選考前に応募者が辞退してしまうのを防ぐ方法はありますか?
アドバイスさせていただきます。
業界や業種によって数値は異なりますが、3点を大事にしている会社が多いです。
・応募申し込みの総数
・面接が実施できた数(今日はここに注目してみます)
・入社してもらえた数
・面接が実施できた数(今日はここに注目してみます)
・入社してもらえた数
採用チームは、「人」が相手なので変化が大きく、難しいことが多いです。
人材業界(派遣・請負などのアウトソーシング)だと、面接に辿りつく人の割合は30%です。
一般的な平均値よりも高いかもしれません。
この記事の内容
・面接までたどり着く人の割合はどれくらい?・選考前辞退の理由ってなに?原因はどこにあるの?
・どんな取り組みをしたらいいの?
実際、どれくらいが平均相場なのか
・人材サービス業界の平均値は面接率30~35%(全応募者との対比)
・入社に至る人の割合は10~15%(全応募者との対比)
・入社に至る人の割合は10~15%(全応募者との対比)
2017年の結果だと40~45%ほどありました。
求人サイトからの応募が増えることで数字は悪くなっています。
- 求人メディアに原因がある
- 応募先の会社に原因がある
- 応募者に原因がある
いろいろな要因が重なってできた状況です。
面接率が悪い原因の追求
面接率を悪くする要因は1つではありません。
求人メディアが悪い
・求人サイトから1度にたくさんの会社に申し込みができてしまう(応募に対する意識低下)・システムエラーで応募者情報が会社に届かず、受理されていない
・「急なキャンセルOK」などのフレーズが入っている
応募先の会社が悪い
・応募に対するレスポンスが遅い・応対が悪く、悪い印象を与えている
・応募者に対する追いかけ回数が少ない
・社内連携ミスで応募者情報の共有がどこかで切れてしまっている
・応募の段階で特定の人にしか面接日時の連絡をしていない(実質的な書類選考)
・会社の評判が良くない
応募者が悪い
・面接に対するモチベーションが高くない・会社からの着信やメールに対して返答していない
・決められた面接日時を忘れている、行く気がない
・同じ会社に繰り返し応募しており、会社側も連絡しない
こういったところの要因がほぼ大半だと思います。
採用担当者としてすべきこと
求人メディアや、応募者に関することは、会社では対策方法がありません。
努力したり、やるべきことはいくつかあります。
基本
・ネット応募受付から10分以内に一次レスポンス(5分以内が望ましい)・電話がつながった場合はその場で面接設定する
・電話をもらったその日の面接も実施可能にする
・電話がつながらない場合は1日3回×5日間=15回程度の追いかけ
・電話とメール、ダブルで追いかける
・連絡をする時間帯は色々変えてみる
・LINEでも面接設定まで行える仕組みづくり
・面接日前日にはリマインド電話またはメール送信
・即面接、即採否決定の推奨
・履歴書不要でも面接をできるようにする
・オンライン面接の実施
これらができても、応募者の選考前離脱を防げません。
全部できて、それでも離脱率が高い場合は改善は不可能と言えます。
【まとめ】選考前離脱を防ぐポイントはたくさんある
会社ができることはたくさんあります。
基本ポイントはすべて「応募者優先」にあります。
- できるだけ早い対応
- しつこく連絡
- 連絡は1回で完結
- 応募のハードルはできるだけ下げる
まとめ
・選考前離脱が起こる原因は3つ(求人メディア、会社、応募者)・大切なのは応募者優先の考え方
・人材サービス業界の平均値は面接率30~35%
1人では大変なので、チームでフォローすると効率的です。
本日は以上です。

ひーすけ採用主任