indeedの無料掲載で応募獲得できていたのはもはや過去の話

indeedの無料掲載をベースにした採用活動は可能ですか?
なにか気を付けることはありますか?

無料掲載は僕もときどきやっていますよ。
でも全体的にはすこし厳しい印象を受けます。

本記事の内容
・indeedの有料掲載と無料掲載の違い
・上位表示されやすいのは有料掲載と無料掲載のどちら?
・無料掲載の応募効果

indeedの内部構造は外部の人には、まず理解ができませんし、想像もつかないものです。

もちろんクローリングシステムなどについては公表されていないのが実態です。

indeedに掲載している会社は、これが正解だと思われる方法で対策をとるしかありません。

あとは運用代理店からのアドバイスが全てなんです。

今回、indeedのことで気になることが出てきたのでリサーチしてみました。

indeedには有料掲載と無料掲載の2つの掲載方法があります。

詳細は過去記事をお読みください。

【indeed】有料枠と無料枠について&掲載方法の違い

【採用担当者としての感覚】無料掲載の案件が少ない?

「indeedで仕事の検索をしたときに、無料掲載の案件が以前よりも上位表示されなくなった気がする。

この記事を書くきっかけの出来事でした。

案件を検索すれば、1ページ目にはきちんと他社の無料案件が掲載されてはいます。

2023.6月にシステム変更があり、掲載案件が有料掲載なのか無料掲載なのか分からなくなってしまいました。

いままでのindeedにはこんな長所もありました。

  • 無料掲載でも上位表示されることがある
  • 無料掲載でも応募がそれなりに獲得できた

でも、最近はindeedを経由した応募が全体的に落ちてきています。

ちなみに、indeedのアルゴリズムは定期的に変更されます。

だいたい数ケ月に1回くらいの頻度です。

でも、アルゴリズムの変更について正式な通知はしてもらえないのです。

アルゴリズムの変更によって掲載順位が大きく変わったり、応募コンバージョンは変わってしまうので採用担当者としては非常に厄介です。

実際にindeedで検索してみました

検索表示される上位3位の案件を調べました。

・SPはスポンサー枠(有料掲載)
・無料はオーガニック枠(無料掲載)
検索項目  1位    2位    3位  
一般事務 ✖ 愛知県小牧市SPSPSP
軽作業 ✖ 岐阜県高山市SPSPSP
正社員 ✖ (未入力)SPSP無料
製造 ✖ 岡山県倉敷市SP無料SP
フォークリフト ✖ 石川県金沢市SPSPSP
運搬 ✖ 三重県伊賀市SPSPSP
製造 ✖ 愛知県豊田市SPSPSP
塾講師 ✖ 愛知県豊田市SPSPSP
調査スタッフ ✖ 愛知県名古屋市SPSPSP
ホールスタッフ ✖ 愛知県名古屋市無料無料無料
ホールスタッフ ✖ 富山県高岡市無料無料SP
ホールスタッフ ✖ 神奈川県横浜市 SPSP無料
2020.12.14時点のデータ

ほとんどの検索結果で、有料掲載が目立っています。

次は、検索項目を変えて上位10番までの割合を調べてみました。

検索項目  SP    無料  無料枠の占有率
一般事務 ✖ 神奈川県横浜市80%
一般事務 ✖ 愛知県小牧市30%
フォークリフト ✖ 東京都港区60%
フォークリフト ✖ 富山県富山市 100%
運搬 ✖ 東京都台東区70%
運搬 ✖ 三重県鈴鹿市30%
製造 ✖ 愛知県刈谷市90%
製造 ✖ 三重県桑名市80%
調査スタッフ ✖ 東京都新宿区10100%
調査スタッフ ✖ 愛知県一宮市   60%
軽作業 ✖ 愛知県北名古屋市60%
軽作業 ✖ 福岡県北九州市80%
合計467461.67%
2020.12.15時点のデータ

10番目まで見ると、意外と無料掲載枠の占有率が高いことが分かります。

上位10位までに無料掲載枠が半分以上あるからといって上位表示されやすいと捉えるべきではありません。
indeed全体で見たときに無料掲載枠の割合がどれくらいあるかを把握しておくことも大切です。

調べてわかったこと

調べてみて、ある程度ですが分かったことがあります。

わかったこと
・各検索軸において、上位3位までであれば有料掲載枠のほうがかなり有利な傾向にある
・上位10位までの無料掲載枠の出現率は60%、著しく低いわけではない
・案件によっては無料掲載枠でも上位表示されるということもある
・案件によっては圧倒的に有料掲載枠が上位表示されることもある

【本記事のまとめ】indeed無料枠でも上位表示されるが、有料枠を推奨

仮に無料掲載であったとしても、上位表示される可能性が全くないわけではありません。

そのときの状況だったり、案件の内容によっては、応募獲得が期待できるものもあります。

とはいっても、上位表示と応募獲得は別の問題です。

原稿をそれぞれ強化して、上位表示に導き、応募獲得を目指すのが理想的です。

ここ最近は、indeedにおいて有料掲載を活用する会社の数も増えています。

他社よりも優位に立つためには募集数の多い案件や注力案件は積極的に課金すべきです。

無料掲載だけで採用予定数を満たすことは難しいものです。

短期単発案件であれば、いったん無料掲載のみで運用することも可能ですが、採用難易度の高い案件では無理です。

また、今回の結果では、無料掲載枠では上位表示されにくいことが判明しています。

本記事の内容(もう一度)
・indeedの有料掲載と無料掲載の違い
・上位表示されやすいのは有料掲載と無料掲載のどちら?
・無料掲載の応募効果
本記事のまとめ
・indeedは有料掲載も無料掲載もランダム表示と言われているが、やはり有料掲載枠の方が上位表示されやすい
・状況次第では、無料掲載枠でも上位表示される可能性は十分ある
・案件の内容を見直してSEO対策をすることも大切
・有料掲載をする会社が増えているので注力案件はとくに課金すべき
・無料掲載だけですべての採用を満たすことは難しいのが実態

本日は以上です。

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