同じ求人メディアを使い続けると手間は省けますよね。
でも応募効果はどうなんですか?
人材派遣サービスの会社だからというのもありますが
毎週のように求人サイトを使っています。かんたんに解説させていただきます!
応募効果は一番気にするところですよね。
・求人広告の使いまわし
・掲載し続けることのメリット、デメリット
本日は実際に検証した結果をベースにして、記事を書かせて頂きます。
求人メディアをうまく運用するコツ
求人メディアをうまく運用するには「変化」をつけることが大切です。
- 掲載する求人メディアを変えること
- 掲載する内容を変えること
・同じ募集内容で掲載し続けない
大きな変化を頻繁に加えすぎてしまうと、きちんとした分析ができず、PDCAの運用ができません。
掲載プランにもよりますが、掲載内容の変更には限度もあります。
結果的に、ほとんどの会社は掲載するメディアを変えることを「変化」としていることが多いです。
有名な求人メディアは、応募効果も比較的安定しているので使い続けたくなるのも事実。
同じ求人メディアに掲載したり、同じ掲載内容にするメリットは手間がかからないということだけです。
検証内容と結果
完全に全く同じ原稿内容にし続けたわけではありません。
さすがに多少の変化は加えています。
少し正確性に欠ける部分もあるかもしれませんが、同じメディアには掲載し続けました。
・製造スタッフの募集(岐阜県)
・時給、その他の条件は変更していません
・オプションや、発行エリアは少しだけ変えました
・原稿で変えたのはキャッチコピーとちょっとした見せ方だけ
・紙面は小さな原稿を複数の冊子に掲載
・掲載誌のエリアはほとんど変えていません(愛知・岐阜・三重・静岡)
・原稿の大きさはほとんど変えていません
・待遇条件は変えていません
検証結果を表にまとめました。
掲載日 (2020年) | 広告費 | 応募数 | 応募コスト (円/人) |
7月20日 | 18万 | 30件 | 6,000円/人 |
7月27日 | 18万 | 31件 | 6,000円/人 |
8月3日 | 11万 | 20件 | 6,000円/人 |
8月17日 | 11万 | 11件 | 11,000円/人 |
8月24日 | 11万 | 12件 | 9,000円/人 |
8月31日 | 18万 | 13件 | 14,000円/人 |
9月7日 | 11万 | 6件 | 18,000円/人 |
9月14日 | 11万 | 4件 | 28,000円/人 |
9月21日 | 11万 | 5件 | 22,000円/人 |
9月28日 | 16万 | 2件 | 80,000円/人 |
コストが一部変動しているのは、長期掲載の割引プランを使ったためです。
広告費(千円単位)、応募コスト(百円単位)は四捨五入しました。
検証結果から分かったこと
検証結果をグラフにしました。
1ヶ月経過後(4週後)の応募実績が悪すぎます。
募集開始時の応募数を100%とした場合、1ヶ月後には60%ダウン、2ヶ月後には95%ダウンという結果でした。
結果として、応募コストは2ヶ月経過後に13倍まで上昇してしまいました。
【本記事のまとめ】求人原稿の連続掲載は1ヶ月を上限として考えるべき
原稿を変えずに、同じ求人メディアに連続掲載しつづけることは、確実に担当者の労力削減に繋がります。
ただし、応募効果の面からはオススメできません。
最低でも1ヶ月後には、掲載するメディアを変えたり、掲載内容を変える必要があります。
週ごとにプラン組みをしていては、なかなか考える時間がありません。
1ヶ月先くらいの予定を立てて、応募効果によって変動させていくと良いでしょう。
・求人広告の使いまわし
・掲載し続けることのメリット、デメリット
・連続掲載した場合、1ヶ月で応募数は60%減、2ヶ月で95%減
・どうしても変化を加えることができない場合は少し掲載期間を空けると良い
・採用計画は週ごとではなく、月単位で動くべき
・連続掲載は採用担当者の労力削減に繋がるメリットがあるが、応募効果が落ちるデメリットの方が大きい
本日は以上です。