第一種衛生管理者の試験対策は過去問をベースにして行えば十分可能

転職希望の方向け

主に製造系の会社で重宝されがちな資格の中に「第一種衛生管理者」というものがあります。僕自身も業務上で必要となり今から10年前に取得しました。難易度はそんなに高くありませんが、国家資格の1つとなっています。工程責任者クラス以上の人が取得しているケースが多いですが、本日は主に勉強法についてコラム的に書かせて頂きます。参考程度にお読みいただければと思います。

第一種衛生管理者って何をする人なの?

個人的に回答を書くとすると「職場における安全衛生の管理を先頭に立って行い、労働者が安全に健康に働くことができるように環境を整えてあげる人」だと思っています。法律含めて、幅広い知識を持っていて、アクティブに動ける人でないといけません。

まとめて書けば大きくは2点です。

  1. 労働者の健康管理
  2. 職場環境の管理

資格を持っていれば会社からは加点対象とはなるかもしれませんが、とくに大きく年収が増えるなどということは残念ながらないと思っています。

よくいろいろなサイトで年収が高くなるという情報もありますが、これは資格によるものではなくて、既に就いているポジション(役職・職制)によるところが大きいのです。衛生管理者の資格を持っているから年収が600万円なのではなくて、課長職の人が衛生管理者資格を持っているので年収600万円だったり、部長職の人が資格を持っているので800万円になるものだと僕は思っています。

どのような試験内容なの?

本日は「第一種衛生管理者」のみについて書かせて頂きます。

試験機関である公益財団法人安全衛生技術試験協会のサイトを見てみます。

出典 公益財団法人安全衛生技術試験協会

出題項目としては非常にシンプルです。

  • 労働衛生
  • 関係法令
  • 労働生理

たったの3項目だけです、でもこれが意外と厄介なんです。幅広く出題されるからです。

試験時間は3時間、合格基準は「範囲ごとの得点が40%以上、合計得点が60%以上」です。ということは得点率に大きなムラがあってはいけないということです。苦手項目は極力減らしておきたいものです。

だいたい7割くらいとれればOKだと言えます。「7割」でも全然OKと考えれば気持ちも楽になります。

第一種衛生管理者試験の合格率はだいたい45%前後となっています。国家資格とは言え、ハードルは決して高くありません。

どんな勉強法が効果的なのか?

僕はひたすら過去問をベースに勉強しました。

  1. 過去問を通しで全て解く(選択肢1つ1つ正誤判定を行う)
  2. 間違えた箇所はテキストを熟読(設問としては正解でも肢ごとで違えば解説をよく読む)
  3. 過去問を通しで全て解く
  4. 間違えた箇所はテキストを熟読

ひたすらこれの繰り返しでした。試験日までに5回分×6セットくらいは繰り返し勉強しました。最初は1回分終わらせるのに結構時間がかかりましたが、やっているうちにかかる時間も自然と短くなります。

でもこれしかやっていません、講座も受けていません。ひたすら独学で勉強して、1回目で合格することができたので決して難しくはないはずです。

試験における解答テクニック

試験の合格率は45%、大学受験なんかよりは全然楽だと思っています。

どんな試験にも、ある程度のコツというかテクニックがあります。衛生管理者も同じです。

  1. 確実な知識が求められる問題は一定数ある
  2. 知識があやふやでも解ける問題がある
  3. 残り時間がなくなってしまっても、ある程度肢を絞って解答することで正解率を上げることができる
  4. 捨てるべき問題、捨てても良いような問題も含まれている

とにかく60%正解できればいいのです。60%の得点率でも、100%の得点率でも「合格」には変わりないのです。この試験で順位がつくわけではありません。

実際に過去問と照らし合わせてみたいと思います。

確実な知識が求められるけど曖昧な知識で解ける場合もある

選択肢が単語、名称などの場合は確実な知識が求められている問題です。知識がないと解けません。

でも、選択肢を最大限絞る努力を忘れてはいけません。知識があやふやでも正解に近づくことができる場合もあります。

問6の場合で考えてみます。義務付けられているということは、ある程度「重い」内容となります。

  1. 高圧室内での作業は危険かもしれませんが、そんなに危険を伴うのかよく分からないので▲
  2. 特定化学設備はヘビーな設備っぽいけど、自主検査の内容なので▲
  3. 有機溶剤は有害業務だから健康診断結果は届けた方がいいかもしれないので○
  4. 特定化学物質も危険っぽいけど、雇入時の健診なので▲
  5. 鉛は有害業務になったような気がするけど、作業環境測定なので△~○

こういう思考パターンも大事だと思います。1つ1つの選択肢をみていくことが大事なのです。

残り時間が全くない場合にチャレンジしてみるのも一手

最後の手段となるので、必ずしも正しいわけではありませんが意外といける場合もあります。

問題文に「粉じん」という言葉が混じっています。選択肢にも同じ「粉」という言葉が出てきています。これを選んでみたら、運よく(?)正解となります。

A欄は内臓か皮下のどちらかになります。感情的には皮下を選んでしまいそうなものです。ふつうに考えて男性の方が筋肉質なのでB欄がC欄より大きいということはないです。消去法で①または③まで絞ることができます。最初から適当に選べば20%の確率から50%まで引き上げることができています。

過去問を繰り返しやるべき本当の理由はコレ

過去問をベースにして勉強するだけで合格するというのは経験から本当のことです。下手な問題集に手を出すくらいなら、過去問を繰り返しやった方がぜんぜん合格は近いです。

大きな理由としては、似た問題が出題されることが多いからです。一例を見てみます。

もう一問見てみます。

こちらの問題は回答の肢がまったく同じだったりします。

こういったこともあるので、衛生管理者の試験問題は最低でも4回分は繰り返し解いた方がいいのです。なんか見たことあるような問題だなというレベルではダメなので、「あ、見たことある」と思えるまで繰り返し解けば合格にかなり近づいていると言えます。

【まとめ】衛生管理者試験合格への近道は過去問に限ります

第一種衛生管理者の試験は「過去問」を繰り返し解くことで合格に近づきます。

いろいろな問題集が刊行されていますが、予想問題集を買って解くくらいなら「過去問題集」を買ってひたすら解く方をオススメします。

合格率は45%、国家資格としては非常に高い数値だと思います。ということは、ある程度の努力次第でだいたい合格できるレベルの試験だと言えます。1日に何十問という数を週2~3日しか勉強しないのであれば、まずは1日5問を毎日解いていく方が長続きしやすいですし、勉強の習慣がつきますので実行してみて下さい。

本日のまとめ

本日は第一種衛生管理者の試験について記事を書かせて頂きました。合格率はだいたい45%くらいだと発表されています。適切な勉強法で臨めば、ほとんどの方が合格できる試験の1つです。まずは、過去問題集を解いてみて試験がどんな感じなのかを掴むことが大切です。そして、過去問を繰り返しおこなえば、みなさんが思っている以上に合格できる試験なのでがんばってください。

本日は以上です。

プロフィール

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