求人サイトの新着マークには応募を増やす効果があると聞きました。
indeedでも効果があるものなんですか?
人材派遣会社とはいえ採用担当者を20年近くやっています。
基礎的なことをベースにお伝えしますので、参考にしていただければと思います。
・新着マークのメリット
・新着マークを付ける方法
・indeedの新着マークについて
僕は、ふだん採用管理システム(ATS)を使用しています。
そのATSは求人ホームページがセットになっており、そこで作成した求人情報はindeedにフィード送信してもらえます。indeedに送信された原稿がindeedに掲載されるのです。
ATSの求人情報がindeedに転載されるときに、新着マークが付くように定期的にベースとなる元の案件を更新すべきと言われます。
新着求人は積極採用企業のように見え、いろいろなプラス効果があると聞きます。
本当にそんなメリットがあるのかどうかを考えてみました。
indeedの新着マークがついた求人案件について
ほとんどの求人サイトには「新着」マークの設定があります。
マークが付く期間や、条件はそれぞれ規定があるものの、一番の目的はユーザーの目を惹くためにつけられます。
もちろん、新着マークはindeed自体にも設定があります。
また、案件の下の方には「本日掲載」から「30+日前」までの記載があります。
対象となる案件が、いつ公開されたのかが分かる仕組みになっています。
本日の記事は新着マークについての内容です。
indeedは2023年6月にシステム変更が加えられました。
現在は、第三者が有料枠での掲載なのか、無料枠での掲載なのかの判別が付けられなくなりました。
フィード送信された新着案件です。
indeedに直接投稿された新着案件です。
求人メディアから転載された新着案件です。
新着マークの付く期間はどれくらいなのかリサーチしてみました。
8日前に公開になった案件には付いています。
9日前の案件からは新着マークがなくなっています。
表示のボーダーラインは8日間になります。
新着マークがあっても、なくても、見た目は実はほとんど変わりません。
新着マークを付けるメリット
考えられるメリットとしては、
- 「新着」で目立つため、応募獲得につながる確率が上がる
- 新着求人は上位表示される・されやすいという噂がある
求職者側にとっても、会社にとっても大きなメリットはそんなになかったりします。
目立つことで応募獲得につながりやすい
もう一度、新着マークのついた案件とついていない案件を見比べてみます。
新着求人は上位表示される・されやすいという噂
さまざまなキーワードで検索をしてみて、上位表示された案件の比率を調べてみました。
MacBookで検索すると、1ページでの表示が20件、その中の比率です。
キーワード | 新着表示 | 通常表示 |
名古屋市緑区 | 2 | 18 |
正社員・名古屋市中村区 | 8 | 12 |
軽作業 | 7 | 13 |
事務パート | 6 | 14 |
indeedでのアルゴリズムは全てランダム表示と言われています。
全体の原稿の中で、新着案件の占める割合は非公表ですが、通常表示の方が割合は高かったです。
【本記事のまとめ】新着マーク付き案件には小さなメリットがいくつかあるので対策して損はない
新着マークがついているから、応募を獲得しやすい、上位表示されやすいといったメリットはないと言われています。
ただし、原稿を新着表示したからと言って、デメリットもいっさいありません。
応募の可能性があるならこまめに新着表示されるように取り組むべきです。
採用担当者に時間があるのであれば、根気よく案件の新着化を行っていくほど得られるメリットは大きいでしょう。
・新着マークのメリット
・新着マークを付ける方法
・indeedの新着マークについて
・新着マークがついているからと言って、大きなメリットがあるわけではない
・新着マークがついているから、目立ちやすい・上位表示されやすいといったことはない
・案件の新着化にはデメリットは一切ないので時間があるなら積極的に取り組んだ方がいい
本日は以上です。
【追記】indeedの噂
indeedには、もう1つ「噂」があります。
それは、一度応募があった案件は上位表示されやすいというものです。
「応募があった案件=良い案件」という評価をしてもらえるためだと言われています。
応募を受ける立場で実務をしていて、同じ案件に対して、いきなり応募が立て続けに入るケースがあります。
いくら偶然とはいえ、明らかに間違っているとは言い切れなさそうです。というより、むしろ信憑性がある噂だと採用担当者としては思っています。