採用管理システムは何をするためのものなの?
導入するメリットってなんですか?
うちの会社でもATSを軸とした採用活動を行っています。
毎日使っていますので、いろいろお伝えいたします。
今回は「リクオプ」に焦点を当てました。
✅ATSを使ってできること
✅ATSを導入するメリットは何がある?
✅ATSを導入するデメリットはある?
ATSについて覚えておきたい超・基礎知識は4点あります。
- ATSは「採用管理システム」の略称(Applicant Tracking System)
- ATSとしてのパッケージは各社からたくさん販売されている
- ATSは採用におけるPDCAサイクルを回すうえで一番欠かせないツール
- ATS単体のものと採用ホームページがセットになったATSと両方ある
本日の記事は、採用管理システムのなかでもHRソリューションズが提供する「リクオプ」について焦点を当てた記事です。
採用管理システム(ATS)について

「ATS」と横文字でかんたんに呼んでいますが、これはあくまでも頭文字の略称です。
正確には「Applicant Tracking System」です。
- Applicant(応募者)
- Tracking(追跡)
- System(システム)
それぞれの頭文字を取ったのが「ATS」です。
応募者の最終応募結果をきちんと把握して、全体のコスト低減に取り組むための重要なツールです。
ATSは活用すべきツールなんです
・応募者に対して面接はできた?(面接率の把握、離脱理由の把握に効果的)
・応募者を採用できた?入社した?(入社辞退理由の把握に効果的)
・メディアごとの応募コスト・採用コストの算出(他社との比較、コスト改善に効果的)
各社のパッケージごとに少し違いはありますが、ATSの超基本機能としては3点です。
- 応募者の個人情報管理
- 応募者の選考結果管理
- 求人案件の作成、公開・停止、修正作業
一部、採用ページの機能が付いていないATSもありますが、基本的には3つの機能が付いています。
もともとが応募者の状況や結果を管理するツールだからです。
【商品紹介】「リクオプ」という採用管理システムについての紹介

ATSは各社からいろいろなラインナップがあります。
僕は、月額88,000円(消費税込)で「リクオプ」というツールを使用しています。(2025年2月現在)
88,000円というのはあくまでもミニマムの機能です。
オプションを追加することで値段は上がります!

リクオプは、HRソリューションズ株式会社からリリースされているATSです。
ローソン、ビックカメラ、ルートインホテル、ダイソーなど多くの有名な会社でも使用されています。
取引実績については申し分ないと言えるでしょう。
公式サイトのLP(ランディングページ)では、取引中の会社のロゴがスライドしています。
一見して気付く方も多いかもしれませんが、FCも含めて全国展開していたり、店舗数の多い会社ばかりです。
会社のなかで募集する勤務地や案件数、応募者数が多いほど、ATSを使う意味合いは大きくなるというわけです。
そのため多店舗を運営するような飲食・サービス業ではとくに活用されがちです。
もちろん、派遣など人材サービス事業を展開する会社でもかなり活用されています。
その後、リクルートは自社でジョブオプやAirWORKといったATSをリリースしています。
リクオプはATSとしてのパッケージだけでなく、採用ホームページ機能を持っています。
そして、その採用ホームページはとことん好きなようにカスタマイズできるのが人気の秘訣でもあります。
以下、少ないですが実際の事例を見比べてもお分かりいただけるかと思います。
作りこみをしっかりすれば、オウンドメディアとして長く活用することも可能です。
オウンドメディア(自社採用サイト)については過去記事をお読みください。
【機能紹介】「リクオプ」を使うとできること

リクオプの主要機能は15点、全て無料の範囲内の機能です。
ATSの運用には、基本的にパソコンの特別なスキルは必要ありません。
- オリジナル採用サイトの作成
- indeedなどのアグリゲーションサイトとの連携
- 応募フォームの最適化
- 求人案件管理
- 面接日程の管理
- 採用に関する無料セミナーの実施
- 応募者管理・対応
- 時給相場マップ
- 独自ドメイン
- SEO(検索エンジン最適化)
- 検索方法のカスタマイズ
- 応募情報インポート
- メールテンプレート
- 応募者情報ダウンロード
- 求人案件情報ダウンロード
- 採用分析ダッシュボード
これらの機能だけでも、十分すぎる内容だと言えます。
有料オプションも豊富に用意されています。
- 面接日程の自動調整
- WEB面接機能
- GPSから求人情報を検索
- ブランドサイト制作
- 他言語採用サイトの構築
- 本部ID、店舗ID、スーパーバイザーIDの発行
- コンテンツページ制作
- LPO(ランディングページ最適化)
- 採用動画の制作
- LINEからの応募受付
- 求人媒体連携(応募者情報の自動取り込み)
- 応募者とのSMS
- チャットボット
- 経験者の再雇用促進
- WEB雇用契約
- シフト管理
有料分まで含めると、相当な数の機能があり、すべての機能を使い切るのは相当難しいはずです。
僕自身は無料のものだけでも、十分使い切れているとは言えない状況です。
ATS導入の最大の目的は採用効率のチェックと採算を意識した採用活動の展開

業種や業界問わず、人を採用するために経費はかかってしまうもの。
そして、その経費は年々上昇傾向にあります。
低コストでも優秀な人材を採用できるのが会社にとっては理想ですが、そんなに簡単なことではありません。
効率良く採用サイクルを回していくためには、現状の把握は最低限必要。
そのためにATSは欠かせない存在なのです。
ATSの導入には初期費用・月額固定費がかかりますが、それ以上にメリットが大きいです。
ある程度の募集案件数や、応募者数が現時点であるのなら、会社規模を問わず導入すべきツールです。
人事や会計などのシステムに多大な金額をかけて、自社の要望に大きくカスタマイズするケースもありますが、ATSではそういったことはあまり必要ではなく、汎用システムでも十分です。
【本記事のまとめ】採用管理システム(ATS)をうまく活用して採用成功を目指すべき

採用の着地点は求人募集をすることではありません。
ATSを使うような会社であれば、採用成功のポイントを「採用数」に焦点を当てていることの方が多いでしょう。
・会社にとって「良い(と思われる)人材」を採用する
・コストと採用数のバランスがより適正である
・現状よりも採用コストを下げる
・採用のPDCAサイクルをうまく回す
会社によって重視するポイントは違いますが、どれも大切なことです。
ATSは基本的に採用ホームページ(オウンドメディア)とセットになっていることが多く、今後も必要不可欠なアイテムです。
リクオプ以外のATSとしては、
- 採用係長
- 採用一括かんりくん
- ジョブカン採用管理
- HRMOS(ハーモス)
- AirWORK(エアワーク)
- ジョブオプ採用管理
- トルー
- クラウドハウス採用
といったものがあります。
導入することで生じる金銭的なデメリット以外はありませんので、是非とも導入をおすすめします。
またデメリットよりもメリットのほうが大きいです。
現時点でATSを導入していない会社が、これからATSを選択する場合は個人的にはリクルートが運営する「AirWORK」をオススメします。
理由は2点。
✅リクルートが現在注力している商品であるということ
✅indeedとの相性が現時点では他のATSよりも優れていること
もともとは単なるAirWORK(1.0)でしたが、「indeed PLUS」に合わせる形でAirWORK(2.0)にバージョンアップしています。
AirWORKは応募者を抽出したりする機能は不十分ですが、採用という面では大きな力を持っています。
「indeed PLUS」は2024年1月から運用が開始されました。
運用開始から1年が経過しましたが、現時点では求人サイトへの出稿の際に多くの会社が利用しています。
今後もまだまだ拡大していくことが想定されるので、現時点では強い追い風が吹いている状況と言えます。
僕はリクオプをずっと使っています。
ATSとしてはオススメできます!
採用ホームページは求人検索サイトとの連携もできています。
✅ATSを使ってできること
✅ATSを導入するメリットは何がある?
✅ATSを導入するデメリットはある?
・求人募集から応募者管理まで行うためのツールがATSだが、採用ホームページ機能のないものもたくさんある
・毎月の採用のボリュームが一定数以上ある会社はATSを導入しているところが多い
・便利な機能が豊富にあるが、一番ベースとなる機能は応募者管理と求人募集ページ
・導入には固定費がかかるので採用人数とのバランスも含めて導入すべき
本日は以上です。