?」(独身時代に聞かれました)
  • 「何か熱心に宗教活動などをされていますか?されたことがありますか?」
  • 「奥さんは近々、妊娠されたり、お子さんが生まれるご予定はありますか?」

【本記事のまとめ】履歴書は基本に沿った書き方で十分、面接で聞かれることもまずは定型から準備すべき

一般的な質問には対しては無難に対応できる人が多いもの。

何回か面接を受けている人であれば、なおさら難なく対応できるはずです。

問題はイレギュラーな質問が来たときです。

目が泳いだり、言葉に詰まるだけならまだしも、マイナスなのは何も答えられずに沈黙が続いてしまうことです。

見切りをつけられ、「答えられないのは仕方ないですね」と次の質問に移ってしまったり、面接が終わってしまいかねません。

仮にイレギュラーな質問をされたとしても、まずは定型的な
回答の組み合わせで乗り切ることを意識しましょう。

あまりにも的外れなものはマイナスですが、会話のなかで軌道修正していけば十分です。

面接時に備えておきたい最低限のことはコミュニケーション能力。

まずはセオリー通りの履歴書と面接時の回答を準備して、とにかく場数をこなしていきましょう。

業界最大手とも言われるリクルートエージェントでは模擬面接サービスも行っているので活用してみることをおすすめします。
本記事の内容(もう一度)
・履歴書の書き方について
・採用担当者の人は履歴書の書き方ってやっぱりすごいの?
・転職活動の面接試験で聞かれること
・採用担当者目線でのアドバイスが欲しい
・面接のポイント
本記事のまとめ
・履歴書はよく見るサンプルと同じように書いてあれば十分
・異色な書き方をした履歴書はマイナス印象を与える場合もある
・採用担当者の人が履歴書を書いても他職種の人のものと比べて何かが優れていることはない
・人と差をつけるべきポイントは職務経歴書にある
・面接の質問はだいたい決まった内容であることが多い
・イレギュラーな質問をされても落ち着いて回答することが大切
・面接時に一番マイナス印象を与えるのは長い沈黙をしてしまうこと

本日は以上です。

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