求人サイト「はたらいく」の強み、特徴について

リクルートが運営する求人サイトに「はたらいく」があると聞きました。
特徴などがあれば教えてほしいです。

はたらいくには、ときどき掲載しています。
簡単ではありますが、解説させていただきます!

リクルートが運営する求人サイトの1つに「はたらいく」があります。

運営が開始されて間もないころはお笑いコンビのバナナマンをイメージキャラクターに起用していたこともあります。

ただ、最近はテレビなどでのプロモーションを目にしたり、サイト名を耳にする機会は大きく減ってしまいました。

最近のサイトの状況について調べてみました。

本記事の内容
・「はたらいく」の運営会社
・サイト全般について
・特徴や強み
・応募効果について
本記事ではアフィリエイト広告を使用しています。

はたらいくの内容・想定ユーザーについて

はたらいくのランディングページは下のようになっています。

引用 はたらいく

はたらいくが対象としているのは、基本的には正社員雇用の求人案件です。

「大企業ではないけど、正社員として地元の会社でコツコツがんばりたい」、そんな意識を持った人を対象としています。

それは、サイトのサブタイトルにも表れていて、「地域密着!あなたの街の求人・転職情報サイト」と書かれています。

リクルートの求人メディアは、大きく4つのグループに分けることができます。

リクルートの各サイトの位置付け
①「リクナビ」(新卒向け)
②「リクナビNEXT」(第2新卒・中途正社員向け)
③「タウンワーク・とらばーゆ」(社員・アルバイト向け)
④「フロムAナビ」(アルバイト向け)
※サイトの特性上、リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウトは除きました

はたらいくのサイトとしての位置づけは、リクナビNEXTとタウンワークの中間あたりになります。

ただ、タウンワークと比べると対象ユーザー層としてはかなり狭いです。

はたらいくの特徴(ユーザー目線)

マイページに書けることはたくさんありますが、自分の人柄や考え方を会社にアピールする場です。

採用活動で使われる履歴書や職務経歴書とは違ったカラーに仕上げるのが良いでしょう。

以下は、以前仕上げた僕自身の登録情報(マイページ)です。

①学歴・資格

引用 はたらいく

②職務経歴

引用 はたらいく

③自己紹介

引用 はたらいく
引用 はたらいく

自己紹介のところには、写真が1点ずつ挿入できます。

はたらいくの特徴としては、自分が気になる会社に対して「らいく」を押して自分のアピールができることです。

自分自身を売る、自分を知ってもらう場なのです。

はたらいくの特徴(会社目線)

登録者が記入したマイページを見て、項目ごとに個別にらいくを押すことができます。

引用 はたらいく

登録者に対して個別にらいく送信ができますが、登録者の情報のなかでも項目ごとにらいく送信ができるのです。

適当にらいくを送るのではなく、項目ごとに個別に押すことができます。

メッセージを付けて送信することもでき、そうすることで、応募の働きかけに繋がります。

送信するメッセージには細かい規定があります。
・140文字以内
・約束できない内容の送信
・求人原稿にはない他の案件の提示
・他のURLの送信
・連絡先の記入
・応募と全く関係のない内容の送信

応募者の人柄を知ることができるのは大きなメリットで、はたらいくがウリにしているポイントでもあります。

はたらいくは長期掲載がお得

はたらいくの基本掲載プランは2週間、4週間の2つです。

「リピ割1/2」というプランがあり、同じ原稿であれば、次回は初回料金の半額で掲載ができます。

リピ割の注意点
・初回掲載から3ヶ月間が上限
・職種名は同じ原稿でないといけない
・リピ割適用時に掲載期間の変更はできない

また、リピ割よりもさらに安い「12週間おまとめパック」プランもあります。

ただ、過去記事のとおり、同じものを出し続けることで応募効果は落ちてしまう傾向にあります。

求人広告にずっと出している状態はダメ【2ヶ月で95%の効果減少】

応募効果について

トラックドライバーの求人募集をはたらいくに掲載しました。

サイトのコンセプト通り、愛知県内ではあるものの少し郊外エリアでの正社員雇用求人です。

以下、応募結果です。

期間応募数
2020.8月9件
2020.7月22件
2020.6月12件
2020.5月10件
2020.4月11件
2020.3月25件
2020.2月12件
2020.1月14件

応募数自体は悪くないです。

4週プランをリピ割で長期掲載しましたが、コストパフォーマンスは良いほうだと言えます。

求人検索サイトとの連携について

最近ではスタンダードな存在である、アグリゲーションサイトとの連携を調べてみました。

今回対象としたのはindeed、求人ボックスの2サイトです。

地元で働きたい正社員がターゲットのサイトなので、少し郊外のエリアで検索しました。

1ページ目に出てきたリクルートメディアの名前と掲載件数を比較してみました。

検索条件
・正社員
・地名
※2024年7月現在、indeedでは転載元のサイトの判別ができない仕組みになっています
indeed求人ボックス
三重県伊賀市該当なしリクナビNEXT(1件)
タウンワーク(1件)
愛知県犬山市該当なしリクナビNEXT(4件)
タウンワーク(1件)
フロムA(2件)
島根県出雲市該当なし該当なし
岐阜県大垣市該当なしはたらいく(1件)
検索結果(2020.9.27時点)

アグリゲーションサイトとはたらいくの連携状況は決して良いとは言えない状況です。

同じように「Google for Jobs」と「Yahoo!しごと検索」でも確認しました。

Google 検索上位20件Yahoo! 検索1ページ目
三重県伊賀市該当なし該当なし
愛知県犬山市該当なし該当なし
島根県出雲市該当なし該当なし
岐阜県大垣市該当なし該当なし
検索結果(2020.9.27時点)

アグリゲート型求人サイトと同じように、結果は良くありませんでした。

Yahoo!しごと検索は、現在は事業統合され、「スタンバイ」として運営されています。(2022.2.28現在)

【本記事のまとめ】はたらいくは求人検索サイトとの連携が良くなればもっと使いやすいサイト

はたらいくのプロモーションはあまり積極的に行われていませんが、一定の応募数は確保できました。

以前、よくテレビでも見かけていましたが、現在はYouTubeの広告やリスティング広告に力を入れているようです。

アグリゲーションサイトと連動があまり取れていないのはマイナス評価です。

  • 新しい求人メディアを開拓したい
  • 現業に近い正社員層を採用したい
  • 地元で働きたい思考の強い人を採用したい

こういった場合にはとくに力を発揮してくれる求人サイトだと言えます。

なお、2024年1月にスタートしたindeed PLUSでは、原稿の転載先の1つとなっています。

本記事の内容(もう一度)
・「はたらいく」の運営会社
・サイト全般について
・特徴や強み
・応募効果について
本記事のまとめ
・はたらいくはリクルートが運営している
・地元でコツコツ正社員として働きたい人により適した求人サイト
・人柄、人物面(求職者)、風土やカラー(会社)を重視したサイト
・長期掲載がお得ではあるものの、半面でデメリットもあるので注意するべき
・求職者も会社側も「らいく」送信を有効活用するべき
・アグリゲーションサイトとはあまり連携が取れていない
・応募数自体は決して悪いわけではない

本日は以上です。

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