アルバイトEXというサイトの営業を受けました。
どんなサイトなのですか?
Googleで「怪しい」といったワードも出ますが、どうなんですか?
アドバイスさせていただきます。
・多くの人が利用しているサイトなの?
・Googleサジェストでは「アルバイトEX 怪しい」といった言葉も出てきますよ?
・アルバイトEXの使い勝手はどうなんですか?
アルバイトEXは、アグリゲーションサイトの1つです。
「アグリゲーションサイト」は採用に関わる人であれば知っておくべきキーワードです。
求人検索エンジン、求人まとめサイト、いろいろな呼び方をされます。
アルバイトEXのことは少し前に知りましたが、かなり時間も経っていますので改めてサイト訪問しました。
アルバイトEXについて
まずは、アルバイトEXのランディングページから見てみます。
「アルバイト」と付くことからも、アルバイト系をメインの対象とした求人検索サイトです。
運営しているのは株式会社じげんです。(オフィシャルサイトはこちら)
ただし、求人情報を引っ張ってきているのは18サイトです。
順番に見ていくと、
- WorkGate(ワークゲート株式会社)
- マッハバイト(株式会社リブセンス)
- GIRLSWOMAN(株式会社ルミネクス)
- 介護求人ナビ(株式会社プロトメディカルケア)
- 学バイト(株式会社学研エル・スタッフィング)
- バイトル(ディップ株式会社)
- 塾講師ナビ(サイブリッジグループ株式会社)
- シフトワークス(株式会社ツナグ・マッチングサクセス)
- 工場ワークス(株式会社インターワークス)
- リジョブ(株式会社リジョブ)
- ディスカバイト
- 求人アスコム
- しゅふJOB(株式会社ビースタイルメディア)
- アルバイトネクスト
- FREEJOB(株式会社FREEJOB)採用管理システム
- HRアドプラットフォーム
- キューオペ
- ラコット
- ジョブリスト
- 採用ページコボット
- ジョブハウス(株式会社Techouse)
- 求人情報ビズ(株式会社三光アド)
一部構成が変わって、現在の連携サイトは22件です。
パートナーズサイト一覧を見たら、あと2つのサイトが載っていました。
- リクルーティングクラウド
- HITO-Manager(パーソルプロセス&テクノロジー株式会社)採用管理システム
こうして見てみると、やはり短時間のアルバイト・パートが主な募集対象になります。
アルバイトEXというサイトの実力がないということではなく、募集する職種にマッチしたサイト選びをしましょうということです。
マッチするサイトを選ぶことは、採用活動をするうえで非常に重要です。
アルバイトEXのサイトの実力
SimilarWebのデータで確認します。
月間訪問数は58万件になります。
直近のSimilarWebの数値です。
数値は大幅に落ちていますが、SimilarWebの結果ですので参考程度に留めておくと良いです。
メディア名/月間訪問数 | 2021.6月リサーチ時点 | 2023.3月リサーチ時点 |
タウンワーク | 1,600万 | 1,381万 |
マイナビバイト | 200万 | 201万 |
バイトル | 700万 | 774万 |
アルバイトEX | 58万 | 25万 |
タウンワークの月間訪問数は1,600万、その数字と比べると少し寂しい感じもします。
残念ながら一番、落ち幅の大きなメディアになっています。
細かいデータに関しては過去記事をご覧ください。
求人検索サイトからの動線が多いようです。
この点に関しては、2023.3月時点でも大きな変動はありません。
アルバイトEXも求人検索サイトなので、リファラル1位(キャリアジェット)2位(スタンバイ)がまとめサイトという変な現象です。
アルバイトEXからの流出先サイトは圧倒的にバイトルが多く、全体の80%を占めています。
アルバイトEXが改善すべき点
アルバイトを何となく探していますという人であればサイト利用に不便は感じないかもしれません。
ただし、いろいろなこだわりがある人にはちょっと不向きなこともあります。
検索の大きな軸がエリアと職種のみです。
エリア・職種、ともに細かい設定はできるのは一般的な求人サイトと何も変わりません。
職種をクリックしたときに違和感に気付きました。
職種のところに、会社名がいくつか入ってしまっているのです。
エリア検索も職種検索も、複数のタブをクリックして検索をかけることはできますが、「エリア軸」と「職種軸」の同時選択はすぐにはできません。
ここの改善ができれば、もっと使いやすくなると思われます。
エリア検索をした場合、職種軸設定はできません。
職種選択をした場合には、エリア選択と細かい軸設定ができます。
【まとめ】怪しいサイトということはないが求人検索エンジンとしては後発
アルバイトEXは、求人検索サイトの1つです。
アルバイトEXに掲載するというよりは連携サイトに掲載をして、そこから転載を狙う形で十分です。
indeedや求人ボックスと同じ扱いでかまいません。
ここ最近はindeedも頭打ち感が叫ばれ始めていることもありますので、求人検索サイトを新しく使い始めるのであれば求人ボックスをおすすめします。
Googleサジェストにあったような「アルバイトEX 怪しい」ということはありませんが、そこにピンポイントで訪問すべきかという点で言えば大きな疑問も残ります。
SimilarWebでの参考数値とは言え、引用元のサイトよりも訪問者数が少ないのはマイナス評価です。
アルバイト募集は、社員募集に比べればまだまだ採用しやすい状況ですが、以前よりも応募効果は確実に落ちています。
同じ募集を継続して出し続けるのであればアルバイトEXへの転載を考える、複数のメディアに掲載をするなかで、アルバイトEXへの転載を考えるといったスタンスは持っておくといいでしょう。
・アルバイトEXはindeedや求人ボックスと同じアグリゲーションサイトの1つだが、後発組と言える
・求人検索サイトの割には訪問者数は決して多いと言えない
・24本のパートナーズサイトと連携をとって掲載案件数を増やしている
・アルバイトEXからの流出においてシェアが圧倒的に高いのはバイトル
・使い勝手の面では改善すべき点も多く、一定の期待感は持てる
本日は以上です。