indeed無料掲載枠からの流入が大幅減少【2020年】

indeedからの流入が減ってしまい、応募まで減ってしまいました。
とるべき対策は何がありますか?

今回は2020年に無料掲載枠で起きた出来事についての記事になります。
参考程度にお読みください。

本記事の内容
・indeedからの流入って本当に減っているの?
・流入が減ってしまう原因はどこにあるの?
・indeed内部でなにか変化があったの?
・どんな対策をしたらいいの?

2020年に入ってindeedからの流入が減ってしまいました。

対策に困った採用担当者も多かったのではないでしょうか。

2021年からはある程度の課金をしていかないと、成果を出すことが難しくなってしまいました。

そして2022年は案件が増え続けていることも原因の1つになっています。

本日は、オーガニック(無料)枠における求人サイトからの転載原稿についての記事です。

前提知識

今回は、自社の求人サイト(オウンドメディア)に焦点を当てています。

使っているATSパッケージはリクオプです。

採用管理システム(ATS)を使ってできること【主要機能】

前提知識
・indeedは色々な求人サイトの求人情報を寄せ集めたアグリゲーションサイト
・リクオプは採用管理システム(ATSシステム)の1つ
・リクオプは求人情報をフィード送信してindeedに掲載している
・indeedに求人情報を掲載してもらう方法は3つ
 ①クローリング(ボットが情報収集)
 ②フィード送信(求人メディアの運営者が求人情報送信)
 ③直接入稿(求人会社が管理画面から入力)

indeedからの流入数の変化

「流入数が減った=indeedの費用体効果が悪くなった」ということになります。

採用率が同じであれば、流入数が減ることで、大きなロスにつながってしまいます。

▼ 応募総数÷採用者数×100=応募率(%) ▼
応募総数(100人)、採用者数(10人)であれば、10÷100×100=10%が採用率となります。

実際のデータをもとに確認してみます。

データ

2020年1月~9月のオーガニック枠(閲覧数)と有料広告枠(閲覧数)の推移です。

indeed経由で自社の求人サイトへ流入があった閲覧数です。

2020年オーガニック枠有料広告枠
1月9004,000
2月800800
3月1,000600
4月600900
5月3000
6月5000
7月300500
8月50300
9月50300
数字は大まかな値を記載(十の位を四捨五入)

分かったこと

数字だけでは、いまひとつ分かりにくいので、折れ線グラフで示してみました。

オーガニック

・2020年3月から急激に悪化(1回目)
・2020年6月から若干の悪化(2回目)

有料広告

・2020年1月から急激に悪化(1回目)
・2020年4月から若干の悪化(2回目)
補足
2020年5月~6月はコロナ禍で、有料広告の出稿を止めたため流入が0です

ポイント

ターニングポイントは2020年1月ごろと、8月ごろになります。

  • [2020年1月ごろ] 有料広告枠が急激に悪化
  • [2020年8月ごろ] オーガニック広告枠が急激に悪化

indeed内部のことは公表されていませんが、クローリングのアルゴリズムが変更になる話は耳にします。

indeedに起きた変化(2020年度)

2020年はindeedに大きな変化が起きました。

公式発表はありませんので、あくまでも「そうだと思われる」内容です。

  1. 職種名がシンプルでないとクローリングされない
  2. 重複している原稿をクローリングしない、排除している
  3. 派遣の案件を排除するようになった

そのほかには、

  • indeed上での案件を閲覧するときにプレーンページ(テキストのみのページ)を挟むようになった
  • スポンサー広告が上位表示されるとは限らなくなった?
  • 求人サイトのクローリングを積極的にしなくなった?

こんなことも言われていました。

信憑性が高い内容ではありますが、公式発表ではありません。

仮説に過ぎない内容ですが数字を大きく落としたのは事実です。

そして、本記事をリライトしたのが2023年7月。

掲載案件は増え続ける一方です。

一時期、案件内容の厳しい選別が行われていた時期は増加に歯止めがかかりましたが、現在はまた増加傾向にあります。

効果が落ちたときに取るべき対策

原稿の改善には限度があります。

自分たちが改善したと思っていても、判断するのは全てindeed側です。

すべきこと
①重複案件と取られない原稿づくり
②職種名はシンプルに、分かりやすく
③案件の新着化を行う

とくに2点は大切です。
①重複ととられない原稿づくり・②職種名はシンプルに、分かりやすく

重複案件と取られない原稿づくり

すべてindeed側の判断になります。

本来は別の案件でも、indeedが重複と判断すれば重複なのです。

細かい判断基準は公表されていません。

重複案件として受けるペナルティはいろいろ。

片方だけ掲載されなかったり、両方とも掲載されなかったりします。

職種名はシンプルに、分かりやすく

待遇などのキーワードを職種名に挿入することは、indeedでは避けるべきです。

ダメな例
15時までの短時間勤務!扶養内で働ける事務スタッフ

ダメなポイント
①15時までの短時間勤務
②扶養内で働ける
③「!」などの記号

仕事内容に関係しない文言が職種名に入っている場合は掲載されない可能性が高いです。

関係がある内容なら問題ありませんので、「一般事務スタッフ」「経理事務スタッフ」は大丈夫です。

indeed対策はトライ&エラー

ボーダーラインが公表されていないので、すべてトライ&エラーしかありません。

いろいろ繰り返すことで見えてくるものがあるはずです。

ABテストで検証をおこない、ラインを見つけるのは楽しいです。

【本記事のまとめ】indeedのアルゴリズムは定期的に変化するものだと諦めて原稿改善すべき

indeedへの流入が減ったことから、アルゴリズムが変わったのでないかと予測しました。

アルゴリズムの変更内容についての正式なアナウンスはありません。

次回行われる変更もアナウンスなしで行われる可能性が高いということです。

効果が悪くなったのであれば、原稿内容の修正をオススメします。

注意点するべき点は2つ

  1. 重複案件と取られない原稿づくり
  2. 職種名はシンプルに、分かりやすく

大切なのは、現在のアルゴリズムを意識することです。

本記事の内容(もう一度)
・indeedからの流入って本当に減っているの?
・流入が減ってしまう原因はどこにあるの?
・indeed内部でなにか変化があったの?
・どんな対策をしたらいいの?
本記事のまとめ
・2020年の1月、8月に閲覧数を大きく落とすような変化があった
・indeedのクローリングシステムは定期的に変わるもの
・クローリングシステムの変更ごとにIndeed社から正式なアナウンスがあるわけではない
・原稿作成の注意点は2点①重複しない原稿、②シンプルな職種名に徹すること(オーガニック枠)

本日は以上です。

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