【バイトネット】各大学と連携しているアルバイト募集サイト

人手が足らなくなってきました。
夕方からの時間帯なので学生アルバイトで十分なんですが、募集する方法はなにがありますか?

ただ単にアルバイトを探すだけではなく、就活も意識したいと思っています!

求人サイトでの募集が一番早いのですよ!
ただ、本日は学生目線での募集方法も紹介させていただきますね。

本記事の内容
・アルバイトで大学生を中心に採用する方法
・サイトを利用する上での注意点
・バイトネットを使うときに考えるべきこと
・学生目線でのアルバイトの探し方

今から20年近く前にはなりますが、僕が大学生のころは大学構内に掲示板があって、そのなかにアルバイト募集コーナーがありました。

母校の富山大学の場合は、大学生協の売店の出入り口のすぐ横にありました。

賃貸アパートの斡旋紹介もそこに貼ってあり、在学中は見る機会が多かったです。

実は僕は、家庭教師のアルバイトもアパートもその掲示板で見つけて学生生活がスタートした経験があります。

今回、大学生のアルバイト募集についてリサーチする機会があったので、改めて記事に書かせていただきました。

あくまでも大学生に特化した募集方法です。

募集方法は大きく変化した

最近はいろんなところでネット化が進んでいます。

講義の出欠をスマートフォンで取ったり、講義をオンラインで行ったり、タブレットを使った講義だったり、時代は大きく変わってしまったと思わされるばかりです。

僕が学生のころのアルバイト募集は手書きで紙に書かれたものが大学構内の掲示板に貼ってありました。

学内に貼ってあるものなので、仕事内容や勤務時間によっては掲示できないアルバイトもありました。

過度な重労働だったり、身体に危険の及ぶもの、また風俗業(ナイトワークだけに限らず、パチンコ店などの風俗業も含む)は大学内の掲示板には掲示できないルールでした。

インターネットでの募集は新卒採用向けのリクナビ、マイナビでようやく始まったばかりといった感じでした。

入学が2000年、卒業が2004年でしたので、新卒募集も紙メディアからネットメディアに変わり始めたくらいの時期です。

最近とは少し勝手が違っていました。

学内でのアルバイト募集について(2023年4月時点)

学校によって取り扱いが異なりますので、2つの大学で見比べてみます。

富山大学のケース

僕の母校の富山大学では、富山大学生活協同組合が窓口になっています。

生活協同組合は一般的には大学生協といった方が分かりやすいかもしれません。

求人票を提出することでインターネットと学内掲示板の両方で掲載をしてもらえます。

有料掲載になっていますが、1件3,000円で4週間の掲示です。

募集内容については事前のチェックが行われ、掲載後も適正に運営されているかのチェックがあります。

南山大学のケース

南山大学の場合は、完全に外部に業務委託しています。

バイトネット(学生アルバイト情報ネットワーク)で募集を行っています。

バイトネットへの掲載はミニマムで月22,000円となっています。

バイトネットについて

バイトネットは株式会社学生情報センターが運営しています。

そして、学生情報センターは東急不動産ホールディングス株式会社のなかの1社です。

引用 バイトネット(2021年時点)

サイトはリニューアルされ、ユーザーの使いやすさが増しました。

検索方法はかなりシンプルになりました。

引用 バイトネット(2024年)

学校と提携関係にあるため、やはり学生がアルバイトとして行うのにふさわしい内容のみの掲載です。

職種や内容による制限がありますが、具体的には

・深夜の仕事(22時~6時までの仕事)
・登録制の仕事(家庭教師の派遣など)
・土木や工事などの現場の仕事
・労基法に抵触する契約や学生に不利益となる契約を求める企業
・不特定多数に対して許可なく行う仕事(ビラ配り、訪問販売、テレアポなど)
・完全歩合制の仕事
・自動車、バイクの運転を伴う仕事
・お酒の接待を主に行う仕事

こういった仕事の募集は不可です。

この点に関しては、バイトネットを介さない富山大学も同じでした。

厳格な規定が設けられています。

深夜勤務に関しては深夜手当を支払うべき時間(22~5時)とは少し異なりますので注意が必要です。

掲載には枠数と掲載プランに応じた料金がかかります。

長く掲載するほどお得になるという料金表になっています。

引用 バイトネット(掲載プランの一部)

求人サイトではもはやセオリーとも言えますが、掲載順位の上下によって金額は変わります。

プレミアム案件が大多数を占める中で自社だけがベーシックで掲載しても効果が薄いです。

逆に、ベーシック案件が大半を占める中で自社だけがプレミアムというのもあまり意味がありません。

募集の緊急度と掲載金額のバランスを考えて掲載する必要があります。

SimilarWebのデータ上では、大きな伸びも衰退もありませんでした。

引用 SimilarWeb(2021.7月時点)
引用 SimilarWeb(2023.4月時点)

学校法人から公認的な扱いを受けていることもあり、閲覧数はそれなりにあります。

使いやすい、閲覧しやすい構成になっていますので回遊も高いです。

サイトユーザーは学生だろうと思われますが、ユーザー登録自体は比較的簡単にできてしまうので、学生ではない人が混ざっている可能性もゼロではありません。

ユーザー登録して90日間利用がないと、ユーザーID・パスワードは失効になってしまいます。

フレッシュなユーザーがサイトを回遊していると考えることができます。

ライバルサイト

バイトネットは学生向けのアルバイト求人サイトです。

ライバルサイトを探してみたのですが、「学生」を全面に出したサイトは案外少ないもの。

タウンワークやバイトルは特集コーナーで学生アルバイトを出すことはあっても、サイトの入り口から学生向けというのはほとんどありません。

以前は、ガクバアルバイトというサイトがありましたが、2021年3月31日にサイト閉鎖しています。

1つだけ思い当たったのが「キャリアバイト」です。(キャリアバイトのリンクはこちら

学生向けとはいってもキャリアバイトとバイトネットでは少しコンセプトが異なります。

キャリアバイトはどちらかというと、その後の正社員採用(新卒採用)にターゲットを当てたサイトです。

そのためインターンシップの募集も掲載されています。

SimilarWeb(2023.4月時点)

サイトユーザー数だけで言えば、キャリアバイトの方が上です。

アルバイトではなく長期インターンという考え方【学生目線】

就職活動や学生企業を強く意識した場合はアルバイトではなく、長期インターンにシフトするのも有効的な方法です。

とはいえ、インターンシップを探す方法はあまり知られていません。

新卒採用サイトから1社ずつ調べていく人が割合としては高いはず。

興味のある職種や業界から調べて、会社のことを知る。

オンラインを含めた会社説明会やセミナーに参加をしてインターンシップに参加する。そういった流れが一般的でしょう。

スタートアップ企業から大手企業まで、会社の規模は幅広いものの高偏差値の学生を対象としたインターンシップ検索サイトとして「UT-Board」があります。

引用 UT-Board
ポイント
以前のインターンシップは基本的には無給で行うものでしたが、最近は基本的には「有給」で行うインターンシップが多く浸透しています。アルバイトであれば有給、インターンシップは無給という区別がなくなったため、わざわざ学生時代だけのアルバイトを選ぶ理由も無くなってきました。

主にインターンシップが行われる人気の職種としては、

  • エンジニア職
  • コンサルタント職
  • マーケティング職
  • 営業職
  • ライター・編集職
  • デザイナー職

といったものが挙げられます。

インターンシップ探しのサイトが、アルバイト探しのサイトとの一番大きな違いは、勤務時間や休日を明記していないことです。

それぞれの学生の状況に合わせて契約が結ばれるため、一律に明記できないのです。

就業場所・仕事内容・条件・時給・休日(出勤日数)は明記されていますので、細かい勤務条件についてはインターンシップ実施企業に確認をすべきです。

【本記事のまとめ】学生の採用をしたいのであればアルバイトだけでなくインターンシップに舵を切るのも一手

本日紹介させていただいたバイトネットは学生アルバイトの募集に長けています。

バイトネットのプロモーションをふだん目にすることはあまりありませんが、強みは学校が公認していることです。

おそらく学内でのポスター掲示だったり、先輩などのクチコミで浸透していることは容易に想像がつきます。

サイト訪問をするユーザーの大半が大学生ということで、しっかりしているのも狙い目の1つです。

バイトネットは一般的な求人サイトよりも安い単価で掲載できますが、求人サイトは掲載費が安ければいいというものでもありません。

コストパフォーマンスを含めて総合的に判断する必要があります。

バイトネットに掲載する前に考えるべきことは、

  • 募集スタッフ構成の再検討
  • 学生が働きやすい募集条件なのかどうかの再確認
  • バイトネット以外のメディアを使う必要がないかの確認
  • 対象が学生に特化したサイトを使うことで他のユーザーが来ないデメリット

採用状況に応じて掲載を検討してみてはいかがでしょうか。

また新卒採用を行なっていたり、長期での勤務を前提に考えている場合は有給でのインターンシップも視野に入れると良いでしょう。

会社側にとっても、学生側にとってもインターンシップ実施によるメリットはとても大きいです。

インターンシップ生から、新卒入社につながる割合も高いです。

本日、併せて紹介させていただいた「UT-Board」はインターンシップ探しのサイトです。活用してみると良いでしょう。

本記事の内容(もう一度)
・アルバイトで大学生を中心に採用する方法
・サイトを利用する上での注意点
・バイトネットを使うときに考えるべきこと
・学生目線でのアルバイトの探し方
本記事のまとめ
・バイトネットは大学が公認している大学生向けのアルバイト情報サイト
・バイトネットは全ての大学が委託しているわけではない
・大学生のアルバイトを雇用する前に、人員構成や学生アルバイトを雇用する理由は再考すべき
・新卒採用や長期での勤務を検討している場合にはインターンシップ実施が有効的な場合もある
・ハイクラスの学生向けのインターンシップ募集サイトとしてUT-Boardがある

本日は以上です。

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