タウンワークでアルバイトの募集を見つけました。
電話で応募するときに気を付けることはありますか?
アドバイスさせていただきます。
僕はふだん採用受付の仕事をしているので、応募者と電話で話をする機会が多いです。
本日は応募の際の注意事項のようなことを記事に書かせていただきます。
ただし、アルバイトから契約社員くらいの層を想定した記事です。
・一般常識はなぜ大切になるの?
・最初の印象で採用、不採用が決まることはあるの?
電話申込みのときに一般常識に気を付けた方がいい理由
大きな理由が1点だけあります。
採用担当としてのリアルを書かせていただきますが、嘘でも誇張でもなく、本当のことです。
ちなみに僕は、受付の仕事をしていますが、採否に関してはある程度の決定権も持っています。
電話に出るスタッフがすべてオペレーターではないケースも多々あるので、注意が必要です。
15分から30分の限られた時間で採否を決められてしまうのが面接の怖さです。
会社にとっても1回で採否を決めるリスクは大きいので、新卒や管理職の応募者であれば、平均2~3回の面接を行うのです。
それに対して、アルバイトはだいたい1回だけです。
面接担当者の視点で言わせてもらうなら、20分少々の時間ですべてを見抜くことはできません。
だから、それまでに大きくマイナスの印象を与えるような行動は、よろしくないということになるのです。
電話申し込みのときに気を付けるべきこと
あくまでも、「大きく」マイナスの印象を与えることなので、そんなにビクビクしたり、神経質になる必要はありません。
・面接の前から細かい質問ばかりしない
・電話での応答はハキハキと
・1回の電話のやりとりは10分以内をメドにする
①時間帯
一般的には営業時間内に電話をかけることが必須とされています。
休憩時間(11:30~13:30)は避けるほうが望ましいです。
また、接客サービス業を行っている店舗は開店準備やお店の繁忙期に電話をすることはNGとされています。
そのため、ランチ主体のお店とナイト営業主体のお店では望ましい時間は異なります。
こうした内容は求人サイトでもよく取り上げられていますので、自信のない方は一度目を通しましょう。
理想とされる時間帯に電話をかけることが、どうしても難しい場合は必ず理由を説明したり、「すみませんが」「恐れ入りますが」と前置きをしましょう。
②細かい質問内容
応募申込みの段階から、電話に出た人に対しての質問攻めは印象を悪くしてしまうだけです。
僕が実際に聞かれたことのある質問の一部を公開します。
- 職場に冷暖房はありますか?
- スタッフの男女比はどうなっていますか?
- スタッフの平均年齢はどれくらいですか?
- 職場にはパートさんって何人くらいいますか?
- スタッフの有給取得率を教えてください
- 駐車場から職場まで歩いてどれくらいですか?
- 製造ラインの流れは速いですか?どれくらいの速さですか?
- その仕事は未経験でもできますか?
- 休憩時間は何時から何時ですか?
- 職場では重たい荷物を持ちますか?
- 今の段階で応募が何人くらい来ていますか?
- その仕事に2人で応募はできますか?
- 派遣先の会社名を教えてください
- 時間給を教えてください
- 勤務時間は何時から何時までですか?
- 残業はどれくらいありますか?
- 子どもの面で急なお休みをいただくことはできますか?
- 会社概要を教えてください
- 面接官の名前を教えてください
申込の段階での質問はせいぜい2~3個にとどめて、あとは面接時に質問をしてもらうのが理想です。
また、募集の広告を見ればすぐわかるような内容の質問は控えましょう。
③受け答え
ぼそぼそ話すよりは、ハキハキと受け答えできる人の方が好まれがちです。
とくに接客サービス業などは、よりそういったことを重視する傾向にあります。
大きい声でなければ面接を受けられないといったことはありませんが、少しでも採用のハードルを下げるためにハキハキと受け答えすることをオススメします。
電話の最後には、お礼を付けくわえることで印象はさらに良くなります。
④電話にかける時間
電話応対をしてくれたスタッフは応対の専属担当ではないことの方が多いです。
ほかの仕事も兼務をしている可能性が高いです。
応募者1人1人に対して、あまり時間を割けないのです。
また、ほかの応募者の対応業務も受け持っているので、話す時間はほどほどに抑えて印象を悪くしないように気を付けましょう。
自己PRや経歴を長々と話し始めたり、会社や応募受付に対するクレームを言うのはもってのほかです。
【まとめ】気を付けるべきことはたくさんあるが委縮しなくてもよい
問い合わせの段階で気を付けることは4点でした。
- 通常の営業時間内に電話をかける
- 細かすぎる質問は控える
- 電話の受け答えは大きな声でハキハキと話す
- 電話にかける時間は短めにする
アルバイトだから、社員だからというのはなく、あくまでも一般常識の話です。
でも、これらを意識しすぎて委縮したり、硬くなってはいけません。
応募の段階から良い印象を与えることができれば、採用のハードルは少し低くなりますので、注意すべきことに注意して、面接に臨みましょう。
面接を実施する側も面接をこれから受ける側もお互いに一定の敬意を払いあえる関係が望ましいです。
本日は面接への第一歩として電話での面接申込みについて書かせていただきました。
申し込みだけではなく、面接の進め方が分からない!仕事についてのコーチングをして欲しい!そういった悩みを抱えている方にはパーソナルキャリアサービス『キャリフリ』をオススメします。まずは気軽に、無料カウンセリングから対応してもらうことができます。
ただし、それぞれのコース受講には受講料が必要となります。
・気を付けるべき4点は、①時間帯、②質問数、③話し方、④電話の長さ
・気を付けることはあくまでも一般常識の問題
・気を付けるべきことを意識しすぎるのも良くない
・応募前に印象が悪すぎるとその時点で不採用になるケースもある
・会社も応募者もお互いに敬意を払える関係が望ましい
本日は以上です。