人事部にDYMという会社から何度も営業の電話があったようです。
どんな内容の電話だったのですか?
アドバイスさせていただきます。
・DYMからの提案はどんなものなの?
・提案の内容は客観的に見てどうだったの?
・indeedの運用はうまくできていますか?
オフィスで仕事していると定期的に営業の電話を受ける機会があります。
春先になると学校を卒業したばかりの新入社員だと思われる方が、一生懸命電話をかけてきてくれます。
話は聞きにくい部分はありますが、ついついエールを送ってしまいます。
営業キャリアのある方だと話も聞きやすいし、トントン進んでいくので心地はいいのですが、逆に少し気になってしまうところもあります。
先日、DYMという会社からの営業電話が立て続けにありましたので、記事にさせて頂きました。
DYMからの電話は初めてではない
以前も同じ会社から営業の電話をもらったことがありました。
当時の内容はもう忘れてしまいましたが、今回の電話の内容はindeed運用に関することでした。
会社の固定電話ではなく、携帯からの電話でした。
僕は実際にお会いすることが決まるまでは、名前を控えることがほとんどないので、今回の人も名前は覚えていません。
前回、電話をいただいた時よりも、indeedについては勉強を深めたつもりです。
自分の知識と提案をもらった内容とで少し食い違うところがありましたので、みなさんの参考になればと思って書かせていただきます。
indeed運用の現状について【2021年6月の自社の状況】
indeed運用の現状です。(2021年6月時点)
①indeed運用代理店に有料広告の運用をしてもらうためのアカウント(応募者は閲覧可能)
②完全に自社で運用しているアカウント(無料枠でのみ運用実施)
indeedの運用方法は3パターン
①全案件に対して均一にキャンペーン運用
②一部の案件に対して個別に投下(3本だけ運用)
③直接投稿のアカウントはすべてオーガニック広告での運用
そのほかの内容としては
①リクルートのジョブズブーストというプランで全案件に自動調整で運用
②現在はindeedの代理店にて運用(シルバー+パートナー)
③案件ごとで費用に傾斜がかけられるようにしています
このような前提をお伝えしました。
こちらからの質問に対するDYM営業担当者の回答
営業の人から言われたことを端的に、ストレートに書きます。
提案ポイントは次の通りです。
②今、運用をお願いしている会社と併用してDYM社でも運用させて欲しい
③今、運用をお願いしている会社よりもいい成績が出せる自信がある
④ATS(リクオプ)の募集データをその会社が運営している特別なツールを使ってクローリングさせる
⑤職種名を詳しく書いて案件の差別化を図る
5つのポイントに僕から質問をしたことに対する営業担当の回答です。
①企業アカウントはすでに2つ持っている
indeedの会社アカウントはすでに2つあります。
2つでの本来は好ましくないのですが、これ以上作ると問題ではないですか?
Indeed Japan社的には良くないと認識しているのですが、本当に問題ありませんか?
②現行のATSに掲載している全案件に対して課金をしている
注力案件を除いて、ATS(リクオプを使用)に掲載している募集案件をすべて自動調整でindeed運用しています。
ATSの原稿をコピーして違うツールからindeedに吸い上げるということで提案がありましたが、重複案件ペナルティを受ける可能性はありませんか?
indeedのシステム上、重複案件は排除されてしまう可能性が高いという認識があります。
③山間部での母集団形成に困っています
山間部での母集団形成、採用には非常に苦労しています。
労働力人口が少ない場合は他エリアからの集客が必要になることは当然と理解しています。
indeedに限らず、最近の求人サイトでは勤務地のエリアありきになるので、なかなか難しいです。
④違う勤務地を紐づけするのはindeedの理念に反するはず
indeedのエリア表示は、働く場所(勤務地)と本社所在地の2ヶ所しかできなかったはずです。
違う勤務地として掲載するのはindeedの求職者ファーストの理念に反していると把握していますが、本当に問題ありませんか。
⑤職種名に余分なワードをつけることは推奨されていないはず
職種はシンプルに表記するのが現在のindeedではスタンダードだと把握しています。
職種名以外のワードを入れてくれるなというスタンスだったかと思いますが問題ないのでしょうか。
【まとめ】おかしいと感じることは納得いくまで話が必要
営業担当の人はどこの会社の人であっても深い知識をもって提案をしてくれます。
自分たちでは思いもつかないような柔軟な提案をしてくれることも多いので、非常に参考にはなります。
ただし、その提案が良いものなのか、悪いものなのか、グレーゾーンなのかを判断する必要はあります。
最終判断は自分たちでするのですが、法的にアウトなものでなければ、挑戦してみるのも一つの方法です。
結果を出すためには新しいチャレンジもときには必要になるもの。
ただ、後から問題が起きないように、事前に十分な打ち合わせの機会を設ける必要があります。
疑問点があれば着実につぶして、納得した上で次に進めましょう。
なお、今回電話のあったDYMは求人広告事業の会社としては大手です。
オールラウンダー的な存在で、新卒向けの事業も中途向けの事業も展開しています。
・営業の内容はindeedの運用に関する提案だった
・indeedで結果を出すコツはダミー勤務地と職種名にある
・営業提案を聞いて全部納得するのではなく疑問を持つことの方が大切
・疑問点は納得するまで話し合うべき
本日は以上です。