同一メディアに求人広告を出し続けるのはNG【2ヶ月で95%効果減】

僕は人材サービスの会社に勤務しており、そこでの経験がベースとなっております。業界や業種によって、セオリーとなる採用手法は異なります。すべての求人募集に通じるものではありませんのでご注意ください。あくまでも参考程度にお読み下さい。

同じ求人メディアを使い続けるのってやっぱり楽ですよね。同じ原稿内容で流用できますし、メディア会社の担当者も同じで、いろいろな場面で楽ができます。でも、応募効果ってどう変わるっていくんですか?

僕が所属しているのが人材派遣サービスの会社だからというのもありますが、毎週のように求人サイトに掲載しています。かんたんに解説させていただきます!やっぱり、どの会社も応募効果は一番気になるところですよね。

本記事の内容
・同じ求人メディアに掲載し続けた場合の応募効果の変化

・求人広告の使い回しについて

・掲載し続けることのメリット、デメリットの比較

本日は実際に検証した結果をベースにして、記事を書かせて頂きます。

求人メディアをうまく運用するためのコツ・ポイント

求人メディアを長期間に渡って、上手に運用していくには、「変化」をつけてあげることが大切になります。「変化」と言ってもポイントは2点です。

  • 掲載する求人メディアを(定期的に)変えてあげること
  • 掲載する内容を(定期的に)変えてあげること
求人募集を成功させるためのコツ
・同じメディアに長期間に渡って掲載し続けない
・同じ募集内容で長期間に渡って掲載し続けない

大きな変化を頻繁に加えすぎてしまうと、きちんとした効果分析ができず、結果的にPDCAの運用ができません。変化を加えてから効果に繋がるまでにタイムラグが生じるため、どの変化点が良かったのか・悪かったのかが分からなくなってしまうのです。掲載プランにもよりますが、掲載内容に加えることのできる変化には限度もあります。

結果的に、ほとんどの会社は掲載するメディアを変えることを「変化」として捉えていることが多いです。原稿内容における変化は、対象ペルソナを変えるために写真やキーワードを変える、募集形態や待遇を変えるといったことくらいしかできないものです。

全国的に有名な求人メディアであれば、応募効果も比較的安定しているもの。募集を行う担当者としても、やはり使い続けたくなるのも十分理解できるところです。後ほど、効果分析をしますが基本的にはデメリットが多いのです。同じ求人メディアに掲載したり、同じ掲載内容にするメリットは手間がかからないということだけです。

検証内容と結果

完全に同一の原稿内容で掲載し続けたわけではありません。求人広告の掲載には経費がかかりますので、無駄に捨てることはできません。さすがに若干の変化は加えさせて頂きました。そのため、記事内容については少し正確性に欠ける部分もあるかもしれませんが、同じメディアには掲載し続けました。

検証内容
・タウンワーク、タウンワークネットに掲載
・製造スタッフの募集(岐阜県)
・時給、その他の条件は変更していません
・オプションや、発行エリアは少しだけ変えました
・原稿で変えたのはキャッチコピーとちょっとした見せ方だけ
ポイント
 ・1つの原稿に対して1つの仕事のみを表記
 ・紙面は小さな原稿を複数の冊子に掲載
 ・掲載誌のエリアはほとんど変えていません(愛知・岐阜・三重・静岡)
 ・原稿の大きさはほとんど変えていません
 ・待遇条件は変えていません

検証結果を表にまとめました。

掲載日
(2020年)
広告費応募数応募コスト
(円/人)
7月20日18万30件6,000円/人
7月27日18万31件6,000円/人
8月3日11万20件6,000円/人
8月17日11万11件11,000円/人
8月24日11万12件9,000円/人
8月31日18万13件14,000円/人
9月7日11万6件18,000円/人
9月14日11万4件28,000円/人
9月21日11万5件22,000円/人
9月28日16万2件80,000円/人
2020.10.1確認

コストが一部変動しているのは、長期掲載の割引プランを使ったためです。広告費(千円単位)、応募コスト(百円単位)は四捨五入しました。

検証結果から分かったこと

検証結果をグラフで表してみました。

1ヶ月経過後(4週後)の応募実績が悪すぎる結果となってしまいました。募集開始時の応募数を100%とした場合、1ヶ月後には60%ダウン、2ヶ月後には95%ダウンという結果でした。結果として、応募コストは2ヶ月経過後に13倍まで上昇してしまいました。

【本記事のまとめ】求人原稿の連続掲載はやはり1ヶ月を上限として考えるべき

原稿を変えずに、同じ求人メディアに連続掲載しつづけることは、確実に担当者の労力削減に役立ちます。ただし、応募効果のことを考えるとオススメはできません。最低でも、初回掲載から1ヶ月経過後には、掲載するメディアを変えたり、掲載内容を変える必要があります。

週ごとにプラン組みをしていては、なかなか考える時間がありません。今の採用状況、採用進捗、今後の採用計画も踏まえて1ヶ月先くらいの予定を立てて、応募効果によって変動させていくと良いでしょう。

大事なことなので繰り返して言いますが、掲載リピートは1ヶ月間が上限です。

本記事の内容(もう一度)
・同じ求人メディアに掲載し続けた場合の応募効果の変化

・求人広告の使い回しについて

・掲載し続けることのメリット、デメリットの比較

本記事のまとめ
・同じ求人メディアに連続掲載するのは1ヶ月を上限とするべき
・連続掲載した場合、1ヶ月で応募数は60%減、2ヶ月で95%減
・どうしても変化を加えることができない場合は少し掲載期間を空けると良い
・採用計画は週ごとではなく、月単位で動くべき
・連続掲載は採用担当者の労力削減に繋がるメリットがあるが、応募効果が落ちるデメリットの方が大きい

本日は以上です。

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