おうぼうける君はどうなる?よく分からないリクルートの方針

リクルートメディアの管理画面の本数が増えて手間が余計にかかっているような気がします。

僕もリクルートの管理画面は全部使っています。
現状含めて記事を書かせて頂きます!

本記事の内容
・おうぼうける君について
・リクルートの管理画面について
・現在のリクルートの運用方針
・今後について

最近のリクルートは基本的に「AirWORK」推しです。

正確に言うと、「Airシリーズ」でリクルートの自社経済圏を構築しようとしています。

現状と今後の流れについて書かせて頂きます。

リクルートの求人応募管理の方針は、現時点ではかなり不透明ですよね。

おうぼうける君について

AirWORKがリリースされる以前、リクルートは「おうぼうける君」をプラットフォームとしていました。

引用 おうぼうける君(管理画面)

おうぼうける君を使えばできることは、大きく5点。

  1. 応募者の管理(リクルートメディア経由の応募者)
  2. 応募者とのメール・チャット
  3. 掲載申し込み(電子)
  4. 原稿承認
  5. 候補者に対する「らいく」送信(はたらいく)
求人募集から応募管理だけに限らず、掲載申し込みなど求人募集フローのなかのすべてのことができるので「おうぼうける君」がいかに重要な立ち位置にあるかが読み取れます。

現時点のリクルートの方針

新しく「indeed PLUS」というサービスが2024年1月からスタートしました。

サービス内容の詳細については過去記事をお読みください。

【indeed PLUS】について(2023.11.28時点)

新しくスタートする「indeed PLUS」のデメリット

「AirWORK」や「ジョブオプ採用管理」に掲載されている案件が、indeed以外にもリクルート各メディアに掲載されるというプラットフォームがindeed PLUSです。

なお、クリック単価の設定や、どのメディアに出稿するのかといった選定はすべてAIが担当します。

掲載者側の意向は全く反映されません。

先ほど出てきた2つのツールについて比較してみます。

AirWORKジョブオプ
運営者リクルートリクルート
応募者管理できるできる
応募者データの転載
(おうぼうける君)
されないされない
案件管理できるできる
indeed PLUS申し込み可能申し込み可能
indeed PLUSへの申込み
(オンライン申込み)
できるできない
indeedの課金状況確認できる確認できない
運用代理店では確認可能
indeed PLUS使用後の
請求書発行元
リクルート運用代理店

2023年後半ごろから大々的にプロモーション展開され、各社に導入された「AirWORK」と「ジョブオプ採用管理」ではおうぼうける君は全く関係のない立ち位置となっています。

採用担当者の推測

AirWORKとジョブオプ採用管理は、おうぼうける君と全く関係のない立ち位置にあることから、運営軸が「おうぼうける君」に置かれることはないかと思われます。

背景として考えられることは次の通りです。

  • おうぼうける君のベースがタウンワーク(紙メディア)に置かれている
  • リクルートでさえも営業のベースをindeedに置いているのでAirWORKとジョブオプを重視
  • リクルートはAirWORKを軸に営業展開している(リクルート経済圏)
ポイント
indeed PLUSを通じて各メディアに転載されたとしても、応募データはAirWORKやジョブオプの管理画面に集約される形となっています。

【本記事のまとめ】おうぼうける君の存続は紙メディアのタウンワーク次第

おうぼうける君ではタウンワークの本誌に掲載するときの掲載申し込みができます。

またタウンワークやはたらいくなど、indeed以外のリクルートメディアの応募を集約しています。

今後、タウンワークの求人誌が廃刊になるようなことがあればおうぼうける君の価値が大きく下がります。

結果的にはタウンワーク次第でおうぼうける君がなくなることも想定されます。

いずれにせよ、リクルートの営業スタンスを見ていると、今後はindeed PLUSが主になってくるはずです。

となれば、おうぼうける君は必要なくなるので、最終的にはAirWORKに統合とされるかもしれません。

本記事の内容(もう一度)
・おうぼうける君について
・リクルートの管理画面について
・現在のリクルートの運用方針
・今後について
本記事のまとめ
・おうぼうける君はリクルートメディアの応募管理や掲載申込みができるプラットフォーム
・リクルートの(応募)管理画面はおうぼうける君、AirWORK、ジョブオプ採用管理の計3本ある
・今まではおうぼうける君がベースだったが、大きく変わろうとしている
・今後はAirWORKが応募管理のメインのプラットフォームになるかもしれない(採用担当者の目線)

本日は以上です。

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