求人検索サイトにはどういったものがあるんですか?
たくさんあるようですがおすすめはどれですか?
今回はメジャーなものに限定して紹介したいと思います。
日頃、求人募集で使っていますのでおすすめもお伝えしますね!
・どの検索サイトが優れているか?
・使うべき検索サイト
求人検索サイトはいくつか運営されています。
いろいろなサイトを活用していますが、現時点では圧倒的に「indeed」が強い状況だと言えます。
とはいえ、どんな求人検索サイトがあるのかといったリサーチも兼ねて記事を書かせていただきます。
求人検索サイトについて
求人検索サイトはアグリゲーションサイトとも呼ばれます。
文字通りですが、いろいろな求人サイトに検索されている案件も含めて、求人案件を検索するためのサイトです。
今回は比較的、著名なサイトに限定して見比べてみたいと思います。
求人検索サイト | 運営者 | 発祥 | URL |
求人ボックス | カカクコム | 日本 | https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/ |
スタンバイ | スタンバイ | 日本 | https://stanby.co.jp/ |
indeed | Indeed | アメリカ | https://jp.indeed.com/(リンク先は日本版) |
キャリアジェット | キャリアジェット | イギリス | https://www.careerjet.jp/ |
以下、それぞれのサイトを見ていきます。
求人ボックス
求人ボックスはカカクコムが運営する求人検索サイト、日本で作られたサイトです。
SimilarWebを使って調べてみました。
訪問数 (3ヶ月) | モバイルデバイス ユーザー(%) | 業界ランク (Search Engines) |
3,753万 | 87% | 71位 |
月間セッション数 | 1訪問あたりのPV数 | 直帰率 |
1,251万 | 6.4 | 36% |
滞在時間 | 検索流入 | SNS流入 |
6分34秒 | ①オーガニック(44%) ②ダイレクト(38%) | ①YouTube(69%) ②twitter(22%) |
検索方法は3軸パターンです。
- 雇用形態
- キーワード
- 勤務地
スタンバイ
スタンバイはサイト名と同じスタンバイという会社が運営しています。
会社を辿っていくとハイクラス転職で有名な「ビズリーチ」にたどり着きます。
SimilarWebを使って調べてみました。
訪問数 (3ヶ月) | モバイルデバイス ユーザー(%) | 業界ランク (Search Engines) |
2,079万 | 87% | カテゴリー違い |
月間セッション数 | 1訪問あたりのPV数 | 直帰率 |
693万 | 2.7 | 59% |
滞在時間 | 検索流入 | SNS流入 |
2分33秒 | ①オーガニック(70%) ②ダイレクト(19%) | ①YouTube(53%) ②twitter(29%) |
求人ボックス同様、3軸での検索です。
- 雇用形態
- 勤務地
- キーワード
indeed
訪問数 (3ヶ月) | モバイルデバイス ユーザー(%) | 業界ランク (Search Engines) |
1億110万 | 83% | カテゴリー違い |
月間セッション数 | 1訪問あたりのPV数 | 直帰率 |
3,372万 | 5.6 | 44% |
滞在時間 | 検索流入 | SNS流入 |
6分8秒 | ①オーガニック(56%) ②ダイレクト(31%) | ①YouTube(67%) ②twitter(18%) |
indeedは2軸での検索となっています。
- 職種、キーワード
- 勤務地
既出の求人検索サイトと比べると、アクセス数は桁違いの数となっています。
indeedも求人ボックスもオーガニック検索のシェア率が低い傾向にありますが、ほかメディアからの連携も充実していることが影響していると思われます。
キャリアジェット
訪問数 (3ヶ月) | モバイルデバイス ユーザー(%) | 業界ランク (Search Engines) |
137,475 | 83% | 12,287 |
月間セッション数 | 1訪問あたりのPV数 | 直帰率 |
45,825 | 2.7 | 38% |
滞在時間 | 検索流入 | SNS流入 |
1分50秒 | ①オーガニック(52%) ②ダイレクト(38%) | ①YouTube(64%) ②twitter(36%) |
キャリアジェットもシンプルな2軸検索です。
- 職種、キーワード
- 勤務地
アクセス数の面だけで言えば、ほかの検索サイトに対してはかなり劣るのが現状です。
使うべき求人検索サイト
求人募集をする会社にとっても、仕事を探す人にとっても、優先すべき項目は限られています。
優先順位の高い順で言えば、
- 掲載案件数
- 利用者数
- サイトの使いやすさ
- サイトの見やすさ
もう一度、掲載案件数と利用者数に限定して比較してみます。
全体の掲載案件数を掲載していないサイトもありますので、「東京都」で検索した結果の数値です。
求人検索サイト | 掲載案件数 (2024.5.29時点) | 月間訪問者数 (2024.5.27時点) |
求人ボックス | 2,840,506件 | 1,251万 |
スタンバイ | 1,853,203件 | 693万 |
indeed | 1,799,473件 | 3,372万 |
キャリアジェット | 1,295,158件 | 45,825 |
掲載案件数、訪問者数の2点から見た場合、オススメする求人検索サイトを順番に挙げてみます。
②求人ボックス
③スタンバイ
④キャリアジェット
②indeed
③スタンバイ
④キャリアジェット
採用担当者の目線で言えば、訪問者数が全てです。
ユーザーが多いところに対して積極的に投下していくべきですので、indeedの方が優先度を高くしています。
また、掲載案件数が増えるということはそれだけライバルも増えますのでマイナス評価となります。
求職者の目線で言えば、掲載案件数の多い方を優先すべきです。
それだけ、仕事探しの幅が広がるからです。
ユーザーが多いとたしかにライバルも増えますが、応募をする行為そのものに大きな影響はないはずです。
【本記事のまとめ】単純に重要な要素で判断するならば抑えておくべき求人検索サイトはindeedと求人ボックス
本日はそれぞれ日本、アメリカ、イギリスで誕生した求人検索サイトについてリサーチしました。
- 求人ボックス・スタンバイは日本
- indeedはアメリカ
- キャリアジェットはイギリス
それぞれの発祥です。
求人サイトの良し悪しはいろいろな要素で決まるもの、でも一番重視すべきポイントは掲載案件数と訪問者数です。
今回のリサーチでは大体の方が予想するとおり、indeedと求人ボックスが強い結果でした。
訪問者数の面で、indeedはたしかに飛び抜けています。ただし、掲載件数などの面も加味すれば、真っ先に抑えておくべきはindeedと求人ボックスでしょう。
求職者にとって、サイトのビジュアルや使い勝手は確かに大切な要素。
とは言え、それぞれ使い勝手の面ではそれほど大差ありませんでした。それよりも掲載件数や訪問者数のほうが重要でしょう。
一方で、募集する会社にとって、indeedは欠かせない存在。
ただし、プラットフォームとしては大きくなりすぎていますし、サイトの本質が求人検索サイトから一般的な求人サイトに変わりつつあります。
そのため求人ボックスに対する取り組みも欠かせません。
結果として、indeedと求人ボックスが優先的に抑えておくべき求人検索サイトです。
・どの検索サイトが優れているか?
・使うべき検索サイト
・求人ボックス、スタンバイ、indeed、キャリアジェットの4サイトを確認したが優先的に使うべきはindeedと求人ボックス
・サイトの優劣はいろいろな要素によって決められるが、その中で大切な要素は求人掲載件数と訪問者数
本日は以上です。