求人に応募したのですが、応募先の会社から連絡がありません。
やっぱり不採用なのでしょうか?
どうしたらいいですか?
面接官として対応していたことも、
面接を受けたことも、両方あります。
よく聞く話ですので、アドバイスさせていただきます。
・電話で応募したときも同様?
・会社から連絡が来るまで、どれくらい待つべき?
・連絡が来る平均的な日数はどれくらい?
・求人応募しても連絡がないときはどうしたらをしたらいいの?
僕自身も就職活動や転職活動のなかで、いろいろな会社に求人応募の申し込みをしたことがあります。
そんななかで会社の担当者から連絡がなかったり、その連絡が遅い会社は少なくありません。
また、応募を受ける側の仕事もしていますので、ある程度会社側の事情も理解はしていることです。
僕に対してではありませんが、実際に応募者の方から
厳しい声を残念ながら頂戴したことも何度かあります。
本日は、「会社側」と、「応募する側」の両方の視点から、記事を書かせていただきます。
応募受付に関する一般的な業務フロー

応募受付のフローをもう一度見直してみます。
会社によって違うところはありますが、だいたいこんな感じのところが多いです。
②社内関係部門および応募者との面接日時の調整
③面接試験の実施
④応募者への採否連絡
基本的には4つのフローです。
応募者に対して、会社から行われる1回目のコンタクトを
僕は「1次レスポンス」と呼んでいます。
1次レスポンスが悪い原因

1次レスポンスが悪い場合は、採用に携わる人や会社組織自体に問題があることが多いです。
✅組織自体になんらかの問題がある
✅求人募集そのものになんらかの問題がある
✅そのほかの問題がある
大きく4つに分けられますので、それぞれ細かく見てみます。
①募集に携わる社員になんらかの問題がある
最近は、求人誌よりも求人サイトからの応募の割合の方が多いです。
サイトから応募があった場合は、求人サイトごとの管理画面で応募の確認や対応をします。
ほとんどの求人サイトではリマインドメールが送られる仕組みとなっています。
応募申し込みがあったときに登録しているメールアドレス宛に
応募があったと連絡をくれるのが、リマインドメールです。
リマインドメールが届いたとしても、管理画面を開かないと応募者の情報が確認できないサイトばかりです。
応募をもらってから情報閲覧までのリードタイムが長い担当者も結構います。
いろいろな仕事を、いくつも兼務で担当している人はとくにその傾向が強いです。
応募があったことは確認ができているものの、その担当者のところで情報を止めているケースも同様です。
応募受付対応の担当者と面接担当者が別、本来の担当ではない人がつなぎで担当している場合も起こり得ます。
残念ながら応募者への連絡を忘れているケースもよくあります。
結局のところ、応募を受け付ける人の採用に対する意識の低さが起因している問題だと言えます。
・応募があったことに気が付かない
・応募があったことに気が付けない
・採用に対する意識がそもそも低い
1人ですべて担当している場合は別ですが、誰かの意識が高ければ
こういった問題には発展しないことが多いですよね!
②組織自体になんらかの問題がある
組織の内部や内情に関しては、組織外の人にとってはよく分からないもの。
外からでは知ることができません。
主となる担当者を置いていない場合や、分業化されすぎて社内調整が複雑な場合はここに当たると言えます。
極端すぎる多能工化を行っており、誰が対応していいのかが分からない場合も同様です。
分業が細かすぎたり、その仕事に関わる人が多いほど、連携ミスが起きます。
次のフローまでの時間がいつも以上にかかってしまいますよね。
感染症拡大予防のためにリモート業務や時差出勤などを導入している企業はとくに気を付けなければなりません。
社内コミュニケーションが希薄な環境の会社も注意すべきです。
社内体制のことなので、根が深くなかなか改善に着手することは難しいことが多いです。
・主となる担当者がいない
・携わる人が多すぎて誰かが対応してくれるだろうという意識
・単純な連携ミス
「誰かが」という意識ではいけませんので、きちんと常時対応できる
担当を置くことは大切なんだろうと思います。
③求人募集そのものになんらかの問題がある
会社によってスタンスは異なりますが、ときどきある問題だと聞きます。
- 入社をした人が定着せずに辞めてしまうかもしれないので応募者をストックしておきたい
- 退職者の補充をしたいと考え、募集を出したが、まだ当面先のことでそんなに急いでいない
- なんとなく良い人がいれば採用したい
- 今回は若い人材を採用したいので、若い人の応募があるまで根気よく待ちたい
こうしたことが当たります。
これらのベースになっているのは会社のほうが上、応募者本人が納得しているのであればいいじゃないかという利己的な考えです。
会社都合を優先しており、求職者ファーストの考え方ではありません。
・求職者は会社に合わせるのが当然
・良い人がいればラッキー程度の採用スタンス
・長期的な採用計画は持っている
求職者ファーストの姿勢に改める必要がありますね!
④そのほかの問題がある
ほかの原因を挙げるとするなら、何らかのトラブルが発生している場合です。
- 求人サイトにおけるシステム障害が発生している
- オンライン上のトラブルで本当に求人サイトから応募情報が送信されていなかった
- 応募受理をした人が会社を長い間不在にしなければならないやむを得ない理由があった
実務的には稀なことですが、起こりうる問題です。
【本記事のまとめ】応募した会社からの連絡が遅いときは1週間をメドに問い合わせをするべき

会社の連絡が遅い原因はいろいろあります。
応募者側に問題があるのではなく、すべて会社側に問題があると言えます。
こうしたことが起こってしまうと、そこまでの会社だと言われても仕方のないことです。
応募する側からすれば一度不信感を持ってしまった後の回復は難しく、応募離脱に直結します。
仮に、その後上手くいったとしても、もやもやしたままの入社ですので早期退社にも繋がりやすいです。
1つの点に不信感を抱くと、いろんなところが不審に思えてしまうものです。
人間の心理的なことから言えば当然ですよね
応募した会社からの連絡がない場合は、まずは問い合わせをしてみることです。
とくに志望度の高い会社であればなおさら。
直接、電話をかけてみましょう。
どこかで不手際があっただけかもしれません。
問い合わせのポイントとしては、電話です。
メールでの問い合わせは埋もれてしまったり、迷惑メールに振り分けられてしまって結局担当者が見逃してしまうリスクがあるからです。
まずは求人応募して1週間待ってみましょう。
それでも何も連絡がない場合は、一度電話連絡してみましょう!
連絡がないから不採用となってしまったとは限りません。
・電話で応募したときも同様?
・会社から連絡が来るまで、どれくらい待つべき?
・連絡が来る平均的な日数はどれくらい?
・求人応募しても連絡がないときはどうしたらをしたらいいの?
・レスポンスの悪い理由はいくつかあるが、大体が人に起因するものだと言える
・連絡がなかったとしても1度くらいであれば水に流す寛容さも必要
・連絡が来ないから不採用だと受け取るのは早計な考え方
・志望度の高い会社の場合は積極的に連絡をしてみるといい
・連絡を取る際はメールではなく、一度電話で行なってみるべき
本日は以上です。