会社説明会や面接会を開催したいと考えています。やっぱり賑わった方が良いのですが、告知をするいい方法はありませんか？
アドバイスさせていただきます。
・それぞれの方法のメリット、デメリットはどんなことがあるの？
・オウンドメディアを使った告知はどうなの？活用事例はあるの？
ある企業が主催となって開く就職イベントは大々的に告知がされ、かなりの集客力があります。
しかし、自社が主体となって開くイベントはそうではないケースが多いです。
社内で会社説明会をするときの告知や集客方法に悩む人事担当者は多いはず。
新卒採用にしても、中途採用にしても、同じことが言えます。
なんとなく分かっていても、コストや期限によって手法は大きく変わってしまいます。
就職イベントへの集客には、どんな方法があるのか考えてみました。
採用に関するイベント
採用のイベントは大きく２つに分けられます。
- 会社説明会（合同での会社説明会、個別の会社説明会）
- 面接
合同企業説明会は運営者が事前に十分な告知をおこないます。
よほどマイナーな運営者やイベントでない限り、来場者の母集団形成に困ることは少ないです。
会社説明会にエントリーをしてもらわなければ、面接に至ることはありません。
そのため集客力が採用成功のポイントになります。
それぞれの方法のメリット・デメリット
集客の方法のメリット・デメリットを考えてみました。
オウンドメディア
オウンドメディアとしては、会社ホームページと採用サイトが一般的です。
メリット・デメリットを比較して見てみます。
・素早い情報公開ができる（公開・変更・停止がいつでもできる）
・自社サイトへ訪問の時点で、すでに自社のファンである可能性が高く、来場に期待ができる
・サイトに関する知識がない人の運営では、うまく活用しきれない
・オウンド力を上げるには、時間だけでなく、SEO対策含めて金銭面の負担が生じる
求人メディア
求人メディアはたくさん運営されています。
ネットメディアに限らず、求人誌などの紙メディアもありますが一般的にはネットメディアが中心です。
閲覧数が多いので、集客力は抜群です。
・求人広告の中に情報を入れるだけなので、採用担当者の労力はかからない
・１度情報を掲示してしまうと、修正が出来ないケースが多い
・求人情報がメインとなるので、告知自体は目立たないケースが多い
・多くの人が目にするが、関心のない人にも届いてしまう
SNS
SNSは仕事探しの場として認識されていないので、まだまだ１番の手法とは言えません。
- LINE
若年層はユーザーが多く影響力もありますが、その企業のアカウントをフォローしているケースは少ないです。
メリットデメリットを比較して見てみます。
・気軽に情報収集できるツールとして親しまれている
・閲覧するのは基本的に友人や芸能人のアカウントのみというケースの方が多い
・登録はするが、閲覧自体は流し読みの人も多い
・SNSには炎上リスクが伴う、会社として運営方針や対策方法を事前に決めておく必要がある
・イベント告知だけでなく、総合的な情報発信をしていかないと魅力的に映らない
・運用に大きな労力を要する
リスティング広告やクリック広告
就職イベントなどの告知で利用されているケースがあります。
とはいっても合同企業説明会の話です。
これだというメリットはありません。
・集客したいターゲット層の選定など事前の準備が必要
・広告からリンクしてきたときに表示するランディングページの用意が必要
・専門的な知識が必要なので自社だけで運用するのは大変
・興味がない人にも情報が届いてしまう
社員
社員によるクチコミみたいな感じで情報を拡散してもらう手法です。
こちらもメリットは基本的にありません。
・即効性に欠ける
・その社員に完全に任せる形となる
【まとめ】オウンドメディアの内部で告知できるのが理想
現時点では求人メディアに依存するのが一番成果が出やすいと言えます。
ただ、今後はオウンドメディアによる告知の成果が鍵を握っていると言えます。
最終的な理想は、オウンドメディアで告知が完結できることです。
オウンドメディアが育っていない会社が情報発信したところで見てもらえる期待値は低いです。
オウンドメディアの強化に必要なことは
- アグリゲーションサイトとの連携
- SEO対策・強化
- コラム記事などでの集客アップ
求人サイトにURLを載せることで、リファラル流入や被リンクの獲得も大切です。
何ごとも相乗効果が大切です。
一定の成果が出るまでに、コスト・労力・時間はかかりますが、必ず取り組むべき課題です。
・どんな手法にしてもメリット、デメリットは必ずあるもの
・一番の理想はオウンドメディアによる告知で完結できることだが現実的なハードルは高い
・オウンドメディアの強化に必要なことを継続実践するべき
本日は以上です。