クローリング方法の変化で掲載案件減少【indeed過去話】

indeedにクローリングされている案件が減ってませんか?
(2020年時点)

indeedは定期的なシステムアップデートがありますよね。
日ごろからindeedを使っている立場からお伝えします。

本記事の内容
✅indeedの案件の掲載方法
✅クローリングについて
✅上位掲載してもらいやすい掲載方法
✅掲載案件数が減ったと思う根拠

本日の内容はindeedについての過去ネタになります。
2020年の内容ですので、取扱いにはご注意ください。

以前、indeedのクローリングシステムについて書いた記事があります。

indeedからアグリゲーションの特色は見事に消えてしまった

indeedのクローリングシステムは定期的な仕様変更を繰り返していると言われています。

「indeed」を運営しているIndeed(Japan)社はクローリングシステムの変更については公式発表することは基本的にありません。

これがindeed運用における難しいポイントの1つなのです。

公式発表がないので「可能性」を前提に対策を取っていくしか方法がありません。

ただ、発表がないのに「変更になったんじゃないか?」という情報(噂)がどこから噴出しているのかについてはいささか疑問にも思います。

いずれにせよ、ずっと同じことをしていては通用しなくなるのです。

また、今のindeed対策やこれから取ろうとしている対策が正しいかどうかの断定はできません。

Indeed社の方針が変わらない限り、これらの課題が解決はできません。

解決したと思っていても、実は一時的なものだったりします。

indeedが積極的にクローリングしなくなったのではないかという噂の検証

indeedを使って仕事の検索をしてみました。

検証のポイント
・indeed検索したときに上位6件に表示される案件チェック
・クローリング案件が上位表示されているかどうか
・どのエリアでも傾向は同じかどうか

【検証1】 東京都新宿区 × 事務

検索ヒット総数は32,921件でした。(2020.9.2現在)

indeedで仕事の検索をした結果の画像
indeedで仕事の検索をした結果の画像
引用 indeed
結果
・直接投稿は6件中、5件の表示だった
・クローリング案件は6件中1件だけだった(オウンドメディアからのクローリング)
・求人サイトからのクローリング案件、最上位は10位(タウンワーク有料枠)

求人サイトからクローリングしてきた案件は上位6件の中に、1件しか見つかりませんでした。

直接投稿やオウンドメディアを展開している会社は都心部に行くほど多いはず。だから積極的にクローリングしなくても、案件はある程度、確保できてしまうとも言えます。

2023.12月時点では、indeedに掲載された案件の掲載元が分からなくなっていますので、こうした検証はできなくなってしまいました。「スポンサー」と付く案件は、広告だと思ってクリックしてもらえないというIndeed社の検証結果も影響しているようです。その後、記事リライトを重ねた2025.2月時点でも同様です。それどころか、もっと掲載元が分からなくなってしまっています。

【検証2】 岐阜県大垣市 × 事務

検索ヒット総数は1,626件でした。(2020.9.2現在)

【検証2】と比べると案件数は雲泥の差がありますが、エリア特性に大きく左右されていることが明らかです。

全体案件数が少ないため、構成は大きく変わるかもしれませんね。
ある意味、楽しみです!

indeedで仕事の検索をした結果の画像
indeedで仕事の検索をした結果の画像
引用 indeed
結果
・求人サイトからクローリングしてきた案件が目立つ(タウンワーク有料枠1、2位・オウンドメディア3、4、6位)
・直接投稿は上位案件の中に1件だけだった(5位)

直接投稿の案件が極端に少ない結果となりました。

岐阜県大垣市というところは、地方の町なのでまだまだ直接投稿をしているような会社は少ないのかもしれません。

2023.12月時点では、indeedに掲載された案件の掲載元が分からなくなっていますので、こうした検証はできなくなってしまいました。「スポンサー」と付く案件は、広告だと思ってクリックしてもらえないというIndeed社の検証結果も影響しているようです。その後、記事リライトを重ねた2025.2月時点でも同様です。それどころか、もっと掲載元が分からなくなってしまっています。

【検証3】 福岡県福岡市 × 事務

検索ヒット総数は3,479件でした。(2020.9.2現在)

同じ職種で岐阜県の案件よりは掲載件数は多いですね。

indeedで仕事の検索をした結果の画像
indeedで仕事の検索をした結果の画像
引用 indeed
結果
・直接投稿の案件が6件中、5件だった
・自社採用サイト(オウンドメディア)からのクローリング案件が1位だった
2023.12月時点では、indeedに掲載された案件の掲載元が分からなくなっていますので、こうした検証はできなくなってしまいました。「スポンサー」と付く案件は、広告だと思ってクリックしてもらえないというIndeed社の検証結果も影響しているようです。その後、記事リライトを重ねた2025.2月時点でも同様です。それどころか、もっと掲載元が分からなくなってしまっています。

今回の3つの検証結果

文章だけだとかなり分かりにくくなってしまったので、表にまとめてみました。

検索新宿&事務大垣&事務福岡&事務
案件総数32,921件1,626件3,479件
直接投稿による掲載5件1件5件
クローリング掲載1件3件1件
求人サイトからの掲載0件2件0件
掲載順・1位直接投稿求人サイト自社採用サイト
2位自社採用サイト求人サイト直接投稿
3位直接投稿自社採用サイト直接投稿
4位直接投稿自社採用サイト直接投稿
5位直接投稿直接投稿直接投稿
6位直接投稿自社採用サイト直接投稿

こうして見比べてみたときに、統一感のなさについつい目が行ってしまいます。

母数が少ないため正確な回答は導き出せませんが、なんとなく直接投稿の方が優位に見えてきます。

自社サイトも悪いわけではありませんが、ムラが大きいです。

【本記事のまとめ】クローリングによって掲載される案件が減ってしまったのではなく上位表示されにくくなったと考えるべき

indeedは定期的なシステムアップデートを繰り返しています。

基本的には求職者に軸足を置いていて、求職者にとって有利とも言えるアップデートばかりです。

今回はクローリング案件が減ってしまったと書きましたが、正確に言うと少し異なります。

クローリングされたindeedの案件が減ったのではなく、上位表示されているクローリング案件が減ってしまったと捉えるのが正しい言い方でしょう。

募集案件が多いエリアでは、特にindeedに直接投稿された案件の方がより上位表示されやすいようです。

上位表示されるクローリング案件は少ないですが、全体のなかで占める割合が減ったとは現時点では言いきれません。

仮にクローリング案件が減っていると仮定するなら、Indeed社には2点の狙いがあると言えます。

  1. クローリング対象サイトが増え、掲載案件も増えたのでクローリング案件数を抑えたい(直接投稿の案件を減らすことはほぼ不可能と言える)
  2. 直接投稿を有料広告(スポンサー)枠として出稿させたい(売上に結び付けたい)
本記事の内容
✅indeedの案件の掲載方法
✅クローリングについて
✅上位掲載してもらいやすい掲載方法
✅掲載案件数が減ったと思う根拠

本日の内容はindeedについての過去ネタになります。
2020年の内容ですので、取扱いにはご注意ください。

本記事のまとめ
・indeedの掲載方法は①クローリング、②フィード送信、③直接投稿による掲載の3パターン
・クローリングとは各メディアに掲載されている案件を引っ張ってきてindeedのシステムに合わせて掲載する方法
・今回の検証ではクローリングしてきた案件で上位表示されているものは少なかった
・郊外エリアは案件数が少ないので、上位表示されているクローリング案件はそれなりに多かった
・都心エリアは直接投稿された案件が上位表示されているものが多い
・直接投稿をする会社が増えてきており、Indeed社にとっても直接的に売上につながる可能性を秘めている
・2023.12月時点では、indeedに掲載された案件の掲載元が分からなくなっており、今回のような検証はできなくなってしまった

本日は以上です。

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