タウンワーク枠得アドバンスとノーマルどちらを使うべきか【比較】

タウンワークにある枠得プランのなかに、アドバンスプランとノーマルプランがあるようですが、どちらを使うべきですか?

毎週のように求人広告を出している立場からアドバイスさせていただきます!
もちろんタウンワーク枠得を使ってずっと掲載しています。

本記事の内容
 ・タウンワーク枠得プランの概要説明
 ・アドバンスとノーマル、2つのプランの違い
 ・効果検証

枠得プランは募集案件を多く抱えている会社にとっては有効的なプランの1つです。

求人メディアの営業提案をもらうときに、営業スタッフからよく聞くフレーズがあります。

  • 「応募効果が▲▲倍増えました」
  • 「採用歩留まりが▲▲%改善できました」
  • 「採用コストを▲▲円削減できました」

どれもキャッチフレーズのように使われます。

一応、データなどは見せてもらいながら説明を受けるのですが、信憑性のあるデータなのか疑問が残ることも多々あります。

今回、記事に書かせてもらう「タウンワーク枠得プラン」は、タウンワークの掲載プランの1つです。

枠得プランには、アドバンス・ノーマルの2つのプランが設定されています。

アドバンスプランはノーマルプランよりも優秀と言われますが、実際に効果検証してみました。

効果検証のターゲットはタウンワーク枠得プラン

僕のいる会社では現在、どちらかというとメジャーな求人メディアを中心に使用して、母集団形成をしています。

また、現時点ではリクルート系メディアが全体のシェアの半分くらいを占めています。

僕だけが選定をしているわけではありません。

  • 応募獲得数(期待値)と求人メディアの知名度には一定の相関関係がある
  • 知名度を主軸にメディア選定を行う事業所担当者が多い
  • いろいろな職種や雇用形態に関係なく掲載ができる求人メディアが多い

といったことが理由です。

出稿している本数自体はそんなに多くないため、正確なABテストはできませんがある程度は参考になるはずです。

なお、タウンワーク枠得のプラン内容に関する説明は過去記事をお読み下さい。

タウンワークの掲載プランの1つであるタウンワーク枠得について

【前提知識】タウンワーク枠得プランには2つのプランが用意されています

タウンワーク枠得プランには、プランが2つあります。

  1. ノーマル(normal)
  2. アドバンス(advance)

「アドバンス(advance)」と呼ぶ以上は、ふつうに考えて「ノーマル」よりも優れているということになります。

ポイント
・アドバンスプランは本当に優れているのか?
・優れているとすれば、どんな点が優れているのか?
・コストパフォーマンスの面ではどう違うのか?

検証のポイントとしてはこんなところに置いてみました。

アドバンスとノーマルが明らかに違うポイント

  1. 表示順位が違う

タウンワークネットのなかでの表示順位が異なります。

アドバンスの方がノーマルよりも上位表示となります。

ポイント
ものすごく簡単に書くと、表示順位は上位から①誌面に掲載された原稿(転載された原稿) 、②枠得(アドバンス) 、③枠得(ノーマル)の順番になります。
2024.1月末から、「indeed PLUS」のスタートにあたって、掲載順位が大きく変動します。①indeed PLUSからの転載原稿、②タウンワーク本誌掲載(サーチローテーション)、③タウンワーク本誌掲載(通常分)の3本がローテーションした上での枠得原稿の掲載なので、さらに下位に下がることが予想されます。
  1. 掲載金額が違う

アドバンスの金額はノーマルの倍の経費がかかります。

引用 リクルートメディアガイド

実はたったこの2点だけの違いです。

求人原稿の見た目は全く同じです、違うのは表示順位だけ。たったそれだけで価格が倍も違うのです。

アドバンスとノーマルの使い分け

アドバンスとノーマルの使い分けに対する考え方は、運用担当者によって変わります。

いろいろな考え方
・採用難易度が高い案件をアドバンスで運用する(表示順位を上げて応募獲得したい)
・採用難易度が低い案件をノーマルで運用する(さらに応募獲得したい)
・ABテストの実施のために運用する(分析に使いたい)
・アドバンス分を本社管理の案件で運用して、ノーマル分は各事業所管理の案件で運用する
・優先度の高い案件をアドバンスで運用する

どの考え方が正解だとか、不正解だとかいったことはありません。

さまざまな分析を行いながら掲載する内容や自社の方針にも合ったプランを決めていけばいいのです。

検証結果

アドバンスとノーマルでどれほどの違いが出るのか検証しました。

2019.11月に実施したABテスト

2019年のデータですが、ABテスト結果を表にまとめました。

実施期間は1週間です。(2019.11.4~2019.11.10)

ポイント
案件Aだけ職種設定軸を変えてしまいましたが、これは僕自身のミスです。
他の案件(B・C・D・F)はアドバンスとノーマルの職種軸は同じものに設定しています。
*ノーマルは「N」、アドバンス「AD」と表記しています。

募集案件の内容は大切な要素ですが、やはりアドバンスというだけで見てもらえる確率は大きく上がります。ここからも、表示順位はかなり大切な要素だと言えます。

データから分かったこと

ABテストの結果をまとめました。

  1. 表示(imp)はアドバンスの方がノーマルの倍近くある
  2. 一覧表示から詳細表示への遷移率はアドバンスの方が圧倒的に高い
  3. アドバンスでも職種軸設定しだいでは閲覧数が思った以上に伸びない
  4. 詳細表示を見てくれるユーザーはスマホ流入(SP)が圧倒的に多い
  5. ガラケー(MB)は市場でも、求人市場でも衰退の方向
  6. 表示順位が大切

【本記事のまとめ】見てもらうという点ではアドバンスがまちがいなく優位

アドバンスプランはノーマルプランよりも倍の経費がかかりますが、まずはPV数を上げる取り組みがなによりも大切です。

求人サイトは見てもらえないと何も始まらないからです。

求人情報を見てもらう有効な方法として、メディアにおける「求人の上位表示」があります。各社が同様のことを考えているため、上位表示になるほど掲載金額も高くなる傾向にあります。(オプションや掲載プランが用意されている)

アドバンスプランとノーマルプランの二択であれば、僕はアドバンスでの掲載を強く勧めます。

最近はタウンワーク枠得プランを活用する会社が増えており、ノーマルだと目立たせることが難しいからです。

また、2024.1月からスタートした「indeed PLUS」も大きな影響を与えると思われるからです。

indeed PLUSを通じた原稿が大幅に増えたので、結果としてタウンワークネットに掲載されている原稿も増えてしまいました。

また、枠得プランの基本コンセプトは「広く、浅く、網にかかればラッキー」といったものでした。

それは発行元であるリクルートの営業担当者もきちんと公言しています。

ただし、どんな会社にもコスト的な面があるのでバランスやコスパについては慎重に考える必要はあります。

自社に合ったプランを見つけたいものです。

本記事の内容(もう一度)
・タウンワーク枠得プランの概要説明
・アドバンスとノーマル、2つのプランの違い
・効果検証
本記事のまとめ
・タウンワーク枠得プランはテキストのみで写真なし、案件の入れ替えが任意に行える枠商品
・タウンワーク枠得プランの考え方は「広く、浅く、どこかの案件で採用できればOK」というもの
・アドバンスとノーマルの違いは表示順位だけの違い
・表示回数はアドバンスプランの方がノーマルプランよりも1.5倍多い
・一覧から詳細表示への遷移率はアドバンスプランの方がノーマルよりも3倍高い数値
・まずは見てもらうことから応募獲得は始まるもの

本日は以上です。

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