自社求人サイトを作る前に採用管理システムの運用をするべき

採用に使えるオウンドメディアとしては何がオススメですか?だれでも簡単に使えるものが希望です。

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・オウンドメディアってどんなものなの?どんな種類があるの?
 ・オウンドメディアを採用に使うことができるの?
 ・採用においては何が一番使い勝手のいいオウンドメディアなの?
 ・何を基準にオウンドメディアを選ぶべきなの?

当ブログでは、たびたびオウンドメディアの大切さについて記事にしてきました。

オウンドメディアとはいっても会社や運営する人によって形式はさまざまです。

本日は、あくまでも「採用のためのオウンドメディア」をテーマにした記事です。

採用向けのオウンドメディアとして大切な条件

採用のステージで活用できるオウンドメディアといってもいろいろなものがあります。

  • コーポレートサイト
  • 自社だけの求人サイト
  • 自社が発行する求人誌
  • 会社情報誌(社内報のようなもの)

オウンドメディアとして活用するために大切なこととしては、いかに多くの人に見てもらえるかどうかです。

今回は、自社の案件だけが掲載されている求人サイトを例に考えてみます。

採用向けサイトに必要なことは3点。

  1. 求人情報としてのコンテンツ
  2. 応募フォームが備わっているか
  3. 個人情報送信に関する安全性(SSL通信)

また、最近は「求人情報のindeed連携」も欠かすことのできないトレンドです。

indeedに情報が掲載されているのと、いないのとでは応募獲得の可能性が大きく変わってきます。

現時点でオウンドメディア成功の最も重要なポイントは、「indeedへの転載」です。

一般ユーザーが求めていること

コンテンツを考えたときに大事な点はユーザーのニーズがどこにあるのかということです。

サイトのユーザーは求職者や訪問者。

最近、求人メディア会社からよく言われるのは会社の中身を知ることのできるコンテンツの大切さです。

・会社紹介のかんたんなPR動画(YouTubeなどの動画サイト)
・会社の雰囲気をより知ることができる写真(instagramを中心としたSNS)
・面接担当者や、上司になるかもしれないスタッフの顔写真、紹介・挨拶文

こうして並べてみると、なかなか知ることのできない会社の内部情報にスポットが当てられています。

いままでの一般的な求人サイトではなかなか分からない情報です。

だからこそ、Wantedlyのようなサイトの人気が出るのです。

ちなみに、Wantedlyについては過去記事で説明させて頂きましたので、お時間のある方はお読みください。

共感採用を目指すWantedlyだけで採用する長所・短所

特に大きな効果を発揮するのは、同じ職場で働く人の顔写真や動画と言われています。

働く人がいかに人間関係を重視しているかが分かります。

1からのサイト構築にはかなりの時間と経費が必要となる

採用サイトを1から立ち上げようと思うと時間も経費も大幅にかかります。

その後の運用も考えると求人サイトを作るより、採用管理システム(ATS)を導入した方が効率的です。

将来的に求人サイトを別個に作りたいと言う場合は別ですが、そうでないならATSを導入するといいです。

採用ATSにはいろいろありますが、使い勝手に応じて選んでください。

過去記事に書かせて頂きましたので、お時間のある方はお読みください。

indeedに連携しているATSかどうかという点が大切

ATSは一度、導入をすると途中で別のATSに変更するのが難しくなります。

変更には大きな労力がかかるからです。

また、採用情報のURLが検索エンジンに認知されたり、安定した成果を出すには長期スパンで運用すべきです。

どんなメリット・デメリットがあるのか、どのようなところを一番使いたいのかを明確にして、選ぶといいです。

ちなみに僕はリクオプを運用し始めて、もう7年ほど経過しています。

当時はあまり選択肢がありませんでしたが、現在はいろいろなラインナップが各社からあります。

大きな違いはありませんが、自社の意向に合ったものを選べますので検討してみて下さい。

希望を全部組み込もうと思うと完全オリジナルサイト

あれもこれも機能を付け加えていくと、結局全部がオリジナルになり、コストも跳ね上がります。

サイトリニューアルの理想的なタイミングが3~5年おきに1回なので、とんでもないコストになります。

大きすぎる経費は現実的ではないので、ATSの導入で必要十分です。

ATSを使ってできることはたくさんありますが、あると格段に便利な機能が、

  1. リンクの貼り付け、クリックがきちんとできてサイト間の移動がきちんとできること
  2. 画像の貼り付けができること
  3. 動画の再生ができること(できない場合は①形式で代用)

なかなか①~③の全てができるATSはないですが、判断材料の1つにしてみてください。

【まとめ】採用オウンドメディアとしてはATSで十分だけど理想を求めすぎないこと

採用の領域で何かにチャレンジする時に心がけるべきことは、「初回8割ベース」です。

取り組むべき内容はたくさんあります。

  • オウンドメディアの求人原稿
  • ATSのPDCAサイクル運用
  • 応募者への説明時に使う資料作成など

「常に完璧なものを作る」という目標もたしかに素晴らしいですが現実的ではありません。

全てにおいて完成度はだいたい8割を目指せば十分なのです。

最初から完璧にできてないと運用しないというスタンスではスタートできませんし、軌道修正もできません。

理想形を求めすぎても運用までに時間も経費がかかり、何もうまく行かないのです。

ずっと8割でいいという訳ではありませんが、現時点で足らないものはその都度補っていけばいいだけなのです。

本記事のまとめ
 ・採用に使えるオウンドメディアとしてはいろいろあるがネットメディアが一般的
 ・採用管理システム(ATS)は各社からいろんなラインナップがある
 ・求人サイトを1から作るより採用管理ATSシステムを運用した方が効率がいい
 ・将来的に求人サイトを作りたいならサイト作成も視野に入れていい
 ・まずは8割の完成度を目標にオウンドメディアは運用するべき
 ・採用における完璧を求めてはいけない
 ・ATSを1度導入すると変更には労力がかかるので慎重に選定すべき

本日は以上です。

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