リクルートの運用プランである「ジョブズiブースト」について教えてください。
アドバイスさせていただきます。
indeedの運用代行事業をしている会社はたくさんあります。
依頼をする会社側としては、会社が多ければ多いほど、どこの会社にお願いをするか迷うもの。
会社を選ぶ基準は、それぞれ異なるはずです。
僕は長い間、リクルート(旧:リクルートジョブズ)にindeedの運用をしてもらっていました。
いろいろな理由があって、今回新しい会社にお願いすることに決めました。
本日はindeed運用についての記事です。
・indeedの運用は難しいの?
・リクルートのジョブズiブーストってどんな運用方法なの?
・ジョブズiブーストのメリット・デメリットはなにがあるの?
indeedの運用について
求人広告の掲載方法は大きく3つに分けることができます。
・応募課金タイプ(応募が1人出るたびに料金が発生する)
・採用課金タイプ(採用が1人決まるたびに料金が発生する)
求人誌には掲載課金タイプ以外の掲載方法はありません。
単純に応募状況の完全な把握ができないからです。
応募課金や採用課金は求人サイト特有のプランとも言えます。
そしてindeedの広告費は、掲載課金・応募課金・採用課金、実はどこにも当てはまりません。
どちらかというとバナー広告やリスティング広告とシステムは同じで、クリック型広告です。
1クリックにつき課金が発生するタイプの広告です。
あとは代理店に運用を任せるか、自分たちで運用するかの違いだけです。
リクルートジョブズ(現:リクルート)について
僕が、indeedの運用をお願いしていたのはリクルートジョブズという会社です。
グループ統合があり、2021年7月時点では株式会社リクルートに変わっています。
商品ラインナップの中に、「ジョブズ(i)ブースト」という商品があります。
自社ホームページの案件をindeedに有料で掲載してくれるというものです。
ふだん、僕はリクオプという採用管理システム(ATS)を使っています。
リクオプはHRソリューションズが制作、リクルートジョブズ(現:リクルート)が販売促進をしていました。
その後、リクルートジョブズ(現:リクルート)はリクオプに関する事業から撤退しました。
その後、「ジョブオプ」を販売するに至っていますが、これが現在の「AirWORK」です。
ジョブオプとリクオプは細かい部分は違うものの、大枠はよく似ています。
そして、リクオプでの公開案件に、indeedを連携させる「ジョブズブースト」を長い間使ってきました。
リクルートジョブズがリクオプから手を引いたあとも、プランだけは残っているのです。
内容は、いまの「ジョブズiブースト」とまったく同じです。
ジョブズiブーストの概略説明
indeedは1クリックごとに課金が発生します。
ジョブズ(i)ブーストの料金体系の特徴を見てみます。
基本スタンスはindeedの有料広告運用をすべてリクルートにお任せしますというものです。
②indeed運用は全てリクルートジョブズに一任
③40万の課金から傾斜を掛けることができる(注力案件・強化案件の設定が可能)
④運用手数料として20%のマージンが発生
ジョブズ(i)ブーストのメリット・デメリット比較
ジョブズ(i)ブーストでindeed運用を行うメリット・デメリットを比較してみました。
・キーワード設定、クリック単価設定はリクルートが持つデータをもとに運用されるので、大外れが少ない
・知識の浅い担当者が自分で運営する場合よりも成果は安定
・月次レビューとして担当者との成果確認の機会がある
・採用ホームページとの連動タイプなので余計な労力はかからない
一番大きなメリットは、indeed運用の全てを任せることができることです。
採用担当の立場からすると非常に楽な運用方法です。
特に詳しい知識がなくても、ある程度の結果であれば出せてしまうメリットは大きいです。
・運用費が最低でも10万円は必ずかかる
・全てを任せることによる弊害はある
・公開案件全てに対するキャンペーン組みとなってしまう
・特定の案件に対してのみの課金が出来ない(傾斜ができない)
・特定の案件のみに課金をしようと思うと40万円必要
・運用手数料として20%の手数料が必要
・ある程度の求人案件を保有していないとジョブズiブーストをお願いする意味が薄い
・月次レビューの内容は均一的(職種名や原稿ボリュームについてのアドバイスがメイン)
全て任せることはメリットでもあり、デメリットでもあります。
こうして比べてみると、経費の面でのデメリット感は強いです。
ジョブズ(i)ブーストにおけるキャンペーン設定は、リクルートジョブズ(現:リクルート)がすべての権限を持っています。
そのためキャンペーン内容に対する評価は全く触れられることはありません。
キーワード設定、単価設定などの詳細は募集会社には知らされることがありません。
だからこそ、月次レビューのときには原稿内容にしか触れることができないのです。
すべての原因は原稿内容にあるという結論に持っていかれます。
月次レビューのときに教えてもらえる内容は
- 広告表示回数
- クリック数
- クリック率・クリック単価
- 応募数
- 応募率・応募単価
といった数値、それ以上のものは何もありません。
indeed運用会社を変えたのはデメリット感
indeedの運用会社をリクルートジョブズ(現:リクルート)から、変えた理由は2点です。
- 将来的には自分でキャンペーン設定を行うための勉強をしたい
- メリットよりもデメリット感の方が大きくなってきた
特に大きいのは、①将来的な展望のためです。
自分でキャンペーンを組むには、キーワード設定や単価設定を考えて行う必要があります。
また、マージン分まで広告費として使えることや、注力案件の設定ができることも魅力です。
【まとめ】メリット・デメリットを比較して運営すべき
本日は、indeedの運用プランの1つであるジョブズiブーストについて記事を書きました。
ジョブズiブーストに限らず、プランごとにメリット・デメリットはあるもの。
採用成功のために必要なことは定期的にPDCAサイクルを運用することです。
結果が出ても、出なくても、ジョブズiブーストでは原因の追求が難しいです。
別の会社でindeed運用をするときには、変更のタイミングはいろいろあります。
1つのことだけで決めず、長期的なビジョンでも決めるといいです。
また、変更したからと言って、結果がかならず出るとも限りません。
一番に考えるべきことは長期的なPDCAサイクルです。
・メリットとしては、運用がとにかく楽であること
・デメリットとしては、費用面の問題(最低金額の設定、傾斜をかけることができない)
・indeedの運用手数料はだいたいの会社が15~20%を取っている
・どんなプランでも必ずメリット、デメリットはあるもの
・運用代理店の選定理由はいろいろある、あとは何をしたいかにもよって選択すべき
本日は以上です。