TSUTAYAが運営する求人サイト【おしごと発見T‐SITE】

おしごと発見T-SITEという求人サイトを見つけました。
このサイトについて教えてください。
転職活動に使えそうですか?

営業提案を受けたときに調べたことがあります。
僕は派遣会社で長い間、採用担当者をしています。
今はおもに母集団形成の仕事です!
みなさんの参考になれば、とても嬉しいです。

新しく求人サイトが運営スタートしても、オープン当初はどんな会社も苦戦しがち。

しばらくの間は知名度が低く、掲載件数や訪問ユーザーが少ないから。

そのため、ある程度軌道に乗るまでは、採算を少し度外視した強引なプロモーションも必要になるのです。

掲載する企業(企業名や掲載企業数)

登録する求職者(登録者数・ユーザー数)

閲覧数(PV数)

これらの3つの要素が大切で、よく求人サイトの実力測定で使われる項目でもあります。

これらは別々の要素ではなく、相関関係がありますよね!

本記事の内容
・おしごと発見T-SITEについて
・運営者について
・サイトの使い勝手について
・対象ユーザーは誰を想定している?

本日はTSUTAYAが運営する求人サイト、「おしごと発見T-SITE」について記事を書かせていただきます。

TSUTAYAはほとんどの方が知っていると思われる、あの「ツタヤ」です。

TSUTAYAや蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が「おしごと発見T-SITE」の運営会社です。

サイトオープンになったのは2015年。

2023年10月に社名変更がありました。
現在は、カルチュア・エクスペリエンス株式会社です。

濃紺色と黄色のカラーリング、「T」という文字からなんとなくTSUTAYAが頭の中に浮かびますよね。

こうしてみるとブランディングの大切さをあらためて認識させられるものです。

求人サイトを使用して感じた印象

トップページのサブタイトルには「バイト」というワードが筆頭に出てきます。

「バイト/パート/お仕事/求人情報なら、おしごと発見T-SITE」
このように書かれています。

どちらかというとアルバイト向けの求人サイトなのだろうと言えますが、一度それぞれの項目で確認してみます。

サイトの規模感について

最近の求人サイトではスタンダードな形と言えますが、希望する勤務地を日本地図から選ぶスタイルです。

次にサイト訪問したときも、前回選んだエリアがそのままトップ画面に出てくるので使いやすいです。

タウンワークも同様の形式をとっています。

引用 おしごと発見T-SITE

募集案件数について(2020.9.10時点)

募集案件数は、エリアや職種内容によって大きく変わります。

他サイトとの単純な比較は難しいので、「おしごと発見T-SITE」のなかで比較しました。

比較のポイント
今回は案件数だけの比較をしています。
✅都心部
✅地方主要都市
✅地方
これらの3つのロケーションでの比較を行いました。
引用 おしごと発見T-SITE
募集エリア 掲載案件数
東京都(全域)1,489
愛知県(全域)342
宮崎県(全域)36
2020.9.10時点

都心部と地方の温度差がかなりあります。まだ歴の浅いサイトなので、これからの成長待ちです。

逆に、地方に関してはまだまだ十分な伸びしろがあるとも言えます。

募集案件数について(2023.6.7時点)

前回の比較から数年経過して、ふたたび案件数の変化を比べてみました。

募集エリア 掲載案件数
東京都(全域)572
愛知県(全域)1,125
宮崎県(全域)14
2023.6.7時点

東京都内の案件数が大きく落ち込んだ代わりに、愛知県全域の掲載数が大きく伸びました。

募集案件数について(2025.3.10時点)

記事のリライトの際に改めてチェックしてみました。

もちろん、エリア選択は全く同じです。

引用 おしごと発見T-SITE(2025.3.11時点)

引用 おしごと発見T-SITE(2025.3.11時点)

引用 おしごと発見T-SITE(2025.3.11時点)
募集エリア 掲載案件数
東京都(全域)218
愛知県(全域)271
宮崎県(全域)2
2025.3.11時点

時間が最近になるにつれて掲載案件数が減っています。
求人サイトとしては非常に厳しい内容ですね

募集内容(案件)について

TSUTAYAが運営しているサイトということもあり、TSUTAYA各店舗の募集案件が目立ちます。

ほかの案件を見渡しても、全体的に接客・サービス関係の案件が目立ちます。

マイナビバイト・タウンワークで東京都内で「TSUTAYA」と検索したところ、1件ずつしか出てきませんでした。TSUTAYAはあくまでもオウンドメディア的におしごと発見T-SITEを活用しているようです。(2020.9月時点)

製造系案件がないわけではありませんが、全体におけるシェアとしてはやはり低いです。

SimilarWebのデータなので少し信憑性に欠ける部分はありますが、それでもかなりの訪問数がありました。

引用 SimilarWeb(2022.2.14時点)

その後のSimilarWebのデータ、閲覧数は伸びています。

引用 SimilarWeb(2023.6.7時点)

最新のデータとしては、また閲覧数が伸びています。

引用 SimilarWeb(2024.2.5時点)

前項で案件数が減少している旨の内容を書きましたので、PV数に影響がないか調べてみました。

引用 SimilarWeb(2025.3.11時点)

やはりPV数は激減しています。

2024.2.5時点のデータは3ヶ月間のアクセス数
2025.3.11時点のデータは単月のアクセス数

期間を加味しても大幅に減っています。

データ詳細を確認すると、Tポイント・Tカードのサイト「T-SITE」からの流入が大きいです。

ブランディングの効果、またサイト同士で相乗効果を生んでいると言えます。

引用 SimilarWeb(2022.2.14時点)
引用 SimilarWeb(2023.6.7時点)

【本記事のまとめ】TSUTAYAでアルバイトしたい場合は「おしごと発見T-SITE」が最適

おしごと発見T-SITEはTSUTAYAが運営する求人サイトです。

本来は、いろいろな会社の案件が掲載できるサイトなのですが、掲載案件数は非常に少なくなっています。

そのため、集客力も大きく落ち、PV数も激減しています。

現段階で、ユーザーとして向いているのは、

  • とにかくTSUTAYAの店舗でアルバイトしたい人
  • フード・サービス系のアルバイトをしたい人
  • 地方ではなく、ある程度の規模の街でアルバイトを探している人

といった方が該当していると言えます。

ときどき営業の電話をもらうので、サイトの力を強くしようとしていることは分かります。
でも、現状はまだまだだと言えますね。

PV数は一時伸びていた時期もありますが、今は減少しています。

TSUTAYAは若い世代のニーズを掴むことに長けています。

また、T-SITE(現在はVポイントサイト)からの流入が多いといった強みも魅力的。

TSUTAYA以外の案件も掲載されており、サービス系のアルバイト募集を行うのであれば、掲載料金次第で掲載を検討しても良いでしょう。

本記事の内容(もう一度)
・おしごと発見T-SITEについて
・運営者について
・サイトの使い勝手について
・対象ユーザーは誰を想定している?
本記事のまとめ
✅おしごと発見T-SITEはカルチュア・エクスペリエンス株式会社が運営している求人サイト
✅アルバイト系の案件を探している人には最適なサイト
✅TSUTAYA店舗での求人募集も掲載されているが、それ以外のサービス業のアルバイト案件も見られる
✅都心部以外のエリアでの掲載案件はまだまだ少ない
✅一時期は伸びしろもあったが、現状は非常に厳しい求人サイトだと言える

本日は以上です。

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