製造派遣の求人サイト【工場ワークス・ジョブコンプラス】比較

製造スタッフを募集したいと考えています。
工場ワークスとジョブコンプラスではどう違いますか?

派遣会社で長い間、採用担当をしている立場からアドバイスさせていただきます!

本日は、製造スタッフの募集に強みを持つ2つの求人サイトに着目してみました。

  • 工場ワークス
  • ジョブコンプラス

製造というより、「製造派遣」に強いと表現するほうが正確かもしれません。

本記事の内容
・「工場ワークス」について
・「ジョブコンプラス」について
・2つのサイトの比較、違い
・どちらを活用すべき?(会社側の視点)

「工場ワークス」について

工場ワークスのランディングページです。

緩いイメージのキャラクターを使うことで、工場で働くキツそうなイメージの脱却を狙っているようにも見えます。

また対象求人のみとなりますが、入社のお祝い金を出すことで応募促進にも努めています。

ポイント①…全国の製造・工場求人

サブタイトルにも記載がある通り、製造業・工場の求人に特化した求人サイトです。

運営会社はインターワークスでしたが2023年8月に吸収されて、現在は株式会社コンフィデンス・インターワークスによる運営となっています。

工場ワークス以外にも、

などのサイトも運営していますが、やはり工場ワークスが看板サイトであることは確かです。

工場ワークスは以前から、社員寮付きの特集ページをもっており、人材派遣系の会社が多いです。

勤務地の所在エリア外からの応募も多く獲得できる有力メディアの1つです。

ポイント②…公開案件数

求人公開の案件数はサイトの実力や、活況度を示す材料です。

実際の掲載案件数を調べてみました。

全国を6ブロックに分けてリサーチしました。

エリア公開案件数
福島県(東北ブロック)261件
神奈川県(関東ブロック)865件
愛知県(中部ブロック)872件
兵庫県(関西ブロック)903件
香川県(中国・四国ブロック)90件
熊本県(九州ブロック)147件
6ブロック合計3,138件
工場ワークス掲載件数(2020.9.13時点)

最新の情報を調べてみました。

エリア公開案件数
福島県(東北ブロック)235件
神奈川県(関東ブロック)685件
愛知県(中部ブロック)659件
兵庫県(関西ブロック)575件
香川県(中国・四国ブロック)23件
熊本県(九州ブロック)95件
6ブロック合計2,272件
工場ワークス掲載件数(2023.6.12時点)

「ジョブコンプラス」について

ジョブコンプラスのランディングページです。

こちらもゆるいキャラクターを出してイメージの軟化を図っているように見受けられます。

色合いとして「寮ありの求人」が非常に目を惹きます。

ポイント①…全国の製造・工場求人

ジョブコンプラスの運営会社はディーピーティーです。

ディーピーティーは、人材サービスの事業がメインでしたが、10年ほど前に新事業として始めたのが、求人サイトの運営でした。

ジョブコンプラスも工場ワークスと同じで、サブタイトルには「工場・製造業」と付いています。

派生サイトがいくつかあって、いろいろな領域をカバーしています。

どのサイトも基本URLは、job-con.jpで運用されています。

  • ジョブコンという名称のブランディング強化・ブランド統一
  • すでにあるジョブコンプラスのドメインパワーの活用

こうした狙いが考えられます。

ポイント②…公開案件数

9年前のスタート時、案件数は少なかったですが、現在は比較にならないくらい増えました。

工場ワークスと同じ条件で調べてました。

エリア公開案件数
福島県(東北ブロック)126件
神奈川県(関東ブロック)242件
愛知県(中部ブロック)531件
兵庫県(関西ブロック)154件
香川県(中国・四国ブロック)31件
熊本県(九州ブロック)98件
6ブロック合計1,182件
ジョブコンプラス掲載件数(2020.9.13時点)

最新の情報を調べてみました。

エリア公開案件数
福島県(東北ブロック)339件
神奈川県(関東ブロック)601件
愛知県(中部ブロック)1,707件
兵庫県(関西ブロック)454件
香川県(中国・四国ブロック)49件
熊本県(九州ブロック)158件
6ブロック合計3,308件
ジョブコンプラス掲載件数(2023.6.12時点)

主要都市と地方都市の案件差はやはり大きいです。

2020年の段階では工場ワークスの方が掲載案件数が多かったですが、2023年の段階では逆転してジョブコンプラスの方は掲載案件数が多いです。

運営会社の本社は愛知県なので、愛知の案件だけは他のエリアと比べて群を抜いています。

ちなみに案件数を増やすことにつながる、人材サービス事業としての自社案件は掲載していません。

情報管理の面で事業区分けは徹底しており、非常に好感は持てます。

【本記事のまとめ】掲載案件数だけで言えばジョブコンプラスの方が優位(2020年当時と逆転)

工場ワークスもジョブコンプラスも、ともに製造(派遣)業に強いサイトであることは確かです。

掲載案件数をもう一度見比べてみます。

まずは、2020年時点。

2020年9月時点工場ワークスジョブコンプラス
エリア公開案件数公開案件数
福島県(東北)261126
神奈川県(関東)865242
愛知県(中部)872531
兵庫県(関西)903154
香川県(中国・四国)9031
熊本県(九州)14798
6エリア合計3,1381,182

そして、リライトした2023年6月の掲載件数。

2023年6月時点工場ワークスジョブコンプラス
エリア公開案件数公開案件数
福島県(東北)235339
神奈川県(関東)685601
愛知県(中部)6591,707
兵庫県(関西)575454
香川県(中国・四国)2349
熊本県(九州)95158
6エリア合計2,2723,308

2サイトの客観的な評価としては、

  1. 掲載案件数はジョブコンプラスの方が多い(2020.9月時点では工場ワークスの方が優位だった)
  2. どちらのサイトも人材サービス会社の案件が目立つ(社員寮付き派遣案件が多い)
  3. どちらのサイトにも製造以外の案件もきちんと掲載されている

もちろん掲載案件数が多いから求人サイトとして優れている、応募効果につながりやすい、ではありません。

掲載案件数が少ないからといってサイトとして劣っているわけでもありません。

ただ、ユーザーにとっては案件数は大事な要素でもあります。

案件数が多いほど、サイトが活況化してさまざまなメリットが得られます。

利用者数やユーザー層をチェックしながら同時に掲載して効果測定をおこなうのも一つの方法です。

僕が知っている派遣会社の総評としては、ジョブコンプラスの方が高い傾向にあります。

本記事の内容(もう一度)
・「工場ワークス」について
・「ジョブコンプラス」について
・2つのサイトの比較、違い
・どちらを活用すべき?(会社側の視点)
本記事のまとめ
工場ワークスとジョブコンプラスの2サイトについて
・両サイトとも製造に強い求人サイトとは言え、製造以外の案件も掲載されている
・両サイトともに人材サービス会社の派遣案件が目立っている
・掲載案件数はジョブコンプラスの方が多く(2023.6月時点)、案件数だけで言えばジョブコンプラスの方が優れている
・派遣会社の総評としてはジョブコンプラスの方が高い傾向にある

本日は以上です。

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