【派遣会社の採用担当目線】なぜ派遣会社がindeedで嫌われるのか

indeedをよく見ていますが、派遣会社の案件ばかりでうんざりです

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・派遣会社のことが嫌いな人って多くないですか?
 ・indeedで派遣の募集案件をよく見かけませんか?
 ・派遣の事業や会社が嫌われる原因ってどこにあるの?
 ・派遣会社について内部の視点から教えてほしい

indeedだけに限らず、派遣会社の案件を求人サイトではよく見かけます。

派遣事業を取り巻く事情について記事にさせていただきます。

「派遣=悪」という考えが強く残っている

派遣のことをよく思っていない人はかなり多くいるのではないでしょうか。

僕自身も、仕事においていろんな評価を聞いてきました。

「派遣」に対する1つ1つの意見を分析していくと、マイナスの評価の方が多いです。

今回は、よく耳にするマイナスの評価にだけ目を向けてみました。

よく言われるマイナス評価
・雇用が一時的なもので長く働けない
・雇用における派遣先からの中間マージンがある
・給料のベースアップが基本的にない
・社員に対するフォローがあまりない
・常に募集ばかりかけていて仕事がキツいのではないか
・どこの会社も同じような募集ばかり

いろいろな意見を聞きますが、客観的に捉えて、的を得た評価だと言えます。

マイナス評価でとくに多いのは、「雇用」と「給料」に関するものです

とくに評価を落としたのは、リーマンショックという景気上の出来事以降ではないでしょうか。

今から遡ること15年。

ひどく不景気に陥ってしまい、

  • 派遣社員が雇用契約の満了前に打ち切られてしまった「派遣切り」
  • 働き口を失って生活困窮者となった人たちが頼った「派遣村」

といった報道がされました。

それ以来、あまり良いイメージが定着していないのが派遣に対する実態です。

とくに「長期雇用」と「給料」に関するものが多いです。

indeedにおける派遣社員募集

結論から書けば、indeedでは派遣の案件というより派遣会社はが嫌われる傾向にあります。

派遣会社の求人募集案件はオーガニック(無料)掲載では応募獲得が非常に難しいです

派遣社員の案件が世間的に嫌われているからということも要因としてはあるかもしれません。

indeed上で派遣案件が応募獲得できないもう1つの理由は、indeed上の表示回数が極端に少ないから。

indeedの派遣嫌いはしっかりとしたソースが提示できません。

クローリングも含めてサイトの内部のことは情報が非公開になっているからです。

とはいえ、indeedの運用代理店では一般的に言われていることでもあります。

以前のindeedでは、案件の検索表示において「派遣案件を除く」にチェックを打つことができましたが、現在はそう言ったものはありません。

indeedにおける派遣会社の募集手法

派遣会社はいろんなところで募集を張り巡らしています。

indeedだけに限らず、よく指摘をされるのは

  1. ダミー案件のため、その案件に応募したとしても理由をつけて違う案件に回されてしまう
  2. 同じ募集案件を巧妙な文面で違う案件に見せている
  3. 勤務地が細かいところまで明記されていない

どれも派遣会社では、よくあることだと聞きます。

僕自身、①はほとんど使いませんが、②は日常茶飯事のように使っています。

③については派遣先が明らかになってしまうため、番地まで明記することはありません。

特に印象を落とすのは1です。

indeed含めて、求人サイトでは実体確認まではされないのが通例です。

ダミー案件ではないにしても、それに近い案件がかなり多くあって掲載数を押し上げている可能性は高いです。

さらに派遣会社は募集に多額の経費をかけますので、indeedでも有料広告として出稿している案件が目立ちます。

結果的に、仕事の検索をしたら派遣会社の案件ばかりだったなんてこともよくあるケースです。

【まとめ】indeedに嫌われるというよりは敬遠されているのは事実

嫌われるというと言い過ぎですが、派遣会社の案件はindeedに敬遠されがちです。

原因として考えられるのは、

  • 派遣嫌いの市場のニーズをサイトにも反映させようとしている
  • 実体のない、怪しい募集案件を排除したい
  • 重複した募集案件を削除したい

といったことが言えます。

掲載している案件が、どういった会社のどんな案件なのかをしっかり確認してから応募をするべきです。

本記事のまとめ
 ・indeedは派遣会社の案件を敬遠する傾向にある
 ・派遣会社のイメージは決して良いとは言えない
 ・派遣会社の悪いイメージは「長期の雇用」「給料」に関するものがほぼ大半
 ・派遣会社の案件は、巧妙に複製したものが多い
 ・応募の際はきちんと案件を確認してから行うべき

本日は以上です。

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