メンバーすべてがindeedの知識を持っているわけではありません。
社内勉強会って開催していますか?
少し前に僕が講師となって、少しだけ説明させてもらいました。
その時の配布資料もお見せします!
・indeedのことをかんたんに説明するには?
・ポイントだけを抑えた資料が欲しい
僕は人材サービス事業を展開する会社で採用担当をしています。
人材の会社としては2,000人ほどの社員規模の中堅企業ですが、全体のコントロールをする本社ではたった一人だけの採用担当です。
indeedが普及してきたものの理解しているスタッフが少なかったこともあり、indeedについての説明会をすることになりました。
説明をする相手はindeedに対して全く知識のない人たちです。職制や役職もさまざま。
頭の中では分かっているつもりであっても、言葉にするのは結構難しい、そんな体験を記事にしました。
indeedについて口頭で説明するのは至難の業
今回、時間の兼ね合いもあり資料を事前に用意する必要はないと言われていました。
頭の中であれこれ説明すべき点について考えましたが、資料なしではやはり限界がありました。
話す方も、聞く方も、ビジュアル面での簡単な資料があったほうが効率がいいのです。
ちなみに用意した資料は手書きで乱雑に書いたものです。
資料の順番は、話していく中で変わってしまうこともあり、あまり意識していません。
今回はあくまでも初歩的な内容です。indeedの概略を理解してもらうことだけが狙いです。
日ごろ運用をしている人でも理解できていないこと、説明ができないことはたくさんあります。そういった点では良い機会でした。
かんたんな手作りの資料(indeedの概略理解)
100%分かってもらえるように説明をすることは僕のレベルでは到底難しいです。
そのため、今回は全部を説明するつもりはありません。
詳しい説明だと煩雑になりすぎて逆効果なので、細かい説明は避けました。
まずはindeedの概略の説明から入りました。
indeedを始めとした求人検索エンジンはほかにもいろいろあります。
メジャーどころで言えば、「求人ボックス」「スタンバイ」が挙げられます。
求人検索エンジンは、アグリゲーションサイトとも呼ばれます。
まとめサイト的な位置付けで、いろんなサイトの求人情報を見たり、応募ができるため非常に便利な存在です。
そのためユーザー数も年々増えていて、indeedの月間訪問者数は3,460万人です。
次にindeed運用で注意すべき点を資料に書きました。
indeedに掲載されている原稿は有料広告枠と無料広告枠(オーガニック枠)に分けることができます。
以前は、お金を出せば上位表示されていましたが、現在の名目は全てランダム表示と言われています。
今まで多くの会社が運用してきた掲載課金型のメディアとは、性質が大きく異なります。
indeedは「運用型の求人広告」とも言われます。
「1回掲載でいくら」というスタイルではありません。
「1回クリックしてもらっていくら(クリック単価)を消化していく」というプリペイド方式なのです。
ちなみに、クリック単価は任意に決めることができます。
任意に決めることができるとは言っても、やはり金額次第で表示回数や表示順位に影響があると言われています。
以前は運用する方がクリック単価を決めることができましたが、現在はAIによる自動入札制となっていますので決めることはできません。
よく、indeedに掲載されている自社の案件が自分のスマホやパソコンから見れないと指摘されます。
これは、人によって検索結果が違うことに原因があります。
indeedのAIが個々のデバイスで動いており、その持ち主に最適な案件を表示してくれていると言われています。
かんたんな手作りの資料(indeed運用のポイント)
ここからはindeed運用実務面の話になります。
indeedに限らず、求人サイトにおける検索においては、本文(コンテンツ)のワードが重要な要素となります。
ユーザーが検索する時に入力するワードが本文に入っていないと、検索表示してもらえる確率が大きく落ちます。
だからこそ、本文のボリュームを増やしてあげる必要があるのです。
文章量を増やす、ワード数を増やす、2つを軸に取り組まなければいけません。
また、indeedは職種名の表記基準が厳しいです。
有料広告枠よりも無料広告枠の職種名表記に対する審査基準の方が厳しいとも言われています。
仕事内容に直接関係のないワード(「未経験歓迎」「かんたん」など)や、差別的なワード(「男性活躍中」「20代活躍中」など)を入れた案件は表示されにくい傾向にあります。
indeedの原稿自体は、AIとIndeed社スタッフの目視の両方からチェックが行われています。
AIで判断ができないときや、AIの判断が疑わしいときにはスタッフの目によるチェックや修正が行われるのです。
かんたんな手作りの資料(今後のindeed運用方針)
資料の最後の項目としては、今後のindeed運用方針です。
今は、会社で掲載しているすべての案件に対してindeedの有料運用をしています。
毎月、掲載本数にはほとんど変動がないこともあり、固定経費のような感じで毎月支払っています。
直接投稿ではなく、フィード送信で採用管理システム(ATS)を通じて掲載しています。
今後はある一部の原稿に対して、予算を別に設定してindeedを運用してみる取り組みも始めていきます。
結果が出るか分かりませんが、新しいことにもチャレンジが必要です。
なお有料広告として運用する場合、マージンの計算方法にインマージンとオンマージンといった2つの計算方法があります。
現在はオンマージンがベースとなっています。詳細は過去記事をお読みください。
【まとめ】indeedについてはある程度把握しておいた方がいい
indeedに限らず、どんなことでも、知識のない人に理解してもらうのは大変です。
社内の勉強会ともなれば、短い時間しかないことが多いのでなおさらです。
でも、こういった場は教える側の理解を深めたり、プレゼンテーション力を磨くいいきっかけになります。
定期的にこういった場を作った方が良いでしょう。
indeedは日本国内におけるユーザー数はダントツ、アグリゲーションサイトとしても間違いなく首位です。
採用部門以外のメンバーでもある程度、indeedに対して理解をしておいた方が幅が広がります。
共通の知識を持っておくことで、思わぬ展開が生まれることもあります。
今回はindeedの社内勉強会ということで、社内では一番知識がある僕から説明をさせてもらいました。
indeedについては運用代理店を通じて知識を習得すると良いでしょう。
特別認定パートナーと呼ばれますが、以前は「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4つがありました。一度変更が加えられ、現在はプラチナ・ゴールド・シルバー+・シルバーです。
運用代理店とのやり取りをするときにも、全く知識がないと非常に大変です。事前に各方面で勉強しておくことをおすすめします。
・indeedのことをかんたんに説明するには?
・ポイントだけを抑えた資料が欲しい
・知識のない人にゼロから教えるのは大変
・説明会の場では簡単な資料でも良いので用意しておくと、その後の理解度が全然違う(口頭だけでは大変)
・indeedに関する社内勉強会は定期的に開催すべき
本日は以上です。