indeedで大きな変化が起こるみたいだと聞きました。
人材派遣サービスの会社だからというのもありますが
indeedは毎月のように使用しています。
かんたんに解説させていただきます!
・クローリングについて
・クローリングが終了した場合に起こりうること
・対策
今回はindeedの大前提を揺るがすようなレベルの話だと思っています。
indeedは定期的にシステムアップデートを行ない、今のような形になっています。
日本でサービスを開始したのが2009年、これで約15年が経過しました。
アップデートを重ねるなかで、「派遣案件を嫌う、派遣会社の案件を嫌う」といった傾向がとくに強いですが、本記事もその内容の一環として個人的には受け止めています。
そもそものindeedの前提知識について
ここでindeedの前提知識について振り返ります。
indeedはアグリゲーションサイト、だとか求人検索サイトと呼ばれます。
「indeed」というサイトに掲載されている案件はいろいろな求人サイトに掲載されている案件が集められたものです。
②連携している他のサイトから情報をフィード送信して掲載している
③indeedの管理画面から案件を直接投稿して掲載している
本日の記事は、そのなかで①クローリングに関する内容のものです。
クローリングによるindeedへの掲載が終了
今回、リリースされたのは「indeedが2025年4月にクローリングによる案件掲載を終了する」といった情報でした。
クローリングの案件はすべて掲載されなくなるということですか?
さすがにそれは違いますよ!
そんなことをしたらindeedも掲載会社側もぶっとびます。
もう少し正確に言いかえます。
indeedエントリーは、過去記事で書かせていただきました。
indeedから連携先の求人サイトに移動することなく、求人応募ができるシステムのことをindeedエントリーと言います。
クローリングによるindeed掲載が終了したときに影響を受けるサイト
一番大きく影響を受けるのは、自社で採用サイトを運営している会社です。
理由は、先ほどのとおりです。
これに尽きます。
理由は次のとおりです。
- 自社のサイトがindeedエントリーに対応していない
- 対応させるためのソースやコード、パッケージなどIndeed Japan社からは公表されていない
- 仮に対応ができたとしても相当なコストやサイト改修費がかかることが予想される
自社採用サイトを運営しているのは、人材派遣サービス事業の会社が多いです。
そのため、クローリングによるindeed掲載が終了となったときに一番大きな影響を受けるのは人材派遣業界の会社ということになります。
派遣会社には何のメリットもありません。
自社採用サイトの今後の運用には課題しか残らない形となります。
・indeed経由の応募がなくなるため、どこでカバーするのか
・自社採用サイトの運用方法、活用方法
【本記事のまとめ】2025年4月にクローリングによるindeed掲載が終了するので派遣会社は新たな活路を見出さなければならない
Indeed Japan社は、2025年4月にクローリングによるindeed掲載が終了するとアナウンスしています。
今回の変化点で大きな影響を受けるのは、自社採用サイトを使って常に募集を行っている会社(おもに人材派遣会社)です。
派遣会社における気を付けるべき点は、
- indeedに変わる有料広告の出稿先
- 自社採用サイトの在り方
indeedエントリーの導入ができれば、引き続きクローリングしてもらえますが、あまり現実的ではありません。
現時点では、採用管理システム(ATS)がindeedエントリーの規格に適合しているので、ATSを再活用する会社は今後増えていくと予想されます。
自社採用サイトは多くの金額を投下して制作・運用されていますので、クローズする必要はありません。
ただし、求人ボックスで有料出稿していくのか、リスティングなどのネット広告に展開していくのかは決定する必要があります。
・クローリングについて
・クローリングが終了した場合に起こりうること
・対策
・サイトがindeedエントリーの規格に適合していればクローリングは引き続き行われる
・大きな影響を受けるのは自社採用サイトを持つ人材派遣会社
・indeed以外の有料広告の出稿先の選定、自社採用サイトの在り方を決定していく必要がある
本日は以上です。