indeedからの流入が減ってしまいました。
結果的に応募獲得まで減ってしまいました。
とるべき対策は何がありますか?
今回は2020年に無料広告枠で起きた出来事についての記事です。
過去の話ですので、参考程度にお読みください。
・流入が減ってしまう原因はどこにあったの?
・indeed内部でなにか変化があったの?
・どんな対策をしたらいいの?
本日の内容はindeedについての過去ネタになります。
2020年の内容ですので、取扱いにはご注意ください。
もう過去の話になってしまいますが、2020年に入って、indeedから自社サイトへの流入が減ってしまいました。
その当時は対策に困り果てた採用担当者も多かったのかもしれません。
2021年からはある程度の課金をしていかないと、成果を出すことが難しくなってしまいました。
そして2022年は案件が増え続けていることも原因の1つになっています。
2025年4月以降は、indeedがサイトクロ―リングによる掲載を
しないといったリリースは既にご存知だろうと思います。
あくまでもindeedに関する過去の話だと割りきってお読みください!
indeedについての前提知識

今回は、自社の求人サイト(オウンドメディア)に焦点を当てています。
ちなみに、僕が使っているATSパッケージは「リクオプ」です。
indeedに関する前提知識のおさらいです!
✅リクオプは採用管理システム(ATS)の1つ
✅リクオプは求人情報をフィード送信してindeedの無料広告枠に掲載している
✅indeedに求人情報を掲載してもらう方法は3つある
①クローリングによる掲載(ボットが情報収集)
②フィード送信による掲載(求人メディアの運営者が求人情報送信)
③直接投稿による掲載(求人会社が管理画面から入力)
indeedからの流入数の変化

「自社サイト(リクオプ)への流入数が減った=indeedのコスパが悪くなった」と言えます。
リクオプはフィード送信という形で、求人情報をindeedに転載しています。
求人情報をクリックしてリクオプに流入してくるため、流入数が少ないほど応募の期待値も下がるのです。
採用率が同じようなメディアの場合は、流入数が減ると大きな機会損失となるわけです。
応募総数÷採用者数×100=応募率(%)
応募総数(100人)、採用者数(10人)の場合は、
10÷100×100=10%が採用率となります。
実際のデータをもとに確認してみます。
データの確認
2020年1月~9月のオーガニック枠(無料枠)と有料枠の閲覧数推移です。
indeed経由で自社の求人サイトへ流入があった閲覧数です。
2020年 | 閲覧数(無料枠) | 閲覧数(有料枠) |
1月 | 900 | 4,000 |
2月 | 800 | 800 |
3月 | 1,000 | 600 |
4月 | 600 | 900 |
5月 | 300 | 0 |
6月 | 500 | 0 |
7月 | 300 | 500 |
8月 | 50 | 300 |
9月 | 50 | 300 |
分かったこと
数字だけだと、いまいち分かりにくいため、折れ線グラフで表してみました。
オーガニック

2回の大きな変化が起きていますね!
①2020年3月からの急激な悪化(1回目)
②2020年6月からの悪化(2回目)
有料広告

2回の大きな変化が起きていますね!
①2020年1月からの急激な悪化(1回目)
②2020年4月からの悪化(2回目)
ポイント
ターニングポイントは2020年1月ごろと、8月ごろになります。
✅有料枠が急激に悪化(2020年1月ごろ)
✅無料枠が急激に悪化(2020年8月ごろ)
indeed内部のことはオフィシャルな情報として公開されませんが、クローリングのアルゴリズムが定期的に変更される噂話や変更された後での話は耳にします。
indeedに起きた変化(2020年度)

もう過去の話ですが、2020年はindeedに大きな変化が起きました。
公式発表はありませんので、あくまでも「そうだと思われる」内容です。
- 職種名がシンプルでないとクローリングされない
- 重複している原稿をクローリングしない、排除している
- 派遣の案件を排除するようになった
そのほかには、
- indeed上での案件を閲覧するときにプレーンページ(テキストのみのページ)を挟むようになった
- スポンサー広告が上位表示されるとは限らなくなった?
- 求人サイトのクローリングを積極的にしなくなった?
こんなことも言われていました。
信憑性が高い内容ではあるものの、公式なリリースではありません。
あくまでも仮説に過ぎない内容ですが、数字を大きく落としてしまったのは事実です。
そして、本記事をリライトしたのが2025年3月。
当時よりも掲載案件は増え続けています。
そして、indeedを取り巻く環境も大きく変化してしまいました。
効果が落ちてしまったときに取るべき対策

いろんなところで耳にする対策方法は「原稿(内容)の改善」。
でも、正直な話
原稿の改善にも限度がありますよね。
自分たちが改善したと思っていても、判断するのはあくまでもindeed側です。
②職種名はシンプルに、分かりやすく表記する
③案件の新着表示を定期的に行う
とくに2点は大切です。
①重複ととられない原稿づくり・②職種名はシンプルに、分かりやすく
重複案件と取られない原稿づくり
繰り返しになりますが、すべてindeed側の判断になります。
本来は別の案件であったとしても、indeedが重複と判断すれば重複となってしまうのです。
ちなみに、判断基準に関わる内容は公表されていません。
重複案件として受けるペナルティはいろいろ。
片方だけ掲載されなかったり、両方とも掲載されなかったりします。
職種名はシンプルに、分かりやすく
待遇などのキーワードを職種名に挿入することは、indeedでは避けるべきです。
ダメなポイント
①15時までの短時間勤務
②扶養内で働ける
③「!」などの記号
仕事内容に関係しない文言が職種名に入っている場合は掲載されない可能性が高いです。
関係がある内容なら問題ありませんので、「一般事務スタッフ」「経理事務スタッフ」は大丈夫です。
indeed対策はトライ&エラー
ボーダーラインが公表されていないため、すべてトライ&エラーで対応していくしかありません。
いろいろ繰り返すことで見えてくるものがあるはずです。
ABテストで検証をおこない、ラインを見つけるのは楽しいものです。
【本記事のまとめ】indeedのアルゴリズムは定期的に変化するものだと諦めて原稿改善で対応していくべき

indeedから自社サイト(リクオプ)への流入が大幅に減ってしまったため、ひょっとしたらアルゴリズムが変わってしまったのでないかと予測したことが、今回の検証のきっかけです。
検索アルゴリズムの変更内容についての正式なアナウンスはありませんでした。
今後も、継続してアナウンスなしで行われる可能性が高いと言えます。
流入数が減り、応募効果が落ちたということであれば、対策の王道は原稿内容の修正です。
注意するべき点は2つ
- 重複案件と取られない原稿づくり
- 職種名はシンプルに、分かりやすく
大切なのは、現在のアルゴリズムを基本として、あまり冒険はしないことです。
・流入が減ってしまう原因はどこにあったの?
・indeed内部でなにか変化があったの?
・どんな対策をしたらいいの?
本日の内容はindeedについての過去ネタになります。
2020年の内容ですので、取扱いにはご注意ください。
✅indeedのクローリングシステムは定期的に変更される
✅クローリングシステムの変更ごとにIndeed社から正式なアナウンスがあるわけではない
✅原稿作成の注意点は2点①重複しない原稿、②シンプルな職種名に徹すること(とくに無料枠)
本日は以上です。