リンクジョブズという求人サイトの提案はどうでしたか?
アドバイスさせていただきます。
・提案内容はどうなの?
・リンクジョブズに掲載すべき?
新しい会社から求人サイトの営業提案を受けました。
求人サイトの名前は「リンクジョブズ」、初めて聞きました。
サイトの運営はコアゲートという会社が行っているようです。
サイト名での営業はあまり印象が良くないですが、せっかくなのでサイトについてリサーチしました。
問合せ先のメールアドレスのドメインは会社名やサイトURLとはかけ離れています。
(info@art-core-inc.com)
似たようなサイト名と混同注意
同じような名前のサイトがあるので、電話を受けたときに聞き間違えたのかと錯覚しました。
そのなかでも一番知名度の高いのは「ジョブリンク」です。(ジョブリンクのリンクはこちら)

リンクジョブズについて
トップページから見てみます。

立ち上がって間もないサイトなので、SimilarWebでのデータは意味がありません。
掲載件数もまだまだこれからです。
・掲載申込日に掲載してもらえる
・求人情報の内容が分かりやすい
一番強調されたのは、「アグリゲーションサイト、検索エンジンへの連動」です。
オフィシャルサイトによると、4つのサイトが書かれています。
・求人ボックス
・Yahoo!しごと検索(現在は「スタンバイ」に変更)
・Googleしごと検索
Yahoo!しごと検索は、現在はスタンバイとして運営されています。
最新情報にはアップデートされていないようです。
オリジナルで作られたサイトではない
サイトの下の方までスクロールしていくと、オリジナルで作られたサイトではないことが分かります。

「product by 求人サイトビルダーCMS型」と書かれています。
リンク先へ飛ぶと、サイトをかんたんに作成できるCMS(ContentsManagementSystem) の販売を、株式会社カスタマが行っています。
つまり、パッケージで販売しているのです。

厳しい目でチェック
厳しい目でチェックしてみます。
indeedや求人ボックスなどと連携ができているという営業フレーズがありました。
それぞれのフレーズごとに見ていきます。
- indeed活用(feed活用)
indeedについてはフィード送信、データをまとめて運営会社からIndeed Japan社に送信しています。
本来であれば職種名などは短く、シンプルにというのが求められるはずです。
indeedの無料枠での掲載は厳しそうな印象です。
- 求人ボックス、Yahoo!しごと検索活用
こちらはindeedのように、feed活用とは書かれていません。
クローリングを主にしているのかもしれません。いずれにしても「活用」という他力本願的なフレーズが気になります。
- Googleしごと検索対応
こちらは「活用」よりももう1段階下のレベルのように取れます。
捉え方次第ですが、対応はしていますが掲載されるかどうかは原稿次第と捉えることもできます。
対応はしているけど、実績はどうかということを見る必要があります。
- 応募フォーム
応募フォームとしての体裁は整えていますが、自社に直接応募
掲載費用
スタートしたばかりのサイトで、掲載企業を増やすため一定期間は掲載金額がかからないという内容でした。
求人サイトは無料だからなんでも掲載すればいいというものではありません。
無料掲載できる素晴らしいサイトもありますが、自社で掲載するときは色々な面を考慮して掲載すべきです。
あるユーザーの方から掲載トラブルとして相談を受けた事例を別の記事にも書かせていただきました。
【まとめ】慎重に判断したうえで掲載をすべき
今回の提案は案件を増やしたいという意図で特価で掲載できるキャンペーンの営業がありました。
リンクジョブズはあくまでもCMSを用いたサイト構築になります。
オリジナルなサイト構築は出来ない形になっています。
長期で求人サイトの運営を検討している会社であれば、自社でCMSのパッケージを購入した方がいいです。
リンクジョブズの掲載費用とCMSを購入費用を比較して、大きな差がないならCMS購入を優先しましょう。
・サイト掲載案件を増やすために一定期間無料キャンペーンを行っている(※要注意)
・リンクジョブズは他社のCMSで構築したサイト
・運営会社はコアゲートからトムスエージェンシーに変わっている
・運営会社、課金システム、サイトの使い勝手を考えると掲載は見送るべき
本日は以上です。