転職エージェントに複数登録して転職活動をスタートさせるべき理由

転職エージェントは、略して「エージェント」と呼ばれることもあります。

転職希望の人（求職者）と募集する会社（求人者）との橋渡し役を専門に行っている職種の人が転職エージェントです。

また、転職エージェントの会社を指す場合と、転職エージェントの会社の中で求職者のサポートをしてくれる担当者を個で指す場合の両方があります。

• 会社を指す場合は「エージェント」
• 個を指す場合は「（キャリア）アドバイザー」

と呼ぶケースが一般的です。

転職エージェントが、転職活動においてどんな働きをしているのか、２つの視点に分けて書いてみました。

【登録は必須】まずはスタート段階で登録しておくべき転職エージェント３社

信頼できる有名な転職エージェント３社は必ず抑えておくべき存在です。

これらの会社をわざわざ外して、別の転職エージェントに求職者登録する意味合いは薄いと言えます。

リクルートエージェント

リクルートは日本で一番大きなHRの事業会社であることは周知の事実。

そのリクルートが運営するエージェントサービスがリクルートエージェントです。

僕自身は、転職活動をしていたときにリクルートエージェントを通じた応募が一番多かったです。

つまり求人情報の閲覧に割く時間も、リクルートエージェントが圧倒的に多かったです。

アドバイザーや求人の内容に対する個人的な満足度は他の会社よりも全体的に高評価です。

リクルートエージェントへの登録はこちら

マイナビエージェント

マイナビはリクルートと同様に大手のHR事業会社です。運営している求人サイトの本数だけで言えば、実はリクルートよりも多いほどです。

そのマイナビが運営しているエージェントがマイナビエージェントです。

dodaエージェントサービス

dodaはパーソルキャリアが運営する求人メディアです。

dodaのなかで、転職エージェントサービスを展開しており、それがdodaエージェントサービスです。求人サイトのなかに、エージェント機能を併せ持つという少し異色の存在です。

リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaエージェント、これらのスタンダードな３社のうち１社は必ず登録しておくべきです。

あえて外して求職登録する意味合いはまったくありません。

転職エージェントは絶対に複数登録しておくのがベスト！その理由は？

先ほど、３社のうち１社には必ず登録しましょうと書きました。でも、転職エージェントに１社しか登録しないというのは大きな機会損失でもあります。

そのため、いくつかの転職エージェントに複数（掛け持ち）登録するべきなのです。

ただし、間違った解釈をしていけないことがあります。

大切なのはあくまでも「登録」であって、「応募」を複数の転職エージェントからしなさいということではありません。

どのエージェントであっても給与待遇などの募集条件は「基本的に」同じ。

だから応募先のエージェントを変えたところで、入社後に予定されている待遇はなにも変わらないのです。

そこで、転職エージェントに掛け持ち登録すべき大きな理由は２点。僕自身が掛け持ち登録して、強く感じたメリットをストレートに書きます。

コミュニケーションが取りにくいアドバイザー、アドバイスに不信感を感じてしまうアドバイザーはどこのエージェントにも一定数存在するもの。

自分が信頼できないと感じたアドバイザーの在籍するエージェントは選択すべきではないということです。

同じ転職エージェント会社のなかでアドバイザーを変えればいいじゃないかと思われがちですが、あまり良い方策とは言えません。

これは、あくまでもアドバイザーの能力に関する問題ではなく、相性の問題として考えてください。

アドバイザーによって一番大きく異なるのは応募書類（とくに職務経歴書）の書き方のアドバイスです。

精通している業種や業界が違うことも原因としてはあるはずです。

同じ転職エージェントで複数のアドバイザーが担当することはありませんので、結果的に複数のエージェントに登録するしかないのです。

ただし、たくさんの転職エージェントに掛け持ち登録したところで、転職成功率が直接的に上がることはありません。

結果、どこのエージェントから申し込んだとしても、採否の結果は基本的に同じなのです。

転職エージェントは登録してからの方が大変ですし、そこからが本番なのです。

転職エージェントに対する注意事項

転職活動を支えてくれる転職エージェントは、募集会社と転職希望者の橋渡し役。

とは言え、お客様は成果報酬を支払ってくれる「募集会社」なので、募集会社の意向を強く汲みがちであることも事実です。

キツい言い方をすれば、転職希望者は商品でしかないのです。

転職希望者とは入社までのお付き合い。だからこそ、こうした事例も起きるのです。

転職エージェントの使用はやめとけと感じた出来事

2024年7月22日

転職エージェントの裏事情は把握すべき【転職しやすいは嘘？】

2023年10月3日

転職を希望する立場としては、逆に上手く転職エージェントを使うくらいの気持ちをもっておけばいいのです。

【本記事のまとめ】まずは複数の転職エージェントへの掛け持ち登録から転職活動はスタート

転職エージェントは成功報酬型の会社です。

求職者が無事に入社したときに、求人募集した会社から転職エージェントに対してお金（報酬）が支払われる仕組みです。

一般的にはかなり高額の報酬なので、受け入れる会社としては通常の採用選考以上に慎重になったり、選考の基準はどうしても上がってしまう傾向にあります。

もっと大きな問題は、募集ポジションに対して採用を急いでいない会社の割合も高く、内定を勝ち取ることが非常に難しいケースが残念ながらあるということです。

複数登録をして、まずは自分自身のブラッシュアップと情報収集に努めるところから転職活動はスタートしましょう。

だから転職エージェントには、同時で複数登録すべきだとお伝えしたいのです。

本日は以上です。